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あい: 永遠に在り (ハルキ文庫 た 19-13 時代小説文庫)

感想・レビュー
739

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セビス
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母からのおすすめ本。厳しい時代に生きた人々のお話。 医療を金儲けの道具に使わないという信念。そんな夫を心から尊敬するからこその妻の献身。自分にあまりにもない感情すぎて、なんだか羨ましくもあった。 北海道の寒さの描写が辛かった。
0255文字
ももこ
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江戸末期から明治維新という激動の時代を生きた実在の人物にフォーカスを当てた物語。高田氏の手にかかると歴史に埋没していった一個人が改めて生まれ出る。現在のようにモノに溢れていない時代。人々は知恵を絞って生きていた。そして現在では治癒する病で死んでいく。人の力ではどうにもならない世界。これが本来の姿なのかと思う。 そうして開墾されてきたトマムの地をいつか訪れてみたい。
0255文字
takao
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ふむ
0255文字
ちいママ
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☆4
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PEKO
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ネタバレ関寛斎の妻あいの視点からの物語。蘭方医の著名な方とは、高田さんの作品でなかったら知らないままだった。この寛斎という人は、医学を儲けにしてはいけないという考え方が徹底していて、お金のない人には無料で医療を施し、予防接種を打ち、自分達家族は稗や藁餅なんかを食べ、入院患者に魚などの栄養のあるものを食べさせるというある意味偏屈頑固な医師。そんな夫を最後まで文句一つ言わず、支え続けたあいも徹底したこれぞ良妻賢母。苦労人生の末に北海道へ開拓に行くなんて…幕末から明治初期の隠れた偉人とその愛妻に敬意の言葉しかない。
0255文字
じぇーぼーい
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大河ドラマを見るような超大作。幕末から明治にかけて生きた百姓上がりの名医「関寛齋」、それに従う愛妻あいの物語。昔読んだジャンクルストフを思いおこす。清貧にそして己の幼い頃に抱いた信念は曲げず生きる姿に感銘した。夫唱婦随とはこのことを言うのだろう。でも決して従うだけではなく支え合っている夫婦の理想がある。
0255文字
いっせい
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己の立身出世は求めず、常に弱い者の立場に立って医療の道を突き進んだ末、晩年は北海道開拓の道に身を投じた関寛斎。常に前に出る事はせずに傍らで凛とした姿勢で、彼を、家族を支え続けた妻あい。幾多の艱難辛苦を乗り越え、前に突き進む姿は強い。川中美幸の「二輪草」という歌を思い出した。時間はかかったけど、年末駆け込みセーフで読了できて良かったです。
0255文字
ぶーすか910
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2024ー72
0255文字
もりはな
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四章すべてが「あい」。現代では実在しないであろう夫婦像だが、とても良い話でした。
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ぺが
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幕末から明治の掛けて医師として活動し、晩年に北海道開拓に心血を注いだ「関寛斎」の妻「あい」の物語、お互いを信頼しあい労わりあう姿が素晴らしい、当時の70歳で尚、新しい試み「北海道開拓」に邁進するのが凄い、願わくば、あいに陸別の地を踏んで欲しかったが、史実だから仕方がないか…
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mike
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ネタバレ高田さんの話はいつも優しい。そこに書かれる矜持をもって真っ直ぐに生きる人に感銘を受ける。これは関寛斎と言う医師と妻あいの夫婦の物語。常に貧しい者の事を考え立身出世には関心が無い寛斎の家族は常に貧しく苦労も多い。自分の信念を頑として曲げず己の生き方を貫く寛斎。そして、彼を心から愛し尊敬しずっと支え続けるあい。何度も子を喪い哀しみに打ちひしがれる姿には涙を堪えきれなかった。寛斎は人として素晴らしい。それは分かる。でもそんなに立派でなくてもいいから、私は子どもにはひもじい思いをさせないような父の方が好きだ。
mike

CABINさん、今でも稀にこんな風に私より公を第一に考える素晴らしい人っているけど、何がそんなに突き動かすんだろう…只々凄いなあとしか言えない凡人の私😥

07/09 06:37
mike

やもちゃん、夫婦愛としてはもう素晴らしいの一言✨でも彼の生き方は真っ正直すぎて何だかな😔と思うのよ。後半の突然の北海道開拓も、彼の人生の終わり方も…

07/09 06:43
4件のコメントを全て見る
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絆
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会社の友達に借りた本。関寛斎とあい、までとはいかなくてもこれだけ信頼しあえてお互いのことを思いやれる夫婦になれたらなぁと思いました。一冊手元に置いておきたい本です。
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ジャック・バウアー
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幕末から明治まで生きた、医師とその妻あいの物語、素晴らしい人生観が感動的
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kyoko
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また知らなかった偉人のことを学んだ。関寛斎とその妻・あい。二人の互いを想いやる関係が素晴らしい。70過ぎてなお世のためにと北海道の開拓に力を注ぐ姿勢が凄すぎる!ついていく妻・なおも同様に凄い。
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シャリファ
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実在の人物の話のせいか、他の作品とは少し毛色が違う印象。 関寛斎とあい夫婦はただただ高潔で尊敬するけど、私は真似出来ないなぁと思った。
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黒豆
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陸別の開拓から関寛斎を知り読みました。あいさんの資料はあまり残っていなかったということだが、激動の時代を生きた寛斎のジェットコースター人生を支えたあいさんに敬意を表します。山桃北海道では根づかなかったかな?
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もりみー
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高田郁ワールド炸裂。幾多の試練を乗り越える姿は、あきない正傳にも繋がります。
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ここまま
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明治の夫婦だなって。 ひたすら耐えることが美德。 寛斎先生は医学者としては凄いけど、子育てなんて関わらない、ただ種付けだけ。 だから、我が子が亡くなっても心が折れることもない。 昔ってそれが普通だったんだろうなぁ。 夫婦の会話も乏し。 年子、、幼いあいにお駄賃を渡して、あいの母親を試した。 あのくだりは人として最低な女だなって思う。 最初からお駄賃をあげなかったら良かったわけで、、、どんなにその後 良い人風に書いても白けた。この女、ほんと何様。
0255文字
好奇心
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幕末・明治に実在した医師 関寛斎・あい夫妻を取り上げた物語であるが本の題名に妻のあいと・・近代の幕開け幕末明治には一般に知られた多くの古来からの漢方医ではなく蘭方医いたが、初めて聞く名であった、医師の本分である、世の為・人の為 材もいらず名誉もいらず生涯を捧げた夫婦、浜口梧陵との出会いが最大の幸運であった気がする 才能を秘めたる人には必ず支えてくれる人が存在する気がする、晩年は北海道開拓に身を捧げた、あい、14人の子を産み 丈夫な体だった?寛斎は大正元年、82歳で服毒自殺とは何が?大正天皇・乃木希典関連?
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ふみ
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みをつくしシリーズ以来の高田郁さんの作品でした。人情溢れる登場人物ばかり。その中でも関寛斎とその妻あいの夫婦愛が胸に迫ります。最後400ページ以降は涙無しでは読めません。実在の人物を、資料の少ない当時の女性を書き上げています。高田郁さんの作品がお好きな方、心温まる作品が好きな方は是非ご一読ください!
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東西南北
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ネタバレ医師関寛斎の妻、あい。貧農の家に生まれたあいは糸を紡ぎ機を織る才能があり、寛斎の妻となる。12人も子どもを産んでることに驚き、志の高い寛斎に寄りそい挫けないその性格を尊敬する。
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でこ
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貧農の百性の家にうまれながら、それを厭わず働き、夫の関寛斎(実在の人物)は苦労の末医師になりながら貧しい人からは、治療費を頂かない、江戸から明治の時代に翻弄されながらも、自分を貫き最期まで人の為に生き、夫婦が寄り添って望んで厳しい環境に身を置く、誰も同じ事はできないと思う。 想いを信じて、人との繋がりも出会う人間も素晴らしい。
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キジ猫ハナ
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2024/6 Audible 2
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アサイ
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2024年初読了は高田作品。実在した関寛斎の妻、あいが主人公。関寛斎が崇高であればあるほど、彼と共に生きることは並大抵ではないと感じる。関寛斎が素晴らしい人物でありえたのは、彼の意を理解し、共感しつつ時に諫め、支え、周囲と取りもち、苦難のときも明るさを失わなかったあいの存在があってこそと思う。
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燕(つばめ)
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上総国山辺郡前ノ内村(現在の千葉県東金市)の百姓に生まれ外から「八千石の蕪(かぶ)かじり」と揶揄されるほど貧しい暮らしだった、父の左衛門に兄の修輔が居て妻の年子に機織りを学ばせ寛斎の嫁となり蘭医学が世間に馴染まない時代に「関医院」の家計を助けた、夫婦共に苦労の連続ながら寛斎が気落ちした時にも、あいは全て良い方向に考え行動し寛斎を元気付ける明るさが素晴らしい、銚子、徳島、老年で北海道に移り苦労するが関 寛斎から離れず一生を添い遂げた人生は悔いが無かったのは幸せな限りだろう。
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みや
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大河ドラマになりそうな話。実在の人物がモデルだけれど、人生の山場が多くて、これでもかというほどエピソードが詰め込まれている。
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あっちゃん
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実在の人物という事だけど、なんとも凄い夫婦(笑)昔の人は、なんていう言葉では表せない人生に対する挑戦者だなぁ!そしてこの作家さんの筆力で更に増すわ( ̄ー ̄)
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ranako
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とても沁みました。何度でも読み返したい。何度も涙しました
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やまたか
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関寛斎、すごい男がいたんですね。濱口梧陵も大きい。そして、あいも実に強くて優しくて大きい女性。常に物事の明るい方を見るという姿勢を見倣って生きていきたいです。
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みなみ
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関寛斎の妻、あいの物語。関東の貧しい百姓から機織りの技術が認められた、あい。寛斎と出会い、医師・寛斎の技術が認められ、徳島へ。生活も豊かになり、めでたしめでたし…で終わらない!? 60代にして北海道の開拓へ。ガッツありすぎなご夫婦の愛の物語。愛と言っても、激しいものではなく、静かに積み重ねられた日々(移動歴はかなり激動だが)。人生の節目節目に良き出会いがあり、こういう上司・友人が居ればなあと思ってしまった。いや、居るけど、私が気づいていない・ご縁を生かせてないのかもしれない。勤勉な日本人像が学べる。
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山城登
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ネタバレ高田郁さんの「みをつくし料理帖」シリーズや「ふるさと銀河線」を読了していたので、作者のこの作品に対する思いが分かる気がする。関寛斎・あい夫妻の物語を読み進めると陸別で星空を眺める夫妻や雲外蒼天の料理人がオーバーラップしてくる。この作品でも倹しさが主題となる。自らは倹しい生活をしながら貧しい者からは薬礼は取らない寛斎。そんな寛斎を禍いに直面しても挫けず「人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り」という濱口梧陵の言葉を胸に支え続けるあいの強さが「婆はわしより偉かった」と寛斎に言わせたのかもしれない。
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bookshelf_yt07
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上総の貧しい農村に生まれながら、秀才で医師となった関寛斎。寛斎に嫁いだあい。夫婦となった二人は幕末から明治にかけて、銚子や徳島で医術を施し、弟子を育てた男とその妻の一代記。 恥ずかしながら、関寛斎を知らなかったが、読んで胸熱くなる作品。
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クボタ
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髙田郁さんの小説は全て読んだと思っていた。図書館で「あい」を見て再読のつもりで手に取った。読み始めて読んで無かったのに気付いた。関寛斎の妻あいの物語だった。関寛斎は北海道開拓を老齢から始めた人だがこの人のことは前に何かで知っていた。妻あいについては記録に残っているものが少ないだろうから創作が多いのだろうがさすが髙田さんの作品だと思える。良い作品だった。
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雪乃
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【図書館本】面白かった。
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Ayumi Shimojoh
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土日一気に夜ふかしし、読みやすい文と大きめの文字。参りました、関さん。ばばはわしより偉かった、との言葉から妻の物語で、偉人の偉業を伝えている。外房、銚子、徳島、札幌、樽川。親や夫に従い、転々とするのに強くなっていくのは何故でしょう。その土地の味に愛着が持てれば、物事は思いがけず上手く運ぶものですよ。娘というよりも、頼り甲斐のある分身のような存在だった。無心に、丹念に心の土壌を耕すことで育つ芽もきっとある。
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やぎ
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一番最初に読んだ著者の作品は時代小説ではなく「ふるさと銀河線」という現代物の短編集でした。廃線となる北海道のふるさと銀河線で陸別を訪れ、陸別開拓の祖「関寛斎」を知り、妻の「あい」についていつか書きたいと思ったそうだ。幕末から明治にかけて医師として活躍した関は徳島では貧しい人達からは診療費を取らず「関大名人」として慕われていたが、72歳にして原野だった陸別の開拓に全財産を投じた。それを支える妻「あい」の目線で描かれた物語。時代とは言え妻としての献身的な愛と、何人も子を失った母としての愛に触れ最後は涙した。
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koshiner3
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北海道開拓の父と呼ばれた関寛斎。 その妻のあいを中心に描いた物語。 夫婦の慈愛溢れる人間性に最後は感動で涙が止まらなかった。 <心に残った言葉> 関寛斎:弱い立場に置かれた者、差別される側の気持ちに心を向ける姿勢を失わない。 濱口梧陵(関寛斎を支援した実業家):人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り。 それにしても髙田郁さんの描く物語は、読むのが辛くなるほどに心を打たれる。
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小松 辰雄
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星3つ。偉人の後ろを支えた人だろうが、この人も偉人だね。まさか年取って北海道を開拓しようとは。
0255文字
ひろ
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関寛斎という人は初めて知りましたが、読み終わって率直にすごい爺さんと婆さんだな、と思いました。これが実在のご夫婦の話というのが驚きです。北海道の開拓者の1人ということだったので、いつ北海道に行くのかと読み進めていたのですが、中盤にさしかかってもまだ行かない。一体いつ行くのかと思ったら!「人たる者の本分は、眼前にあらずして、永遠に在り」というヤマサ醤油の四代目当主濱口梧陵の言葉をそのまま真っ当して生きた夫婦だからこそ、心に響きます。人生の最後まで己の本分を全うしようとする夫婦の生き様は圧巻。
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あい: 永遠に在り (ハルキ文庫 た 19-13 時代小説文庫)評価61感想・レビュー739