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作り話をつぶやきました。

ルバーブのコンポート … Toshi!
トピック

2017/10/17 20:53

コミュニケーション・ビルディング、アイス・ブレイキング・セッションというかの時間〜昼のミーティングを終えて〜がたぶん18:00頃から始まり、総勢40名以上はいたろうか。A4で1ページほどにまとめられたレシピを各人が渡され、それに従ってそれぞれ空いたキッチンを見つけ、作って行く。

遠慮していると材料もなくなるし、まな板やガスコンロも塞がってしまうという戦々恐々の時間。

1時間ほどだろか、料理や材料の英単語なんか知らんよー、と半泣き、半笑いの状態でルバーブのコンポート、たぶん、要は野菜でデザート作れというのがワシの賜わった司令。質問するコーディネーターも少なく、引っ張りだこ。図々しく行かなきゃ、材料持ったまま皆んなでいただくテーブルにつかなきゃいかん❗そんな恥ずかすい思い、日本男児が出来るものか❗なんせ、40名以上あっちこっちの国の人間がいるのに、日本人ワシ一人だぜ。

ところで、ルバーブって何だ?知り合い男性も知らんと答える。というか、知らなそうな人に訊いたワシが悪かった。主婦に間違いない女性に尋ねれば、ほれあそこの太くて長い茎みたいなのよー。おーっ❗なぁーんだ、蕗の茎じゃんか、見た目。

レシピを見る。これを硬い部分を削ぎ落とし、1インチ程度の長さに切り、砂糖で包んで油で揚げる。たぶん砂糖だけじゃなく何かくっつけたと思う。おっ、サラダ油、フライパンにオイルをドボドボ、ほとんど一瓶ぶちまけ、砂糖包みのルバーブを放り込む。コーディネーターが来て、おいおい油入れすぎだよぉ、と注意を受ける。いや、ワシも多いかなっ思ったけどさ。が、入れちまったの戻せるかーーとしらばくれて揚げ続ける。

加減なんか分かるもんか❗大体が油の温度なんて知ったこっちゃない。何分経過したかなんだか分からんうち、一つ二つ取り上げ、押してみたがよう分からん。ほんじゃ齧ってみべぇ。フーフーやって一口齧る。おっ、何だぃ、行けそうじゃねぇか❗色合いやら突っ込んだ時間やらを適当に見繕って順に取り上げる❗

ワシの割り当てられた料理は比較的簡単で早く出来るものだったので、大皿に、Mr.ビーンの如く自慢げにカッコ付けながら盛り付ける。こうなりゃ、余裕でぃ❗他のメンバーの苦闘する状況をコンデジでパチパチ撮る。もう完全にMr.ビーンだ、こりゃ。目を大きく開き眉を上げ下げして、鼻膨らませて。

やがて、皆んなの怪しい料理が完成らしき様相を呈し始め、いよいよテーブルへの配膳が始まった。普通と違い、料理は前菜からデザートまで一度に並べられる。見た目、エーっ?と声が出ちまいそうなのやら、ほぉーっと見惚れそうなのやら、ワシのみたいなよく分からんのやらがテーブルの上に鎮座まします。

アスパラか何かの豚巻きみたいのが美味そうだったが、これが、味、ひどかった。食べた振りして笑みを返す。

なんやかんや、ワシのルバーブのコンポート、残される料理がチラチラ見える中、なんと❗キレイに食べられてるじゃないかい❗へっへ、思い知ったかー、という気分で身を反らしたこのワシであった。

フーっ。もうやりたくね。

あとで聞いたら、アレが一番無難だったからだと。。。フン、まぁな。

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