形式:文庫
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
毎夜、夢に現れ「忘れるな」と告げる女性に恐れを抱く神様・天道根命(あまのみちねのみこと)。力を削がれ昔の記憶を失ってしまった神様からの御用は、その女性が誰なのか突き止めて欲しいというものだった。夢の女性が付けていたという簪(かんざし)を頼りに、良彦と黄金は天道根命が国造(くにのみやつこ)の祖として治めた和歌山へ向かう。そこで出会ったのは、良彦のかつての野球仲間で……。和歌山を舞台に、埋もれた歴史と人の子たちの想いが、いま紐解かれていく――。
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