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アイルランドの薔薇 (光文社文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
9

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NAO
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アイルランドの過激派メンバー殺人事件を日本人の化学者フジが解き明かすミステリは、隠された事実を知らされている読者とそれを知らないフジとの推理合戦という形をとっている。殺害動機は早いうちからある程度の想像がつくのだが、一見ただの行きずりの旅行者に見えた人物が実はこのNCFメンバーと強い関わりを持っていたというどんでん返しが繰り返されて、最後まで飽きのこないストーリーとなっている。ところで、最後までその正体が明らかになっていない人物がいる。それは、フジ。彼は何者なのか、シリーズ化され明らかになるのだろうか。
0255文字
ささ
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いわゆる「嵐の山荘」もののミステリーで、アイルランドの政治的な背景の元で事件を警察に連絡できないという状況。偶然巻き込まれた主人公の、51ページのこの台詞の後は一気読みでした。「この宿は、何かおかしい。宿もおかしいし、客もおかしい」 アイルランドの歴史も分かりやすく説明されていて読み応えがありました。
0255文字
ばんさん@
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予想より面白かった。これがデビュー作とはビックリ。誰が犯人で、誰が殺し屋なのか、武装勢力との対峙、クローズドサークルのお馴染みの論理的推理の展開に加えアイルランドのお国事情を初めて知って勉強にもなった。それも難しくなくすんなり興味を引かれる。終わり方も良かった。
0255文字
ナオ
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ちゃんと読み手にも伏線が提示されてるのに…読んで納得。5
0255文字
烏骨鶏
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さすが石持浅海さん。素晴らしい本格ものである。 アイルランドの歴史は凄惨なイメージで、私には難しすぎると思ってきたが、とても分かりやすかった。 然しフジ。切れ者すぎやしないか。
0255文字
zilhu496
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5 クローズドサークル第一人者のデビュー作だけあって大したものです。うーん、すごいよくできてる。こんな平易な言葉でしか表現できない自分が情けなくはありますが。この作者の本はもっと読みたい。
0255文字
ととむ
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英語で叙述トリックって成立するのかなー
0255文字
東森久利斗
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クローズドサークルの第一人者として確固たるを地位を築きあげた著者のデビュー作。後から読み返しても違和感のない自然な語り口と舞台設定が絶妙。第一人者となりうる片鱗がうかがえる。他のミステリー作家とは一線を画す特異な舞台と時代背景、社会性は、ミステリー以外の何かを読者に遺してくれる。
0255文字
コユキ キミ
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アイルランドにかかわるサスペンスかと思ったら、絶海の孤島シチュのミステリーに、そのギャップにやられました。探偵役が、何でもできるので、ちょっと、感情移入しずらかったりしました。
0255文字
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