可愛い挿絵（作者本人による挿絵。本当に素敵！）に星から来た王子さま。ファンタジーに溢れていそうな希望で読み始めたら、大人に向けて伝えたい事を王子さまのこれまでの経験を通して、わかりやすくシンプルに教えてもらった気がした。忘れかけていた、知らないふりをしていた事を。物語の中の飛行士の彼も、最初は王子さまを子ども扱いしていたが、実は最後には純粋無垢な王子さまに全て教えられた‥と、気付いたのだろう。大人になって初めて読んだが、ここまで奥が深い物語だとは思わなかった。

可愛い挿絵（作者本人による挿絵。本当に素敵！）に星から来た王子さま。ファンタジーに溢れていそうな希望で読み始めたら、大人に向けて伝えたい事を王子さまのこれまでの経験を通して、わかりやすくシンプルに教えてもらった気がした。忘れかけていた、知らないふりをしていた事を。物語の中の飛行士の彼も、最初は王子さまを子ども扱いしていたが、実は最後には純粋無垢な王子さまに全て教えられた‥と、気付いたのだろう。大人になって初めて読んだが、ここまで奥が深い物語だとは思わなかった。

旅をする木から2冊目。遺稿集という事もありより沢山の短編エッセイが詰まっているが、短いながらもまた様々な自然や人々がすぐ近くに存在するような温かい気持ちにさせてくれた。さらに3分の1ほどのページは星野氏の写真が1節毎に掲載されており、より世界の中に入り込める。ただ、熊に対する自身の警戒心について自問自答してる1節があった。この節だけは、今後の彼に起こる悲劇を知るだけに胸が痛くなってしまった。