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2026年7月の読書メーターまとめ

kai
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2026年7月に読んだ本
9

2026年7月のお気に入られ登録
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  • なめとこやま

2026年7月にナイスが最も多かった感想・レビュー

kai
「人はそれぞれの相関図の中で生きている。これだけ多くの人がいる世界で、線がつながるなんて奇跡みたいな確率だ」確かに!毎日誰かと関わる生活を当たり前に思い、感謝など忘れていたけれど、奇跡的な確率で出会った人たちとの線は大切にしないといけないと改めて思った。成瀬の相関図の中にいて、成瀬と線で繋がった人たち、これから成瀬と線で繋がる人たちと成瀬の作り出す世界をまだまだ見ていきたい。頑張れゼゼカラ、膳所から世界へ!
が「ナイス!」と言っています。

2026年7月の感想・レビュー一覧
6

kai
日本で生まれたにも関わらず無国籍、その2世、3世も含めて、彼らが今の日本で生きていくには…というテーマの社会派ミステリー。幼児虐待、DV、貧困問題なども含めて相当練られたストーリーだと感じた。「社会はまだまだ未熟。例外なくルールや常識に従おうとするのは、思考停止しているのと同じ」⇨現状では救われない人がまだまだいる?「自分が自分らしくいられる場所が社会に確かに用意されていると思える生活」⇨どれだけの人ができているだろうか?いろいろ考えさせられたが、エンタメ要素も多く、最後は希望のある終わり方で良かった。
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kai
昭和、平成、令和と生きた飛馬と二三子がコロナ禍のあたりで出会う。2人の長い人生が丁寧に描かれているので、家庭環境や育つ過程で育まれた思考で、それぞれが信じるものを選んだのだと納得する。「信じるもの」が達成できた時の満足感、充実感は、承認欲求が満たされた時の感覚に似てはいないか。そもそも「信じるもの」は必要なのか、承認欲求の強さは、自己肯定感の低さと関係していないか等、いろいろ考えさせられた。「自身が幸福に導かれなかったというのに自分が間違っていたとは思えない。信じることをやめられない」二三子の声は切実だ。
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kai
河童にまつわる『水神夜話』。それが伝承されていた村出身の陶芸家の夫婦から作者がその伝承を聞く…という不思議な物語。時代は秀吉の朝鮮出兵の頃。戦に関わりのある人々のそばで、平和がなにより、何とか戦をやめさせたいと願い、右往左往する河童たちが愛おしく、それがまた、人の愚かさを際立たせる。河童や武将たちのネーミングがユニークで、史実に忠実な内容が、砕けたゆるい話として伝わる感覚が面白い。「ヒトはなにかを始めるよりやめるほうがよっぽど下手だ」は言い得て妙。河童こそヒトのことがよくわかっていたような気さえする。
kai
2026/07/23 10:54

水のきれいなところで育つ芹。「芹摘む」が徒労という意味のうたことばだとしたら… 水に住む河童たちの来し方と何か関係するのだろうか。『芹摘みし昔の人も我がごとや心に物はかなはざりけむ』いっしょ懸命やったけど無駄…河童のしたことは無駄だったのだろうか…願いがあってそのために何かをしたくなるのは、自然なことで、結果報われなくても、それは無駄ではなかったよ…と言ってあげたい。

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kai
昭和元年に、全く違う環境で生まれた4人の子どもが、太平洋戦争を挟んでどのように生きていくのか、昭和史を辿る3部作の第一部は、開戦までの約20年が群像劇のように描かれる。親世代の4人が戦争に向かう時間をどういう思いで過ごしていたかが丁寧に描かれていて、つなぎ合わせると戦前の昭和の空気感が伝わってくる。「戦争に向かう日本人の思い込みの激しさは何なのか、西洋人と比して柔軟性がほとんどなく、思考が幹だけで枝葉がない」「日本人のサムライ精神はあちこちで摩擦を起こす」戦争に向かう狭窄視野の危険性を忘れてはいけない。
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kai
紀州本草学者畔田翠山が少年期から先生と呼ばれるまでの時間が多面的に描かれている。彼と関わる人物は、師と慕う人、同志、父や百合姫の霊、天狗など有象無象だが、翠山の草木への変わらぬ強い思いと、どこかで繋がっているところが面白い。「花咲く時期も実を結ぶ時期も人によって異なる」「己が生を終えた時、よい香りを持つ思い出だけが身の内に残ればどれほど幸せだろうか」「与えられた姿を全うしたいと考えているのは人も草花も変わらない」「己を守ることのみに気を遣っている者は、物事を引いた目で見る力が失われていく」等、至言も多数。
kai
2026/07/09 23:47

◯種を超えて睦めば、きっと風向きはよくなる◯親しき者であっても己の思いのすべてが伝わるわけではない。ただ、己が思ったことも、為したことも、伝わらぬからというて意味をなさぬわけではない。伝わらぬからといって思いは薄らぐものではない。

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kai
「人はそれぞれの相関図の中で生きている。これだけ多くの人がいる世界で、線がつながるなんて奇跡みたいな確率だ」確かに!毎日誰かと関わる生活を当たり前に思い、感謝など忘れていたけれど、奇跡的な確率で出会った人たちとの線は大切にしないといけないと改めて思った。成瀬の相関図の中にいて、成瀬と線で繋がった人たち、これから成瀬と線で繋がる人たちと成瀬の作り出す世界をまだまだ見ていきたい。頑張れゼゼカラ、膳所から世界へ!
が「ナイス!」と言っています。

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/08/16(2191日経過)
記録初日
2020/08/10(2197日経過)
読んだ本
445冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
153328ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
221件(投稿率49.7%)
本棚
18棚
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