服飾関係の専門学校を卒業した久里子は、就職先が決まらずファミレスでバイトしていた。同じウェイトレスの美晴から「拾った子犬を飼って欲しい」頼まれるのだが、子犬は病気で死んでしまう。すっかり子犬を飼う気になっていた久里子の母は、保健所から犬を譲り受けるのであった…
日常の中で起こる小さな事件、久里子は、浪人している弟の不審な行動に疑念を抱き苦しむ。そんな久里子を支え事件解決に乗り出したのは、いつも同じ窓際の席で何時間も粘る老人だった。ほのぼのとした物語、登場人物に感情移入した頃に、大きなミステリーの幕が開く。
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