形式:ライトノベル
出版社:小学館
形式:Kindle版ライトノベル
挫折につぐ挫折、蹉跌につぐ蹉跌。選別される試験会場で最劣等くらいだった経験を持つ私の心にグサグサ刺さる。己の実力に見合わない挑戦をして顔面から地べたにぶつかるときの恥ずかしさ、トラウマの扉。おもいきり自業自得な所業から生じたトラウマ。この作品には、そういったものへの後悔を少し和らげてくれる効果があります(個人の感想です)
狭山は積極的に他人の青春を邪魔ことがない、逆に外様が彼も価値観を見下す(認めるか認めないは別)、彼をクズ呼ばわりするか…。藤咲をいい奴(訳ありぽい?)として書きたいが、結局は価値観の強要と変わらない。この話は個人的に合わない。自分から動かないキャラを動かすの起点として、改めて俺ガイルの平塚先生のポジションの大切さが分かる。藤咲は身分不明な外様、狭山を動かす手段は犯罪そのもの、平塚は強引けど強要感はない(あくまではお節介な感じ)、藤咲に対しての不快感は全くない。
ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2022/05/18/211500
渡航本人様が帯コメント寄せてるんだし逆にもうオッケー(?)みたいなとこある。
あと良かったのは無理矢理ラブコメしにいかなかったのも評価。ラブコメ期待してる読書には受けが悪いだろうけど類似品みるより新鮮だしこの路線で頑張って欲しいです。マイナス要素は文章の構築がちょい雑かなと。色々と話が散らかり気味なところですかね。会話から出る言葉のチョイスなんかはとても好みなんで次巻も購入したいと思います。満足度★★★★☆
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