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2024年11月の読書メーターまとめ

Mマジパン
読んだ本
9
読んだページ
2740ページ
感想・レビュー
9
ナイス
59ナイス

2024年11月に読んだ本
9

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Mマジパン
政府の福祉予算が削られる中、生活保護という制度の歪みが叫ばれて久しい。そんな時シワ寄せはもっとも弱い立場の人に来る。中山七里先生はそれをある老女の死という胸が痛む悲しいドラマとして描いている。一番必要な人に福祉の手が及ばないのはおかしい。この制度も、単純に対象者を減らすのではなく、抜本的に考え直すことが必要な時期に来ているのではないか。なお中身は良質のミステリーであるが、最後のどんでん返しはある程度読めてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
9

Mマジパン
時系列的に「61時間」から続いている。最後はスゴイことになって終わっていた。今回は電話の声だけだがいい感じになった古巣の女性指揮官に会いに、サウスダコタから南下してワシントンDCにふらりと現れる。当然またエライことに巻き込まれる。リー・チャイルドさんは情景描写が的確で詳細なので、自分が主人公になって現実に動いているような気になれる。痛快。爽快。
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Mマジパン
米大統領選でのトランプ人気。マスコミの予想やネガティブキャンペーンにかかわらず当選してしまった。この日本人(私だけ?)にはちょっと理解できない現象について、池上さんや佐藤優さんなど6人の一流の識者の解説や意見を集めたもの(7月時点のものだが)。先の任期中はずっと不安で、常識人のバイデンにかわってホッとしたものだ。少しでも安心できたらと思って読んでみたが、今の世界情勢を見るとハリスだとしても似たようなものだというのが結論だった。そもそもマスコミが事実を伝えているのだろうかという疑問が残った。
が「ナイス!」と言っています。
Mマジパン
2008年初版の本だが、その中で指摘されている新自由主義や民営化による医療、教育、軍事などの「貧困」が、現在のアメリカだけでなく日本の問題として論じられているのを様々なマスコミで見聞きする。この本の予見力と影響力の大きさを認めざるを得ない。国土防衛は重要であるが、軍事面だけでも巻き込まれるのを免れているのには感謝すべきだろう。
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Mマジパン
日本の中世というと鎌倉~室町(戦国)と様々な古代的権威が下剋上で壊されて、戦争やもめごとばかりやっていた時代のイメージがある。それでも天皇にとって代わろうするものが現れなかったのはなぜか?倉山満さんは皇室史が専門で、ちょっとふざけているような論調(歴史上の人物のやることがハチャメチャで自然にそうなるのか)ながらわかりやすく説いている。特に旧皇族の宮家の位置づけなどは分かりやすかったように思う。ただし南朝北朝の正統論はややこしい。
Mマジパン
展開があるごとに「あと〇〇時間」と出る。ゼロ時に何が起こるのか?リーチャーが巻き込まれた事件は淡々と進み、何度か肩透かしを食わされた後、急激に盛り上がり最後は…ある程度予想通りだったが、まさかこんなことになるとは。リーチャーが軍警察を辞職した経緯や、後継者の女性士官とのほのかなロマンス(電話でだが)などもあり楽しめた。
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Mマジパン
アメリカのミステリーが好みで、ポーから始まって最近はリンカーン・ライムものやハリー・ボッシュものまで色々読んだ。ちょっと目先を変えようと思って図書館で見つけた本。主人公は元軍警察のエースだが今はなぜか荒野の一匹狼みたいな流れ者。もちろん頭脳明晰で格闘は無敵。ふらりと立ち寄ったサウスダコタ州の田舎町で極寒(北極の寒気がそのまま降りてくる)に閉じ込められる。その街をめぐってメキシコでは麻薬王が何やら暗躍。鍵を握るのは上品な老婦人。主人公は街と彼女を守るため立ち上がる…下巻が楽しみ。
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Mマジパン
上巻を読了してからだいぶ時間が空いてしまった、下巻やっと読了。ユダヤ的過剰さは博覧強記なんてレベルじゃない。読むのに相当体力がいった。AIやバイオテクノロジーの進歩した世界における人類の将来について悲観しているようにも思えるが、それは警告であって、必ず乗り越えていけるとハラリ氏は信じているように感じる。ただ、未来の戦争の形についての予測(2016年時点での)で、AI制御のドローンが飛び交う戦場では人間は盾でしかないというのは2024現在当たっているようでやりきれない。
が「ナイス!」と言っています。
Mマジパン
政府の福祉予算が削られる中、生活保護という制度の歪みが叫ばれて久しい。そんな時シワ寄せはもっとも弱い立場の人に来る。中山七里先生はそれをある老女の死という胸が痛む悲しいドラマとして描いている。一番必要な人に福祉の手が及ばないのはおかしい。この制度も、単純に対象者を減らすのではなく、抜本的に考え直すことが必要な時期に来ているのではないか。なお中身は良質のミステリーであるが、最後のどんでん返しはある程度読めてしまった。
が「ナイス!」と言っています。
Mマジパン
並外れた観察力と洞察力を持った女取調官が行動心理学を駆使して容疑者の嘘を見抜き事件を解決に導くというストーリー。良心の呵責を感じないいわゆるサイコパスや常習犯罪者には通じないと思うが、小悪党には面白いようにはまるので読んでいて痛快である。いくつかの独立したエピソードに分かれていて読みやすい。背景に彼女の絡む未解決事件があり続編でどう展開していくか期待が持たれる。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/09/28(1912日経過)
記録初日
2019/09/28(1912日経過)
読んだ本
396冊(1日平均0.21冊)
読んだページ
117809ページ(1日平均61ページ)
感想・レビュー
396件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
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