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ローズマリ・サトクリフをよみながらつぶやく会

落日の剣
トピック

Merlin
2016/04/02 23:59

"アンブロシウスが軍を率いてサクソン人の群れを追い出し、父親の首都を奪い返す前の事だ。その頃アルフォンこそが私の世界であり、私はまだ、その世界が二つの部分からなることに気づいてはいなかった。"

曾祖父マクシムス(スペインの将軍)→アルフォンの王女と結婚
→(息子)コンスタンティン
→(息子)アンブロシウス、ウーゼル(異母兄弟)
→(ウーゼルの息子)アルトス(アルトリウス)(アーサー)

アクイラとその息子フラビアンも登場。
アクイラは『ともしびをかかげて』の主人公。家をサクソン人に焼かれ、妹をさらわれ、アンブロシウスに仕える。
最後の戦いで、フラビアンはアルトスの部隊に入ることを希望するが、アクイラは認めず、自分の部隊に入れる。しかし、戦場で、アルトスの騎馬隊が駆け抜けると、それを追いかけ行動を共にする。

イゲルナ▶アルフォンの山で霧に覆われたアルトスが一晩泊めてもらった女主人。アルトスの異母姉(モルゴース)

カドル王▶イスカ=ドゥムノニオルム(エクセター)の王
エシルト▶カドル王妃
コンスタンティン・マプ・カドル▶カドルとエシルトの息子…魔除けのサンゴのビーズは赤ん坊が首につける

フルヴィウス、オウェイン▶二人とも有能な襲撃隊員

ベドウィル▶ナルボで出会った吟遊詩人。馬の買い付けの時、黒馬の乗り手になった。ブリトン人。コンスタンティノーブルへ騎士になるため旅していたが、アルトスの家来にして欲しいと申し出て、馬たち(黒馬を含め)を全部無事にブリトンに運ぶことを条件として受け入れられる。

ベドウィルの歌ったブリテンの歌、
アドニスの哀歌
"霧の中から、常若の国から帰ってくる
リンゴの木の下で、らっぱの音に勇気凛凛…"

アルトスの騎士団として受け入れられた時…
翼のアルワスが、赤猪を倒して歌った勝利の歌


(古い地名の呼び名)
アルモリカ▶ブルターニュ
エリン▶アイルランド
ブルディガラ▶ボルドー
ナルボ▶ナルボンヌ
トロサ▶トゥルーズ
ガルムナ川▶ガロンヌ川
ルシタニア▶イベリア半島の古代ローマの州
キムル▶ウェールズ
リンドゥム▶リンカン
デヴァ▶チェスター
エブラクム▶ヨーク
カレドニア▶スコットランド
トリモンティウム▶ニューステッド
クネティウム▶カースルダイクス

ナックルボーン▶お手玉あそび

アーサー王物語の神秘な部分をより現実味を帯びて下したような話。こちらは児童文学ではないだろう。アーサー王の物語と読み比べると面白い。

一章のマクシムスの玉璽(ぎょくじ)が埋め込まれた剣はエクスカリバーに相当か。印なので、IMPERATORの文字が裏返っている。

修道院は自給自足だが、馬の飼育と調教だけは修道士がやらない


ヴェリクス▶老修道院長
ルシウス▶修道士、負傷兵の手当て係
グワルフマイ▶修道院で医術を施していたが、アルトスの軍医になる
アムロズ▶フラビアンの後に、アルトスの太刀持ちになる
キンマルクス公▶オルダウッズ城主
フィネン、コルフィル、ブリス▶アルフォンの馬の飼育場を視察した際、志願してアルトスの騎士団に加わる。
ダグラフ▶商人。北方の情報を話す
マグラウヌス▶ダムノニア(イスカ=ドゥムノニオルム)あたりの一族の族長
グエンフマラ▶マグラウヌスの娘
ブラニッド▶グエンフマラの乳母
ファリック▶グエンフマラの兄弟。騎士団の一人。

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