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ヒトラー・ユーゲントの若者たち―愛国心の名のもとに

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Kesera
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まだ幼い未熟な精神が、何かを熱狂的に信じてしまい、しかも時代がそれを後押ししていたら、どれほどの不幸が起きてしまうのか。 同じく熱狂的な軍国少年たちを生み出し、戦場へ駆り出した国に生きる者としては、身につまされる他人事ではない歴史に感じる。
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やままこ
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関係者の証言を交えながらヒトラー・ユーゲントとは何だったのか?を綴る本。ノンフィクション児童書。 シンプルな言葉で伝えようとしてくれるので、とて理解しやすい。 当時のドイツ国内の雰囲気や空気感が伝わってきた。 ヒトラーユーゲントでない若者の事にも触れていて興味深い。 留まる事なくエスカレーションするナチズム偏向の洗脳教育と、その悲惨な結末。 教育って大切なんだなぁと改めて痛感した。
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も
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元ヒトラーユーゲントの方々の記録、証言を中心に、ナチスの対若者政策を時系列で説明。的が絞られており、自らと比較できるので、若い読者に分かりやすい資料のひとつとしてお勧めできる(小高〜)。洗脳的に帝国主義、反ユダヤ主義を植え付け、積極的主体的かつ盲従的な少年兵に仕立て上げる様は反吐が出そうで、頁をめくる手が何度も止まった。憧れ、レク、高揚感、使命感、敢えての除け者づくり、ナチスの誘導は実に巧妙。様々な証言の中、白バラ運動、ショル兄妹の高潔さが一層際立つ。ショル兄の処刑直前の言葉「自由万歳」。現在品切…涙
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元気伊勢子
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偏った考え方、白と黒しかない考え方というのは、恐ろしいと実感した。現代の世界情勢と似ている。まだ物価高が続くそうなので、そんな時に、救世主と称して恐ろしいことを企てるリーダーが現れて戦争なんてなったらと想像すると無知ではいられない。
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ポピプペポット
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ノンフィクション作品を多く発表している作家さん。児童書なので凄くわかりやすく丁寧に書かれている。これから読む人は著者あとがきまでしっかり読んで欲しい。洗脳は恐ろしい、無知は怖い。こういった史実を元に書かれた物語は継承されるべきで、世界の人々が同じ過ちを繰り返さないよう警鐘を鳴らし続けていくべきだと思う。 今だからこそ読むべき一冊。読みながらロシアが頭をよぎった。。攻撃を仕掛けてる側はされてる側の恐怖なんてこれっぽっちもわからないんだ…
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あわ雪
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中学生以上向け。日本でも軍国少年はいたから、ドイツにもあったんだろうな。映画で「白バラは死なず」を見たことあるけれど、彼らはヒトラー・ユーゲントに描かれたくないだろうな。
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lovemys
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憧れのナチス隊員や総統のために、一生懸命に行動する若者たち。とくに小学生とか見ていると、褒められるために頑張るという無垢な心があるのが分かる。そんな彼らの純粋な心を踏み台にして戦争を始め、彼らを最前線に立たせるなんて。読んでいて気分が悪くなる。親は必死でヒトラー・ユーゲントに入らないよう説得するけど、思春期の子どもたちが親の言うこと聞くわけない。責任を取らず自殺したヒトラー他幹部たち。ユーゲントたちは最後まで責任をとり、こうやって事実を語っている。教育の大切さを痛感する。子どもたちを守れる大人になりたい。
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いよの缶詰め
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言葉に言い表せない程生々しいものだった。ゲシュポタは聞いた事があっても、そんな組織が存在した事は全く知らなかった。洗脳はここまで何も知らない子どもを染め上げてしまうのか。とても身の毛がよだつ。その染まりきった中に、「おかしい!」と声に大にして動いた白バラの人々。日本には白バラのような人達はいたのだろうか。読んでいる時、有川浩の『図書館戦争』や安里アサトの『86』が頭を過った。
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猫武炸成
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<HITLER YOUTH>  ブックデザイン/城所潤
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アーサー
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何年か前にアイドルグループの着ていた服がナチス風である事が問題になってたけど、当時はまぁ、ダメだよね。くらいの軽い考えだった。読後には、無知って恐ろしいし二度とこんな出来事を起こしちゃいけないと思った。非人道的的な考え方に自分は染まらないと思ってたけど、それが教育の中や若者がかっこいいと思えるような仕組み作りで巧みに洗脳していく様が怖かった。自分が渦中にいたらどうしてたんだろう?高校生の必読書にしてもいいんじゃないかなぁ。
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ふろしき🍐
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ネタバレ佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』の参考文献リストから。児童向けということもあり読みやすかった。あとがきにもあるが、物語を語ること・読むことによる記憶の継承に主眼があると思う。 反ナチス運動の指導者たちが、若くても(学生でも!)処刑されたことが個人的に衝撃。 経済の行き詰まりから、不満のはけ口としての排外主義・差別主義を煽動して……というのは現在も続く問題だが、教育を通した洗脳で子供が親を密告するまでになる、というのは想像が及ばなかった。 ところで地図と年表が欲しいところ。
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Nobuko  Hashimoto
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児童書ってすごい。内容は密なのだが、子どもでも理解できる言葉で綴られている。ヒトラーは確かにカリスマ的指導者であり、確信的にドイツ民族を至上とする強い国家をつくるために、彼がその構成員とみなさない者を徹底的に排除し、それを欧州中に拡大しようとしたのだが、子どもや若者もそれを熱狂的に支持していた。そのことを可能にした仕掛けや過程を、証言を織り交ぜて濃密に紹介している。ただ、欲を言えば年表や図、写真、証言者の紹介一覧などが欲しい。特にこういう歴史ものには、年表は内容の整理と振り返りのために必須じゃないかな。
Nobuko  Hashimoto

自分用メモ。障害をもつ人は「無駄飯食い」だとして医者が生殺を判断し、殺していった「安楽死(慈悲死)計画」(T4作戦)は、1938年にヒトラーに届いた、ある夫婦の手紙。障害のある我が子の安楽死を認めてくれという嘆願書がヒントになった。1939年、安楽死計画を認可。41年には、高齢者についての質問表が各家庭に。ガレン司祭がこれを批判する説教を行い、これが広まって、市民たちが反対運動を起こし、安楽死を停止する命令が下される。すでに10万人が亡くなり、不明者を合わせると20万人が犠牲になったという推定値も。

10/07 13:31
Nobuko  Hashimoto

ブログに似たようなテーマの児童書のリンク集めました。https://chekosan.exblog.jp/30246517/

10/07 14:18
4件のコメントを全て見る
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Lumi
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ナチス政権下『ヒトラーユーゲント』という少年たちの組織が存在した。大人たちの干渉しない、子供たちだけの組織。夏のキャンプ、本格的な戦争ごっこ、隊服など子供たちの心を満たす要素が満載の組織。子供たちは次々と組織に入隊する。だんだんヒトラーユーゲントの力は増し、教師も恐れる存在となっていく。ヒトラーユーゲントに入隊しない子供は宿題を増やされたりする。 ついにはヒトラーユーゲントへの入隊は強制的なものとなる。戦争末期には15・6の少年達が銃を手に前線へ出向いた。
Lumi

子供たちを洗脳し、戦争へ向かわせたヒトラーユーゲントという組織。少年たちを戦争に利用したナチスの残酷さ、洗脳の恐ろしさを感じた。

09/15 00:19
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runa
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ヒトラーではなくあの時代のドイツ国民、特に青年達に焦点を当てたお話。児童書と言うだけあって文章はとても読みやすかった。内容は…正直かなりキツい。目を逸らしたくなる。でも、きっとこの痛ましい事実を知らないままでいたら、いつかヒトラーのような人間が現れたとき、希望だと、受け入れてしまうだろう。
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Cinejazz
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ヒトラ-・ユーゲント(ヒトラ-青年団)は、ヒトラ-への忠誠をナチスによって洗脳され、ドイツを勝利に導くため憎悪と殺戮を奨励された、十代の若者たちの痛ましくも悲壮なドキュメントです。アーリア人とユダヤ人、弾圧と侵略、迫害者と犠牲者など、戦争が生み出す狂気は、人間の愚かしさの極限を見せつけられて、胸をえぐられます。「白バラ」の抵抗運動が示したように、ドイツの全ての若者の心が、ナチスによって毒されてはいなかったという事実は、尊い犠牲の果ての救いと慰めとなりました。
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たまきら
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私たちは、歴史から学ばないで、堂々巡りをしているだけなのだろうか…最近の世界情勢を恐ろしいと感じるからこそ、世界中がもう一度学ぼうとしているのではないか…この児童書を読んでそう思いました。純粋な十代の頃、名誉ある死や早逝はかっこよく映ったものです。悲劇的な死を遂げたミュージシャンや、自殺したアイドルが自分の代ですが、戦争体験者が語るのは「木口小平は死んでもラッパをはなしませんでした」。若いうちに多角的に物事をとらえ、疑うことを覚えてほしい。美しい仮面をつけたものに、利用されて欲しくないから。
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よぽ
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ネタバレ少年少女がナチスによりどんどん洗脳されていく様が本当に恐ろしい。子供が親を通報し、親が逮捕されるという「1984年」と同じことが現実に起きていたなんて。偏った教育の影響力の大きさにおののくが、その中でも自分の信念に沿って行動した人々の存在に人間の希望を感じる。今世界がどちらに向かっているのか、これを過去の事だと片付けられないのではないか。多くの人に読んでほしいと思います。
よぽ

「わたしたちは、私心がなく、謙虚で、勤勉で、いつも友好的で、進んで他人に手をさしのべる人間になろうと努力していたのですが、そのすべては、自分の国の人々に対してしか向けられていなかったのです」「優しさや、自己犠牲、活力、責任感といったものは、もしもそれらが排他的で、自分たちだけしかそこから利益を得られないのだとしたら、いったいなんの意味があるでしょうか」

09/08 09:50
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roco
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ネタバレこの本は読んでよかった!ヒトラー・ユーゲントについて米国人の著者が取材したことを、感情的でなく淡々と語るが戦慄の内容だ。戦時下や独裁政権が教育を通じて子供を洗脳していくことはよくあることだが、この徹底したやり方はどうだ。ヒトラーを疑問視する親に対して、子供が自分の親を恥じたり密告したりする。恐ろしい。そしてこれは未来への警告でもある。いや現在かもしれない。不況・失業・戦争の負債の苦しい生活の中で人々はリーダーを求めていたという。子供たちは制服やバッジに憧れた。(つづく)
roco

しかしヒトラーに投票したのは子供ではない。ヒトラーを権力の座に押し上げたのは民衆だ。そしてユダヤ人を虐殺した優生政策。それを受け入れる下地もあったのだろう。ユダヤを嫌ったのはドイツだけではない。亡命するユダヤ人の受け入れをアメリカを始め他の国も制限したのだ。一方、戦後、アイゼンハワーはドイツのメディアに、たとえ連合軍批判になろうとも言論の自由の必要性を伝えたという。

06/25 22:52
roco

「白バラ」で有名なゾフィー・ショルの話も出てくる。ゾフィーのすきなハイネ(ユダヤ人)の本も焼かれた「本が焼かれるところでは、やがて、人も焼かれるだろう」これはその100年前にハイネが警告していたことだった。……考えることがたくさんになりまとまりません。。。

06/25 22:53
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四男の母
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まだ何にも染まってない若者たちは本当に染まりやすいんだなと思った。それでも、どういうことをさせられるかわかってるから死刑になってもユーゲントに入るための署名はしないという子達もいたし、白バラの子達もいた。自分の子たちは自分の考えをきちんと持って行動できる人になってほしいとつくづく思った。
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Tomio
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厳しい情報抑制により、ユダヤ人などが、何をされていたか、知らなかったドイツ人も多かったと言う。知らなかったのか。知ろうとしなかったのか。 知ったところで、密告と処刑が蔓延する生活の中で、何が出来たか。 何を信じれば、自分や自分の家族が安全に生き延びられるのか。 倫理を無視しなければ生き延びられなかった人もいただろうし、危険を犯しながらも、自分の倫理観に沿って行動した人もいた。 ヒトラーはドイツの同一化を目指したが、それは自由を求める心と葛藤し、ドイツ全体を複雑にしてしまったように感じた。
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ay
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[図書館]ナチスを支えたヒトラーユーゲントの話。⚫︎ナチスのしてきたことは悪事がほとんどだが、ドイツ国内の雇用を増やし、“すべての人に職とパンを”という公約は果たした。果たして現代日本はどうなのか?⚫︎ヒトラーの独裁が可能だったのは、少年少女を取り込みその親たちも取り込んだことも一因。判断力の乏しい少年少女から手をつける卑劣なやり方。でも少年少女には魅力的に映ったのだろう。現代日本の指導者は誰の目に魅力的に映ってるのか?ナチスを目指しているつもりか知れないが(例えが変だが)足下にも及ばないな。
ay

⚫︎独裁を許すのに一番悪いのは、人々の無関心。みんな現代日本の政治にもっと目を向け、ダメなことはダメとはっきり意思表示しなければいけない。子どもを政治のダシにしてはいけない。

11/30 22:50
ay

⚫︎かのシーラッハのおじいさんについてもユーゲントの全国指導者として言及あり。史実なのだと再確認。

11/30 22:53
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ミネチュ
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ナチス・ドイツの少年組織であるヒトラー・ユーゲントの話。元ヒトラー・ユーゲントの人からの聞き取りをもとに、物語風に書かれたもの。おそらく10代向けの本と思われる。 しかし、子ども向けとあなどるなかれ。ナチス・ドイツの恐ろしさを存分に伝えてくれる本です。ナチス・ドイツ、ヒトラーは本当に恐ろしい。 多くの人に読んでもらいたい本。
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つき
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「愛国心」という大義名分のもと、ドイツの若者たちに施されたナチスの教育(洗脳)が、知る力、考える力、批判する力を奪っていったことに恐ろしさを感じる。 ヒトラー・ユーゲントたちは、ゲットーや収容所の現実を知ることはなく、また知ろうとしなかったそうだ。「故意の無知」がいかに罪深いものかなど、たくさんのことを考えた。 ヒトラー・ユーゲントでありながら、混沌で邪悪な政治から目を背けるのは卑怯なことだと、自分の政治的な考えに妥協をしなかったゾフィーが愛読していた、ドイツの詩人 ハインリヒ・ハイネの『本が焼かれるとこ
つき

『本が焼かれるところでは、やがて、人も焼かれるだろう』という言葉も深く印象に残った。

04/28 22:35
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hatman
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ヒトラーユーゲントに関係する実話を、立場の異なる視点からいくつかの話として記している。ヒトラーは12年の長きにわたり若者の洗脳に成功した。子が親を密告したり友人を密告したりと全体主義に支配されている中で、白バラ抵抗運動などすべてがナチスに染まったわけではないことが強調されていた。ヒトラー暗殺を題材にした映画「ワルキューレ」を思い出した。中学生向けだけあり、ゲシュタポやSSの活動概要などわかりやすかった。それでもちょっと悲惨すぎる話かな。。。
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yurari
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ヒトラーユーゲントのことを知ったのは、梨木香歩さんの小説。純粋が故に、いとも簡単に洗脳される青年達をナチスは利用していた。時に彼らは自分の両親さえも密告する。ナチスのやり方は、悪どいものの賢いと思わざるをえない。こんな世の中にいて、抵抗の声をあげ、命を散らしたハンス・ゾフィー兄弟。彼らの抵抗は、白バラ抵抗運動と呼ばれる。もっと勉強にしないと。
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三和音
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プロパガンダや洗脳教育により進んでナチスに加担したドイツ(アーリア人)の若者たち。彼らユーゲント団員はナチに利用された犠牲者とみなされ、一人も戦後のニュルンベルク裁判にはかけられなかったが、いかに子供たちが染まりやすい存在であるかを考えされられます。現代でも洗脳教育が行われ、実際に洗脳された人々を生み出している国々もありますが、つまりは今でもナチスの台頭のようなことは起こり得るということかもしれません。多様性のある意見や真実の情報を得る努力、正しい歴史を学ぶことが必要ですね。☆5/白バラ:ナチへの抵抗集団
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にゃん
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【図書館】ナチスやヒトラーの話に必ず登場するヒトラー・ユーゲントに興味を持ち、本書を手に取りました。彼らは間違いなくナチスの被害者だと思う。ナチスにとって都合が良いように教育され、虐殺など人非道な行為について知らされず、戦力やヒトラーの政治的な駒として利用された。国へ忠誠心や自己犠牲の精神など、戦時中の日本を彷彿とさせる。
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みなみ
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社会の土台が揺らいで混乱している中で、若者を煽り、洗脳し、自分の味方につける。この状況はいまの日本に似ていてこわくもある。取り返しがつかなくなってからでは怖くて声を上げられなくなってしまう。じわじわと自由を縛ろうとする者たちが力を伸ばしていく時にこそNOを突きつけなくてはならないのだと痛感させられた。それにしても、日用品の供出、疎開、青年団の結成、「女は子どもを産め」という価値観、思想統制、これは日本の先の戦争でも起こったことでは無いか?
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nako*beary
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社会の若者への影響力は大きい。そして、若者の持つエネルギーはあなどってはいけない。
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ぽけっとももんが
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皆川博子氏の「総統の子ら」を思い出す。ヒトラーユーゲントの彼らは、おそらくわたしたちとなんら変わらない若者だったはず。それが教育され、洗脳され、ほかの選択肢を与えられないまま突き進む。ハイネの言葉「本が焼かれるところでは、やがて、人も焼かれるだろう」。これを忘れてはならない。
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non
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 ('14-199)調査とインタビューによる少年少女のナチス・ヒトラーの12年間ノンフィクション。それぞれが正当化しながら、正義として行った結果。熱狂による破滅。‘本が焼かれるところでは、やがて人も焼かれるだろう:ハインリヒ・ハイネ・あの日ドイツ人が団結して立ち上がりユダヤ人を助けるということも起こりえた・あなたやわたしは、生産者であるあいだだけしか生きる価値がないというのですか’前後しつつも時代を追って進む(児童書ということも)ので状況が分かりやすい。非人道的行為の数々。死のための行為。お国のためであっ
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つぼみ
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ヒトラーについての本ではなく、1933~1945年までの間、ヒトラーとナチスに従った、少年少女と十代の若者たちについての本。教育という名の洗脳の恐ろしさ、極限状態に陥ればそうなのだろうなぁという人間の業を感じました。子供の密告のせいでゲシュタポに捕まった多くの親達、正しいドイツ語を話せた事で命が助かったユダヤ人の少年。知的障害者や身体障害者・目の見えない者・犯罪者に毎月かかるお金を減らすため殺したり、ナチスの医師たちが不適格で望ましい子供産むことができない男女を強制的に子供の産めない身体にした。
佳音

いいえ、勉強になりました。服従の心理という本や夜と霧を読むとまた深まるかもしれませぬ。

08/23 23:44
つぼみ

佳音様 コメントありがとうございます。まさに服従の心理。極限状態に置かれた人間の選択。夜と霧は未読です(おはずかしい)が、白バラに関する文献やナチスやヒトラーに関する文献も深めて読みたいと思いました。拙い文章で勉強になったといっていただけて光栄です。ありがとうございます♫

08/23 23:48
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ちいさな図書館
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8月は戦争に関連するものを読むことにしているので、最近気になっていたこちらを選ぶ。柔らかい若者の心を的確に操り利用したやり方の巧妙さが見事過ぎて震えがきた。でも、何故だろう、そんなに遠い話には感じられなかった。1人ひとりの考え方を認めないで奪ってしまうことは意識してみるとそこらじゅうで起こっている。それらをどんどん濃密に煮詰めていくと、戦時中の日本やドイツのようなことは、現代だって簡単に起こり得ると感じた。だからこそ、本当の意味で、1人ひとりが自由に生きる権利を守ることがとても大切なんだと思った。
0255文字
ほんよむしばいぬ
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こうして熱狂は作られて行くのだなという恐怖。今でもゆっくりと洗脳は進められているのかもしれないですね。当初、国民の大多数は無関心であったというところは今の日本の状況をどうしても連想してしまう。 ジュニア向けの本なのですぐに読み終わります。
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マキ
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新聞で見た書評にひかれて読んだ一冊。 純粋だからこそ、洗脳され利用されてしまった若者たち。情報が手に入りにくかった時代だったとはいえ、正義と悪の判断が、こんなに簡単に塗り替えられてしまう恐ろしさを痛感した。 言われたことをただ信じるのではなく、自分で確認し考えていくことが、過去の過ちを繰り返さないことなんだと、改めて感じた。
0255文字
エイコピクミン🌱過去レビューにナイス⭐︎ありがとうございます
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当時の記憶を再現した台詞などで構成されたノンフィクション。初期のヒトラー・ユーゲントには、普通の子がかっこいい制服やバッジに憧れ入団し、規律正しい野外活動を楽しんだ。いつしか入団は強制力を持ち、拒めば重い刑に。愛国心という名のものに子供が親を密告することも。。子供達が巧みに利用されるのでだんだん気が重くなりましたが、読んで良かった。迫害された側の子供が主人公の小説を読んだ時、ユーゲントの子がこっそり手を貸す場面がありました。現実にもこんなことがあったに違いないと信じたい
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ス
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「わたしは若い人たちとともに歩み始める」「我々年長者はくたびれきっている……それにひきかえ、我が偉大なる若者たち!いったいどこに、彼ら以上に素晴らしい存在があるだろうか?見よ、若者たちを!なんと可能性に満ちていることだろう!彼らとなら、わたしは新しい世界を創造することができる」
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くるり(なかむらくりこ)
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「ヒトラー・ユーゲント」は「ヒトラー青年団」つまり、ヒトラーの政治思想に傾倒し、政治活動に身を投じた若者たち。インタビューと事実関係のみの淡々とした描写で、当時の狂気の本質を描き出していく。若さゆえの純朴さに比例する容赦ない残忍性は、中国の紅衛兵や日本の学生運動にも通じていて、そのある種の「普遍性」に愕然とする。そんな中でも、「白ばら運動」など「人は正しいことのみを信じる勇気をもたなくてはならない」という信念を貫いた若者もいた。その勇気の意義を、今の時代こそ私達は若者に伝える義務がある。
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ヒトラー・ユーゲントの若者たち―愛国心の名のもとに評価95感想・レビュー65