形式:単行本
出版社:致知出版社
出版社:情報なし
「かくしてわれわれは、今一人の個人としては、ひと度自覚の立場にたてば、自己の今日まで歩んで来た一切の歴程が、すべてこれ自己の今日あるを得るために絶対必然だった趣を、その一々について身証し得ることは、いやしくも自覚の一端に触れたほどの人ならば、何人も首肯しうる処であって、自覚とはかかる点からは、またこれを一切過去の全的肯定というべきでもあろう。」
「歴史において真に不滅の光を放つものは、単なる歴史的意義の自覚というに止どまらず、これを当人としては、まさに絶対必至の一道を辿ったものというべく、即ち歴史的自覚の背後、直に絶対的自覚に直接するものでなければならぬ。」
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「かくしてわれわれは、今一人の個人としては、ひと度自覚の立場にたてば、自己の今日まで歩んで来た一切の歴程が、すべてこれ自己の今日あるを得るために絶対必然だった趣を、その一々について身証し得ることは、いやしくも自覚の一端に触れたほどの人ならば、何人も首肯しうる処であって、自覚とはかかる点からは、またこれを一切過去の全的肯定というべきでもあろう。」
「歴史において真に不滅の光を放つものは、単なる歴史的意義の自覚というに止どまらず、これを当人としては、まさに絶対必至の一道を辿ったものというべく、即ち歴史的自覚の背後、直に絶対的自覚に直接するものでなければならぬ。」