読書メーター KADOKAWA Group

2024年5月の読書メーターまとめ

ごん
読んだ本
7
読んだページ
2087ページ
感想・レビュー
7
ナイス
104ナイス

2024年5月に読んだ本
7

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • gonta19

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ごん
著者は藤原氏、公家源氏、平氏も著作で取り上げていますが、順番的にはこの本が最初のようです。日本史で屈指の悪役扱いされている蘇我氏ですが、乙巳の変(大化の改新)は王家の後継者争い、蘇我氏内部の争い、日本の国づくりをどうするの争いが絡み合ったもので、蘇我氏はそんなに悪くないのに意図的に悪役に仕立て上げられてしまったようです。まさしく歴史は勝者が記すものですね。そんな蘇我氏も平安時代には高位の官位に着くものがいなくなってしまいますが逞しく生き残っていたようです。歴史に名を残すだけが全てではないですね。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

ごん
この本もかなり時間をおいての再読です。ベトナムの歴史はほぼ外敵への抵抗の歴史なのですが、その長い歴史の中で抵抗の伝統と技術が備わっていたのですね。そのためフランスとアメリカは手厳しい敗北をすることになったのだなと思いました。自国を占領されて人的資源や組織を備えていても抵抗しなかった某国と大違いですが、まあ、そのお陰で現在の自分が存在しているかもしれないのでどちらが良いということではないです。ベトナムに出来ても日本に出来ないことはあるし、その逆もあるということです。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
中国の江南の歴史についての一冊です。一言で言うと江南が中華(黄河地域)に統合されていく歴史なのですが、江南が中華に不可分な形で統合されると次は福建や広東(江南に含まれるの?)が統合されていきます。本書の趣旨と離れるのですが、この本を読んで思ったのは中華への統合の流れは東北三省や新疆やチベットでも起きていることと同じなのではということです。黄河地域で発生した中華文明が渦のように周辺に拡大していくのですが、中国はどこまで広がっていくのでしょうか。ふと、そんなことを思いました。本はとても面白い本でした。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
日本のお隣にありながらあまり知ることのない台湾の歴史の本です。この本が出版されたのが1993年なので少し古いのですが、自分はこの本を読んで「台湾で戒厳令が解除された」というニュースを見たことがあるのを思いだしました。台湾の歴史はオランダ、鄭氏政権、清朝、日本、国民党と外部からの勢力に支配されてきましたが、この本が出版された頃に民主化の取り組みが始まり、現在に至ります。苦難の歴史のすえ今は民主的な政体が定着していますが、台湾の皆さんが今後も自らの歴史を守りつづけることができることを望みます。いい本でした。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
こちらの本も時間をおいての再読になります。神話時代から清朝滅亡までの中国の歴史をまとめた著作になります。壮大な中国の歴史を新書サイズでまとめるという凄い事をしていますが、中国の歴史の概要を知るのに最適な一冊です。発行は少し前ですがあまり古さを感じないです。とてもいい本ですね。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
かなり時間をおいての再読ですが、改めて読んでみると神話時代から新羅による統一までで本の半分を費やしていて、それ以降の時代は超駆け足で処理しているのでバランスが悪いです。高麗以後も書くことはあると思うのですが。あと書きで著者の思いはわかりましたが、韓国の歴史について知りたい人は他の本を探したほうがいいでしょうね。古い本なので韓国の歴史の入門書にするのは厳しいです。それでも突然入ってくる熊女のモノローグや神話時代の話など面白いところはある本です。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
日本史の院政についての一冊です。藤原氏が母系の血縁関係によって権力を独占したのに対し、天皇側が父系の血縁関係により権力を奪還したのが院政ということなのでしょうか。ただ奪還した権力を巡って天皇家内でも争いが起こり、藤原氏内の争いと武士の武力が結びついて一気に武士の時代の幕開けとなってしまいます。天皇側も後鳥羽上皇や後醍醐天皇により武士側に反撃しますが、最終的には足利義満の時代に武士の権力が確立します。平安後期から室町時代前期までですからとても長い歴史ですね。勉強になった一冊でした。
が「ナイス!」と言っています。
ごん
著者は藤原氏、公家源氏、平氏も著作で取り上げていますが、順番的にはこの本が最初のようです。日本史で屈指の悪役扱いされている蘇我氏ですが、乙巳の変(大化の改新)は王家の後継者争い、蘇我氏内部の争い、日本の国づくりをどうするの争いが絡み合ったもので、蘇我氏はそんなに悪くないのに意図的に悪役に仕立て上げられてしまったようです。まさしく歴史は勝者が記すものですね。そんな蘇我氏も平安時代には高位の官位に着くものがいなくなってしまいますが逞しく生き残っていたようです。歴史に名を残すだけが全てではないですね。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/08/01(1796日経過)
記録初日
2019/08/01(1796日経過)
読んだ本
1002冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
381592ページ(1日平均212ページ)
感想・レビュー
146件(投稿率14.6%)
本棚
6棚
自己紹介

市井に住む普通の人です。読書は今までの人生の道のりの一部なので、備忘のため本を読んで思ったことを記録しています。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう