Netflixオリジナルの第四部「危機」:冒頭、ウンドウォートの回想シーン、そして嵐の夜の対決!キハールの奇襲で危機を逃れ、メスウサギたちを連れて帰還したヘイゼルたちに将軍の追撃が迫る!重要なウサギが防戦で命を落とし、そしてファイバーがヘイゼルの代わりにあの役割を果たすなど原作にない設定も。ウサギたちの造形はリアルなのに、表情・しぐさ・ウサギたちの関係性は人間そのものです。キャラの区別が意外に難しいこと、ウサギ神話があまりないという不満はありますが、ラストシーンは小説冒頭の文章に回帰してうるっと来ました。
Netflixオリジナルの第三部「脱出」:ナットハンガー農場で撃たれたヘイズルを探し出したクローバーは、道に迷い、エフラファに連行される。ヘイズルはクローバーを助け出すために、仲間とエフラファに向かう。敵地に潜入したビグウィッグはハイゼンスレイに脱出計画を伝えるも、その夜はキハールの不着と内報によって失敗する。翌日の嵐の晩、偽の情報を流して脱出したビグウィッグたちを待っていたのはウンドウォート将軍率いるエフラファの士官軍だった…愛や自由という概念、思いつきで物事を進めるあたりは原作とは大きな違いです。
Netflixオリジナルの第二部「救済」:ヘイゼルのナットハンガー農場襲撃と時を同じくしてホリーたちはかろうじてエフラファを脱出し、帰還。ヘイゼルが撃たれるエピソードもそのままですが、どうしてインレの黒ウサギが出てくるのか?風景や植物など背景はすばらしいのですが、リアルな表現のウサギは逆に見分けがつきづらく、感情移入もしにくいと感じます。
Netflixオリジナルの第一部の補足。タイトルは「旅立ち」 罠の村でウサギたちがダーク・クリスタルを囲んで黒ミサやってるのはなぜ?表現の必要性からか、営巣地のトンネルの天井がやたら高い。キハールとの邂逅、ナットハンガー農場への遠征も勢いに任せて行った感じだし、その間にホリー・ブラックベリ・ブルーベルはエフラファに捕まるし、トータル時間は長いはずなのに、かなり急ぎ足の印象。
Netflixオリジナルの第一部:サンドルフォードからの出発からウォーターシップダウン到着まで。影絵をつかったフリス様の創世神話はインパクトがあります。CGのウサギの表現はリアルなようで以外に特徴をつかむのが難しいと感じました。また、キャラも刈り込まれていて、ヘイゼルとファイバーについてくるウサギは、ビグウィッグ・ブラックベリ・ダンディライアン・ホークビット・ブルーベルの5匹のみで、罠の村で仲間に加わるストロベリーは雌になっています。子供が見るにはちょっと線のエッジがきつい感じです。
マーティン・ローゼン監督の「ウォーターシップダウンのうさぎたち」やっと見ることが出来ました。小学生の時に何度か見た記憶があるのですが、ファイバーがヘイズルを探すシーンと井上陽水の「ブライト・アイズ」だけ覚えてました。やっぱり、上下巻のこの大作を一時間ちょっとにまとめるのは厳しいですね。子供に感想を聞いたら、全体によく意味が分からなかったみたい。だけど、絵的に美しくポップな構成、不安を表現する手法や詩的な表現の仕方に工夫が凝らされていて、唸りました。ヘイズルの声がアムロだった~。
最近の作品は2018年のリアルCGタッチの作品(アム・ムロー監督)で、NetflixとBBCが共同で60分ものを4本製作すると発表しています。Netflixで見られるようですが、ワッピーはまだ見ていません。ご覧になった方がいらっしゃったら、感想を教えてください!
2番目に映像化されたのは1998年のTVシリーズで、製作は前の作品の監督マーティン・ローゼンとなっています。前作よりも絵柄が柔らかく、対象年齢層もやや低く想定されている印象です。3シーズン39エピソードで構成されて、日本ではNHKで放映されたと思われます。この作品を見られた方がいらっしゃいましたら、ぜひ感想を教えてください!
最初に映画化されたのは、1979年で、マーティン・ローゼン監督による88分の劇場公開版。脚本に原作とは一部違うところがあるものの、忠実にストーリーを追っています。背景となる自然について、事前に植物学者が丘陵地帯の植物相を調べて忠実に再現したそうです。
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