形式:単行本
出版社:文藝春秋
形式:文庫
「どれだけ読んでもOkcal!!」シュールで最悪の状況を暴走するブラックユーモアの数々。『暗くて静かでロックな娘』から2年ぶりとなる待望の小説集がついに刊行。「うでがでぶか」。借金まみれの俺は、わけのわからぬまま、“デブ”を、黄色いスパイダーに乗せて北へ向かった……表題作の「デブを捨てに」をはじめ、〈シュール〉な設定、乾いた〈ユーモア〉と、エッジの効いた〈表現〉で、〈最悪の状況〉に巻き込まれた男たちを、独特のスピード感あふれる文体で、泥沼のような日常を疾走するように描く。どこへ行くのかわからないスリルをあなたにお届けする、全四編の平山夢明〈最悪劇場〉。これぞ、小説表現の極北を目指す著者の真骨頂。「まあ、大変、買わなくちゃだわ」
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