P136「どんなことをしてでも、やり直そうと思います。過去を変えようが未来を矯めようが、なくしてしまったものを取り戻します。もうなにも喪いたくありません」↔️P247『肯定するのと否定するのと、どちらが正しい感情なのかなって。ブタとヒツジの仁義なき戦争みたいに戦って。そのときはこっちがぜったい合っていると思っていたし、今でもまちがっていたなんて思わないけど。でも__』…月子と小豆梓の考え方の決定的な違いが、この二人の台詞からも読み取れますね…。結局、陽人は今巻で副部長、そして小豆梓と決別することに…。→
『幸福な王子』に出てくるツバメのように、尽くしながらも報われない姿が切なかったです…。P193「わたしは庇護されるだけの子どもではありません。先輩は保護してくれる親ではありません。誕生日の幼い子どものように、口を開いて待っているだけなら、わたしはもうなにも受け取りたくないです」…つくしを助けるため、そして筒隠家の呪いを断ち切るため、陽人は”一番大切”な月子と共にすべてのはじまりの場所に向かう…ようやく『対等』な関係になれた陽人と月子は、果たして、望んだ結末を手に入れることができるのか? 次巻も読まなきゃ。
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