読書メーター KADOKAWA Group

作家の日記 (4) (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 ト 4-4)

感想・レビュー
3

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
brzbb
新着
漫画化された「おかしな男の夢」目当てだったんだけど、他の部分も読んでみたらまさかドストエフスキーがこういうタイプの論客だったとは。妄想と偏見に凝り固まった政治談議。博愛主義や平等、全人類のための奉仕などキリスト教の精神が根底にあるのは確からしいんだけど、それが愛国主義に結びついているので、ロシアだけがキリスト教の守護者でありロシア人は純真無垢で、とにかくロシアが世界を支配すればそれで世界は良くなるのだと信じてるらしい。150年前に書かれたものであり、産業革命やフランス革命、ロシアでは農奴解放があって
brzbb

近代化の過渡期、世界がどうなってしまうのか当時の誰にも予測はつかなかったと思うし、列強に追いつこうとしていた当時の国ではありふれていた論調かもしれないけど、それにしても読んでるとだんだんむかついてくる。第一次大戦、ロシア革命、第二次大戦、今回のロシアの侵攻……この150年で起こったことを目の前に突き付けてやりたくなる。言ってることはいまのネトウヨyoutuberと変わらないんで……しかしこれは150年前とやってることが同じネトウヨのほうを恥じるべきか。

12/18 10:25
brzbb

キリスト教精神を説くところとか、ところどころいいこと言ってるところはあるんだけど、とにかくロシアだけが素晴らしい国で、西ヨーロッパの国々は腐敗堕落しているってことになっちゃうから……。

12/18 10:29
0255文字
astrokt2
新着
未レビュー
0255文字
全3件中 1-3 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません
作家の日記 (4) (ちくま学芸文庫) (ちくま学芸文庫 ト 4-4)評価44感想・レビュー3