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理研の闇、日本の闇[上巻]科学者の楽園と大日本帝国

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Isamash
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薩長志士を英雄視する史観に異議唱えるノンフィクション作家鬼塚英昭氏の著作。理化学研究所は渋沢栄一の奔走により設立されたらしい。その先見性が賞賛されているが同意できる。また薩長から優れた科学者は生まれず、幕臣の息子や先進的大名がいた藩から誕生と指摘。何と高嶺譲吉は金沢藩により12歳の時に長崎に留学という。本書主題は大河内正敏の多才な能力、理研をいかに私物化したか、理研コンツエルンが膨大な借金を抱え経営危機に落ちいっていた、光と影の実態が描写される。理研研究者の鈴木梅太郎、長岡半太郎の研究にも触れられている。
0255文字
Ramgiga
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渋沢栄一の理研設立から、大河内正敏の研究成果の産業化によるコンツェルン形成と経済的破綻、さらに軍需産業団化までの歴史の前編。大河内が目指したのは、科学技術による産業の近代化。その意味で、戦後の産業界が科学技術の振興と国際協調が主軸となったことを考えると、流れを先取りしていたと思う。時代の流れのなかで、経済原理が不要な軍事産業化、全体主義へと思想は変遷するが、彼が当時の突出した知の巨人であったことは間違いない。
0255文字
たつのすけ
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0255文字
Apoptosis
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引用が多すぎて読みにくく苦労した。理研という組織がそうとう生臭いものらしいことは理解できたが。
0255文字
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