弱肉強食は世の理とはいえ、他国の領土に踏み込んでおいてレジスタンスから被った自軍の被害を保証しろとか要求してくるナポレオンには無性に腹が立った。やむをえずの降伏だったけれど、ヴェネチア市街が戦火に晒されずに今日まで優雅な姿を留めていることが唯一の救い。
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