全国のフェア参加書店で集英社文庫 ふゆイチ2024-2025 が実施中!今年もふゆイチ小冊子には、読書メーターに投稿された本の感想・レビューが掲載されています。
ふゆイチ対象作品の麻布競馬場 『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を5名様にプレゼント。
東京に来なかったほうが幸せだった?
Twitterで凄まじい反響を呼んだ、虚無と諦念のショートストーリー集。
応募締切は2024年11月28日(木)正午です。皆様のご応募お待ちしています!
ふゆイチ2024-2025 特設サイトはこちらから▼
ふゆイチ|web 集英社文庫 特設サイト
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14万イイネに達したツイートの改題「3年4組のみんなへ」をはじめ、書き下ろしを含む22の「Twitter文学」を収録。
【3年4組のみんなへ】
「3年4組のみんな、高校卒業おめでとう。最後に先生から話をします。大型チェーン店と閉塞感のほかに何もない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学の教育学部からメーカーに入って、僻地の工場勤務でうつになって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生の、あまりに惨めな人生の話をします。」
【30まで独身だったら結婚しよ】
「『30までお互い独身だったら結婚しよw』。三田のさくら水産での何てことのない飲み会で彼が言ったその言葉は、勢いで入れたタトゥーみたいに、恥ずかしいことに今でも私の心にへばりついています。今日は、彼と、彼の奥さんと、二人の3歳の娘の新居である流山おおたかの森に向かっています。」
【カッパを見たことがあるんです】
「私、カッパ見たことあるんですよ。それも二回。本当ですよ。桃を持って橋を渡ると出るんです。地元で一回、あと麻布十番で。本当ですよ。川面から、顔をニュッと目のところまで突き出して、その目で、東京にしがみつくために嘘をつき、人を騙す私を、何も言わず、でも責めるようにじっと見るんですよ。」
【推薦コメント】
面白すぎて嫉妬した。俺には絶対に書けない。
――新庄耕さん(小説家。Netflixシリーズ「地面師たち」原作者)
キャンペーン概要:麻布競馬場 『この部屋から東京タワーは永遠に見えない』を5名様にプレゼント
応募条件:
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