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海辺の週刊大衆

感想・レビュー
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momo_ohana
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最初はなかなか入り込めず、なんなんだ??と思って読み進まなかったが、途中から『週刊大衆』との関わり方、その視点と妄想に巻き込まれていた。 バカバカしいけど、繊細に真面目に描く視点が、読了後にすっきりした満足感を与えてくれた。 別の作品も読んでみたい。
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レイコ
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文学とは対極の位置にある(?)週刊大衆。この雑誌を軸に、奇想天外な物語が展開する。無人島?漂流?そこには一冊の週刊大衆。ここから壮大な妄想を繰り広げる主人公。妄想はあらゆる方面へ広がり、そして少しずつ、過去の思い出がまざる。教室のざわめき、付き合ってるとは言えない淡い恋。週刊大衆絡みが訳わかんないけど面白い!おまけに青春の甘酸っぱさも堪能してたけど、おい待てこの人遭難してたんだよな?無人島生活の辛さ描写がほぼゼロで、だけどラストはずっしりと切なさが。作者にはまんまとやられた。良い体験だった。
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アスワンハイダム
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しつこい、とにかくしつこい。
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shirokumades
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大喜利ですな
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冷狸
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発売日に購入して積ん読のまま三年。文庫化?又吉主演で映画化?驚きのまま一気に読んだ。無人島と週刊大衆の妄想小説。これを映像化してどうするのだろうか。ぜひ見たい。
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mayumi225
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壮大なる,そして切羽詰まった暇つぶしの本。そう,これほど暇つぶしに切羽詰まることがあるだろうか。どこかで遭難したとき,何もかも失ったとき,この本を思い出す気がする。砂にまみれた週刊大衆と,きらりと輝く人間の尊厳。実にくだらないけど,高等である。
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ほっかいジンくん
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こんなんでも小説になるのか、という小説です。 週刊大衆と無人島が、小説のねた。週刊大衆以外何も無い生活。 食べ物、水は多少あるという設定ですが・・・・.
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うたかた
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多重債務から流れるように行われる妄想の千本ノック、本来の趣旨が何なのかもわからなくなるようなストーリー、ゆるゆるエンターテイメント、面白いです、映像化ってどうしてるのか楽しみ。
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ココアにんにく
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「教養とは自分一人で時間を潰す能力のこと」という中島らもさんの文章を思い出しました。たぶん、外見上はぼんやり独り無人島で体育座りをしてる青年。その頭の中はめまぐるしい。雑誌の中における「週刊大衆」という雑誌のポジションが分かればもっと楽しめたかも(なんとなく分かってきたけど)。それにしても、無人島で唯一の文明のモノが「週刊大衆」とは。読んでいくうちに「週刊体臭」に見えてしまう。体育館に盗難品を並べる作業…巻末解説がキンコメ高橋さんというのがシュール。
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なまけもの
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せきしろさんのもつ想像力というか、妄想力はすごい。タイトル通り設定からしてくだらないし、そのくだらなさが永遠と続く作品なんだけど笑、それでいて下品でないのは、妄想ながら読者も寄り添うことができるような、不思議なリアリティがそこにあるからなんだろうな。
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まゆ
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週刊大衆は読みたくなりません。ひとつのものでこんなにも広がる思考に脱帽しました。ラストが切なかったです。
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けえこ
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思考の全てが週刊大衆に結び付く無人島生活のお話。
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yasu
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流れ着いた無人島で一冊の週刊大衆を拾う。食べ物を採集したりもしているようだが、サバイバルのくだりはほぼ無く、ただひたすらに週刊大衆で遊ぶ小説。くだらなさに笑いながら読んでいましたが、だんだんとその細かい想像力に少し怖じ気付いてきました。くだらないのに硬質な文体なのがまた面白いです。
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わらわら
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せきしろさんは(さんと言う敬称はよく似合う)1970年生まれ、私よりも18歳年下のだが、本を読むと自分の想い出がドンドン浮かぶ。「週刊大衆」何故か家に転がっていたと思う(母と姉2人の家族なのに)小学生の時(中学生かなぁ)女子が数人、友の家に集まって、エロ週刊誌を持ってくる。週刊大衆持って行ったと平凡パンチ(こりゃぁ盛り上がった)こんな想い出、せきしろさんの本を読まなければ思い出さない。ホンマは本に出てくる週刊大衆は、セツナイ、悲しい週刊誌なのです。袋とじもついてます(図書館の本あいていた)
とくてる将軍

こっちの図書館では袋とじ開いてませんでした。まだ、気になっています。

08/21 09:20
わらわら

とくてる将軍さんへ ふふふふ、そりゃぁ~色気ムンムンで…哀愁を感じる「週刊大衆」です(*'▽')

08/21 10:49
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さけ!
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☆☆☆☆
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moko
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相変わらず面白いです。ついつい追いかけてしまう作家さんです。キングオブ妄想。しかし、意外に人の本質を見抜いているようなドキリとさせられるところもあり、郷愁を誘うようなところもあり、せきしろ氏も歳を重ねているんだなと。意識は自由。私たちは空想の翼があれば、たとえ何にもなくっても(週刊大衆だけでも)いつだって、どこでだって果てしなく楽しめるのだ‼︎
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めちる
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久々のせきしろ氏。今回は無人島で何故か落ちていた週刊大衆でひたすら妄想しています。意味なんて何にもない。ただあるのは妄想だけ。すごくバカげてる話だけれど、週刊大衆だけでここまで広げられるなんて、それを才能と呼ばずしてなんと呼ぶんだ。妄想がだんだん行き過ぎて、猿蟹合戦に週刊大衆を混ぜてみたり、初恋に週刊大衆が入ってきたりして、本当イッちゃってる。それでも何だか私の人生にも週刊大衆があるような気がしてきたから不思議だ。やはりこれを才能と呼ぼう。サバイバルをしない、という新しいサバイバル小説の形。
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とくてる将軍
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なんて馬鹿げた本なんだろうと思った。永遠に週刊大衆を中心に想像を膨らませた話。でも、こんな終わり方なんて哀しい。ユーモア溢れる作者と同感する場面も多く、馬鹿らしいけど面白い。しかし最後の袋とじは開けることが出来なく悲しい。なぜなら図書館で借りた本だから。
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わちこ
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BRUTUSで紹介されていたのを見て。図書館本。無人島に漂着した僕が、救助を待ちながらひたすら週刊大衆で妄想している日々が描かれている。言葉をつけるだけでイメージの変わっていく週刊大衆、よくぞここまで…と思うが、時々か 書かれる僕の状況を想像してぞっとする。
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96sann
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ネタバレ主人公のおかれた立場的には極限の状態であり、意識の対象とした意志を感じられる。ただ週刊誌を日常の興味対象の一つと日常に置き換えれば、無意識の中の考えを文字にした印象。読み終えたが難しい一冊だった。
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tomomi304
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一番最後のページが、涙が出るほど感動した。あと、マリオのくだりがくだらなさすぎて寒気すらした。
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てらさか
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面白いこと考える人の本だけあって当然面白い。無人島に流れ着いた「僕」とたまたま見つかった雑誌週刊大衆。非常にシュール。 無人島でやることがないからずーっと延々「週刊大衆」をお題にあれこれ考えるのが笑える。巻末にはカルタにまで!でもオチがどうしてもあれなので「夜の週刊大衆」より「あっちの週刊大衆」のが卑猥力高ーい!とはしゃぐ姿が泣ける。 余談ですが私は週刊大衆より快楽天の方がいいなぁ。
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leaystey
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週間大衆から広がる作者のイマジネーション、主人公の妄想力が凄かった。袋とじを開けるか開けまいか悩み中。
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なおぞーちゃん
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せきしろ「海辺の週刊大衆」(双葉社)読了。何も考えないで読めると思ってたら、大間違いで、意外と頭使った。電車の中で読むと失敗する。読んでたら、韓国のシットコム「クク島の秘密」を思い出した。あれも、無人島の話で…。大好きだったな。
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更夜
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脱力文学の金字塔『去年ルノアールで』は映画『去年マリエンバードで』のもじりですが、今回は『海辺のカフカ』何故にして「週刊大衆」??しかし、無人島にあるのは一冊の週刊大衆。妄想作家でもあるせきしろさんの「もし、週刊大衆が○○だったら」の妄想が大爆発。よくここまで書きましたね。もう、週刊大衆、一生読まなくてもいいくらい。ちゃんと袋とじつきで、開けようかどうか迷ってます。憎いね、袋とじって。ここまで語彙豊かに週刊大衆を語れば双葉社も満足、なはず。
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村雨サード
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ネタバレユーモアの甘い粉がまぶされた私小説的な純文学だ。無人島は作者の住んでいた東京でのアパートの一室なのではないだろうか。無人島の外に広がる果てしない空や海はまるで、カーテンを閉め切った孤独なアパートの部屋のようだ。東京での求道者のような暮らしの中で、時に郷愁に駆られ、思春期に胸を焦がし、頭の片隅で家族を想って過ごしたのであろう。想像して胸が詰まる。とても赤裸々な私小説に思えた。作者にとっての週刊大衆とはなんだったのだろうか。今でも大事にしているのだろうか。次作がどのような作品になるのかとても楽しみだ。
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お気楽さかい
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★★★★★ 年間ベスト級。全体の構成もなかなかすばらしい。
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MOKIZAN
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世の見識あるおじさん皆が感じるであろう疑問、なぜ「アサ芸」でもなく、「ポスト」でもなく『週刊大衆』なのだろうか、については結局解からなかった。よくこれだけ妄想されました、お書きになりました、感服します。最終章の海辺のカルタの「な」、『なくして初めて気づく週刊大衆の存在』=(意味)大切なものは、いつも失って初めてその存在に気づく。とある、大変失礼ながら、私はその時何かを感じるだろうか。文中、猿蟹合戦で「牛糞」が蟹の援軍についているけど、私の知る限りの1960年代の同話では、そこは「昆布」が勤めていたんだけど
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Atsu
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無人島でひたすら週刊大衆で大喜利する話。 馬鹿馬鹿し過ぎていい。
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