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作り話をつぶやきました。

美味しい料理は幸せを呼ぶ 短編小説
トピック

めぐみ
2017/11/20 22:52

第二章(試食会)

ゆなは約束した日時にお店に向かったけど、お店の場所が少し分かりづらい場所だったこともあり
約束した時間に間に合わなかった。
ちょっと焦り気味にお店に辿り着いて、Magasin cachée (マゲゾ-キャシ)の子洒落た看板を確認し
お店の全体を見渡し 
「あぁ~なんかいい感じ」
入り口のドアにclosedプレートが掛かったドアを開けて見た。
あきと(レオン)とアルバイトのミカが今かと待って居たみたいに ミカの
「いらしゃぃませ♡」
可愛い声に ゆな(ソフィア)はぴくっと驚きを隠せなかった。
ミカがつかさず。
「あっ!ごめんなさい。」と
謝り ソフィアさんお待ちしてました。
「どうぞと」
席に案内した。
お店の雰囲気はアンティークぽくまとめられていて雰囲気も落ち着いていい感じのお店で
BGMにジャズ風な曲が流れて大人っぽい感じがするお店だなって思った。
ゆなが自分の自己紹介を
「初めまして、ペンネーム(ソフィア)の水鏡ゆなといいます。
インスタグラムでたまたまここのお店のご紹介と新しいメニューが載っていたので
いいよねを気楽にしちゃぃました。
まさか新メニューの試食にお誘いされるなんて思っても見なかったので、ビックリです。」
オーナーのあきとが
「いえいえ こちらこそ勝手な我儘でお店の新メニューの試食を頼んでしまい
申し訳なく思ってますよ。」
ゆな
「いいえそんな事はありません。」
あきとが新メニューの説明をし・・・
「それでは新メニューの用意をしますので、しばらくお待ち下さい。」
ゆなが照れながら
「はぃ とても楽しみにしてました。」

ミカがお水とホークナイフの用意して
「今、ご用意しますので少々お持ちください。」
と微笑んでその場を後にしました。

しばらくしてから
ミカが新メニューを運んで来てテーブルに並べ始めてる時に
ゆながミカの着てる、その制服に目が行き・・・心の中で
「なんて可愛い制服なんだろ メイド風で、でも今風のメイド喫茶でもなくとても上品で
可愛い制服なんだろう」と思ってる内にミカの姿ジーと見つめていたら
「ゆなさん何か服に付いてますか?」
ゆなが「いいえ あの~失礼なんですが、とても可愛い制服だと思い見入ってしまぃ
ほんとごめんなさぃ。」
そう言うとミカが
「あ~ぁ この制服ですか!私も超お気に入りなんですょ。
実はこの制服はオーナのお父さんが昔デザインして特別に作ったとか、結構 昔なんだけど
今のメイド喫茶風を上品にした感じで、素敵ですよね。」
ゆなが目を輝きさせながら
「ほんと素敵な制服で、いいですよね。」
ミカが「あっイケナイ 温かい内に召し上がってくださぃ。」
制服の事ばかり気になっていたゆなでしたが 気付くとテーブルの上には
鳥の皮とモモ肉辺りかな綺麗に盛り付けられた横に味の付いたライスが添えられ
ライスの上に細かく刻んだ青のりがかけられていて中華と言うよりフランス料理みたいな
感じがしました。
別の器にソースが置いてあり 後はスープが添えられてました。
ミカがソースを手に取りスプーンでコンガリとキツネ色より濃い色の鳥料理に
丁寧に掛けてから
「どうぞ ごゆっくり召し上がって下さぃ。」
ゆな手と手を合わせて「はぃ、頂きます。」と言い
スープから飲み始めました。
スープはブイヨンをベースに濃くがありさっぱりした味付けで細かく刻んだ
野菜がスープと絶妙に合いこれだっけでも美味しいと 思わず。
「ぅわ~~~ スープ凄く美味しい」
あきととミカはカウンター越しにそんなゆなの姿を見て微笑んでました。
ゆながナイフとホークを手にメインの鳥のオーブン焼き料理にナイフを入れました。
パリパリに焼けた皮と肉汁とソースを絡めながらホークで口にして、パリパリ香ばしい味と
触感、肉汁ソースがお口いっぱいに広がりなんとも言えない味に変化し言葉にならない
感覚がなにか夢の中に居る様な錯覚さえ感じさせる。
「ぅうううう 美味しぃ~~~~ぃ」
続いて、横に添えられたライスを味わう ライスは醤油ベースで出しがあり粉末の青のりが
絶妙にあっててこれまた
「美味しぃ~~~ぃ」
鳥と一緒に試食してもお互いが主張せずお口の中でなんとも言えない味に変化する
「なにこれ 一緒に食べると味が変わったょ! 凄いょ。」

ゆなは夢中に料理を食べ 食べ終わった後にそっとナイフとホークを置きました。
手と手を合わせ
「ごちそうさまでした。」と言うと目を閉じ夢見たいな味の旅行に満足感と
幸せな気分にお腹も心もいっぱいになり
とても幸せな気分になって・・・
「あぁ~ 終わっちゃった」
つぶやきました。

店主のあきととミカが
ほっとした笑顔

あきとが「どうでしたか?」と尋ねると
ゆなが「はぃ、とても満足で味の旅行を堪能しました。」
ゆなのその答えにあきとが「えっ!味の旅行ですか?」
ゆなが「なんか表現が変ですか?」
あきとが「なんとも良い感想とメニューの名前まで頂いて、こちらこそありがとうございます。」
ゆなが「メニューの名前ですか?」
あきとが「そうですよ 味の旅行ってね 斬新でいいメニューの名前ですよ。」
ミカもつかさず「マスター 良いメニュー名も頂き 嬉しいですよね。」
お店の中がなんとも言えない幸せな風を呼んでる様なそんな雰囲気に満ちていました。
ゆなは試食の後の美味しい珈琲を頂き飲み終わると
「今日は本当にありがとうございました。今度、普通の営業時間に寄らさせて貰います。」
マスターのあきとが「いえいえ こちらこそ試食をしてもらい メニューの名前まで頂き
ありがとうございます。これからも長いお付き合いをよろしくお願いいたします。」
と深々とお辞儀をし
ミカも「今度、来た時に制服を試着して見ますか?」と尋ねると
ゆな「えっ いいのですか?」
ミカ「勿論 良いですよ。今度、来店した時にご用意いたします。」
ゆなが「それではお言葉に甘えて着てみたいと思います。」
あきとも「今回の試食とメニュー名のお礼も兼ねて、そんな事ならお安い御用ですよ。」
ゆな「それでは今度、来る時には連絡してから来ます。今日はありがとうございました。」
深々と挨拶を済ませた後にゆなはお店を後にしました。

続く・・・・

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