読書メーター KADOKAWA Group

日本近現代史研究会

コメント

辻貴之
新着
(引用をつづっけます)  戦争は数十年間、一斉に社会から消えることもあるが、ひとたび始まると、チンパンジーやほかの霊長類以上に高い割合で互いに殺し合う。人類学者のローレンス・キーリーによると、狩猟採集民や農耕民の小規模社会では、集団同士の暴力による殺害の割合は、霊長類よりもはるかに高い。それどころか、ふたつの世界大戦で計り知れない人口を失った一九〇〇~一九九〇年のロシア、ドイツ、フランス、スウェーデン、日本よりもはるかに高かったのだ。研究者たちは、このリーキーのデータが長期的な平均値かどうか(続く)