形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:岩波書店
技術的基盤であるDNA解析は解説はあるが、理解に手こずる。遺伝変異痕跡による集団区分であるハプローグループは成る程、その指標とあるSNP(一塩基多型)の話からむむと怪しくなり、核ゲノム解析以降、次世代シークエンサーの解析手法にいたっては雲を掴む話。昨年来話題のPCRも応用されているのだが・・・その理解からだと、どうも繋がらないという。遺伝子解析から風貌の再現が出来た(2010年!)というのは驚くべきか訝るべきか。
アムールトラは知っているけど、アムール川の場所は知らない。揚子江ワニは知っているけど、揚子江がどこからどこに流れているか知らない。そういえば、利根川・長良川・多摩川だって、どこからどこに流れているか知らない。チョモランマもチベットもイースター島も真っ白な世界地図を渡されたら、どこにあるか分からない!共通の知識として会話の中に地名が出てくるけど、具体的な場所を知らないことに自分で驚いた!
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます