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2024年5月の読書メーターまとめ

氷菓子
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ナイス
298ナイス

2024年5月に読んだ本
16

2024年5月のお気に入られ登録
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  • るる

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

氷菓子
成瀬に心酔して弟子入りする小学生、成瀬のお父さん、成瀬がバイトするスーパーに通うクレーマーの主婦、大津観光大使の同僚、ラストは前作からお馴染みの幼馴染島崎が語り手になる5編。前作に引き続き、ブレない成瀬が頼もしい。大学卒業後にどんな進路を歩むか興味あるので、200歳までとは言わないから、続編出ることを期待したい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
16

氷菓子
メアリーが視覚障害者のための大学に行って寂しさを感じるローラ。メアリーの学費のため、家計のために洋裁のバイトをするなど、これまで以上に家族を支える。Almanzoのお姉さんが一時期、学校でローラ達を教えるが、ローラとはかなり険悪な仲に。将来、義理のお姉さんになることが分かってるだけに心配になってしまう。これまでほとんど接点のなかったローラとAlmanzoだけど、街で何か集まりがあるとローラを家まで送ってくれるようになった。次巻にどう発展するか期待。
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氷菓子
フランス語は英語と似た単語でも読み方がだいぶ違うので挫折しそうだったけど、むしろ英語の方が綴りと発音の関係が複雑で、フランス語はいくつかのルールを押さえれば読めるようになるというのは、フランス語の方が複雑だという思い込みを覆された。語尾の子音は発音しないけどc,r,f,lだと発音することが多いというルールさえ知らなかったので、自分の耳はフランス語の音を聞き取る能力がないと思ってた。ある程度知ってる人には物足りない内容かもしれないけど、ど素人の自分には入門書としてとても分かりやすかったです。
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氷菓子
できるだけ加工しないものを摂取する、油は菜種油やオリーブオイルの使用が良いなど、意識することで取り入れられることは取り入れたい。ただ仕事をしていると週末にまとめて調理してストックしたり、6時起床、21時帰宅というのが日常なので、電子レンジを使用しないや、食事間の時間を6時間以内にするなどは仕事を辞めるか、時短の仕事につかない限り無理だ。。。
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氷菓子
ネタバレ前作から100年以上経ち、レーエンデには外地と繋ぐ鉄道が敷設され、芸術が発展するが、レーエンデ人は下級民、イジョルニ人は上級民という差別は揺るがない。娼館で生まれた双子の兄弟が歴史から葬られていた英雄テッサの足跡を辿ってそれを戯曲にし、「レーエンデに自由を!」の言葉が再び世に広まる。本作は貧しい界隈が舞台で悪役も小物なので前2作よりはスケールが控えめな印象。その中で富豪のミラベル夫人の器の大きさには脱帽。男娼に貢ぐだけの世間知らずなお金持ちと最初に思ってしまったことを謝りたい。
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氷菓子
著者は1998〜2001年にイスラエルに駐在した外交官。イスラエル、パレスチナ問題は、エルサレムの所有権とパレスチナ難民がどちらも妥協できない最も困難な課題。どちらの指導者も、ここを妥協すると自国での支持を失ってしまう。国際社会はパレスチナによるテロを非難してきたが、彼らの立場に立ってみると、イスラエルによる入植を誰も止めてくれないのに他にどうすればよかったんだという気持ちも分かる。仲介するアメリカはもはや手を引きたい雰囲気。しかし、そもそもの諸悪の根源のイギリスは何もしないんだろうか?
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氷菓子
ネタバレレーエンデ独立のために同志を募って融通した武器がレーエンデ国の罪のない人々から略奪することに使われたというのがしんどかった。ファンタジー小説だから、もうちょっと救いのある展開でもよかったんじゃないのと思ってしまうけど、きっとこの負の歴史を糧にしてこその展開があるのだと信じて次作を読みたい。
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氷菓子
17世紀はクレタ攻防戦など戦争に注力せざるを得なかったが、18世紀は海運業などは衰えたとはいえ海外からエリートの観光客が訪れるなど優雅で平和な時代となった。しかし、その平和のために軍備が衰退してしまっていたところにナポレオンが進軍してくる。ヴェネチア領の住民達はヴェネチア統治下であり続けることを望んでレジスタンス活動を行い、スキアヴォーニと呼ばれるヴェネチア領の船乗り達も戦いに志願するが、これらを束ねて戦闘を行う指揮官となる人材がおらず、共和国国会が降伏を決議したことで千年の歴史の幕を閉じた。
氷菓子
2024/05/18 13:30

弱肉強食は世の理とはいえ、他国の領土に踏み込んでおいてレジスタンスから被った自軍の被害を保証しろとか要求してくるナポレオンには無性に腹が立った。やむをえずの降伏だったけれど、ヴェネチア市街が戦火に晒されずに今日まで優雅な姿を留めていることが唯一の救い。

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氷菓子
読者をあっと言わせるために、このカラクリを考えついたのもすごいけど、それを実行するのにどれだけの時間と根気が必要だったのだろう…。小説の内容としては、著者自身がそのカラクリを実行しなくてもストーリーが成り立たない訳ではないけど、実行するのとしないのではこの小説の価値が雲泥の差になる。
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氷菓子
成瀬に心酔して弟子入りする小学生、成瀬のお父さん、成瀬がバイトするスーパーに通うクレーマーの主婦、大津観光大使の同僚、ラストは前作からお馴染みの幼馴染島崎が語り手になる5編。前作に引き続き、ブレない成瀬が頼もしい。大学卒業後にどんな進路を歩むか興味あるので、200歳までとは言わないから、続編出ることを期待したい。
が「ナイス!」と言っています。
氷菓子
ネタバレアメリカディズニーランドを模倣してクオリティ低い遊園地を作った負の実績があったためにディズニーから不信感を抱かれていた日本。そんな逆境にも関わらず、ディズニーランド誘致のための最高のプレゼンテーションをして一日でディズニー側の心を掴んだサクセスストーリー。無論、その一日のための下準備が徹底していたからこその成功。昭和のバブルの頃だからできたんだろうと感じてしまっていたこちらの心理を見透かしたように「いつだって時代は過渡期だし、キャンバスは真っ白なんだよ」と言う小谷氏の言葉で締めくくられていた。
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氷菓子
主人公の経歴も名前も著者と同じなので、これって小説じゃなくてエッセイだっけ?と思いながら読んだけど、これがエッセイだったらちょっと引くので創作だよなと思い直した。ただ100%が創作とも思えないので、どこまでが実体験でどこからが創作なんだろう。そんな風に惑わされてるのが、作者の思う壺にはめられてるような気もする。
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氷菓子
ネタバレ本の装丁が重厚で、内容も王道のファンタジーだけど、登場人物のやり取りはちょっとマンガチックで軽いので、ギャップがあった。エールデは結局どうなったのか?次巻で分かるのか?そこがモヤっとしたまま終わってしまった。
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氷菓子
フランス人は何にでもpetitをつけたがる、merciをcimerと言うように逆さ言葉を使うことがあるなど、一般の教科書とは一味違って、フランスの話し言葉の文化の豆知識を色々知れて面白かった。フランス語ペラペラを目指している訳じゃないけど、ちょっとした言葉を知ってるだけでフランスの文化や習慣の理解度がグッと深まるので、この本に書いてあることだけでも頭に入れておきたいなぁ。
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氷菓子
食べ物に好みがあるように絵画にも個人的な好き嫌いがあって構わない、有名絵画の良さが分からないから自分に芸術は分からないと思わないでほしい、というのは私のために言ってくれてるかのようだった。某絵画に詳しい作家さんが、印象派より前の絵画は写真がある現代は意味なしみたいに言っていて、私が好きな絵についてもボロクソに言ってたので。。。作品の情報に惑わされがちなので、イヤホンガイドや横の説明書きは絵を見た後で、というのは実践したい。
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氷菓子
給湯管が銅製の場合だとピンホール事故のリスクがある。保険でまかなえると言われても、管理会社と業者が結託して工事費を不正に高く設定している可能性があるので、どの作業にいくらかかるのか、その価格が適正なのかを調べる必要あり。同一マンションで事故が多発してそのたびに保険を使うと、保険料が値上がりするか、保険に加入できなくなってマンションの資産価値が下がる可能性がある。こういう本を読むと、やっぱり賃貸の方が気楽なのでマンション購入断念の方向に気持ちが傾く。
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氷菓子
ネタバレ最新の医療で病気を治す大学病院から、家庭の事情で地域の高齢者を主な対象とした病院に転職したマチ先生。病気になって治療する経験は人それぞれだけど、死を迎えるのは誰しもが必ず通る道で、そこをゴールと言っていいか分からないけど、どうそこに向かうかを考え、寄り添う姿勢に色々考えさせられました。舞台が京都というのも、生き急ぐ現代社会から一歩引いて人生を考えるのに絶妙な設定。本筋とは関係ないけど、マチ先生が食べてた京都銘菓を全種制覇したくなりました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/04/12(4819日経過)
記録初日
2011/04/12(4819日経過)
読んだ本
1734冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
516687ページ(1日平均107ページ)
感想・レビュー
1123件(投稿率64.8%)
本棚
22棚
性別
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