関羽の死のあたりから転げ落ちるように状況が厳しくなっていくのは史実でわかっているだけに読むほどに苦しくて…。裏切り、謀略、英傑の死。曹操の最期を悟っての思慮や言動の描き方がしみる(泣)　代替わり、曹丕の頭良さそうにみえて浅はかで自己中な感じが見え隠れしてるやりくちと、司馬懿の忍耐強い狡猾さにハラハライライラ。そして張飛の最期についての北方流の描き方に唖然茫然！諸説ある謎の部分をどう面白く描くか、っていうところ。弔い合戦の様相の蜀軍にご武運を！という気持ちになりつつもこの後の展開を思うと…。

『お助け』が読みたくて図書館探したら、児童書日本の文学全集…芥川龍之介から50音順、太宰と漱石に挟まれて筒井康隆(笑) 巻末に年譜が付いてたり著者の半生の解説がついてたりなにこれカッコイイ文豪感(笑) んで、お目当ての『お助け』はヤバイイかったです！エグイ短編数話の他にちゃんと子供向けの作品があるのちょっと意外でした。戦争ダメ絶対な『三丁目が戦争です』とかなんて道徳的。そしてお得意の(？)言葉について云々する随筆的なのも面白かった。句読点についての考察に唸らされ「前向きに検討します」の件に笑いました。

なんで勝手に生きろ！なのかわかりませんが、原題のFactotumは“なんでもやれ”という意味だそうで、その通り仕事を辞めては酒を飲み女とやっては酒を飲み金が無くなったら仕事を探し酒を飲みまた仕事を始めては辞め…。日本で欲しがりません勝つまではをやってた頃に酒も肉も洒落た服も女も何でも手に入るアメリカ、ダメンズとヤリマンがグダグダなだけの話に終始しているのにすごく面白いのはブコウスキーの文章がEんだろうな。ブラインド掃除する話、仕事終わりに猛スピードで馬券買いに行く話、毛虱の薬を使った顚末の話、が特に好き。

関羽の死のあたりから転げ落ちるように状況が厳しくなっていくのは史実でわかっているだけに読むほどに苦しくて…。裏切り、謀略、英傑の死。曹操の最期を悟っての思慮や言動の描き方がしみる(泣)　代替わり、曹丕の頭良さそうにみえて浅はかで自己中な感じが見え隠れしてるやりくちと、司馬懿の忍耐強い狡猾さにハラハライライラ。そして張飛の最期についての北方流の描き方に唖然茫然！諸説ある謎の部分をどう面白く描くか、っていうところ。弔い合戦の様相の蜀軍にご武運を！という気持ちになりつつもこの後の展開を思うと…。

カラス意外とかわいい。そして製作者さんのカラス愛とユーモアが写真や文章の端々にとても感じられます(笑) “カラスが生ごみを漁るのは人間がきちんと管理しないからだ。”という考え方に納得、おおらかに共存できたらいいよね～。