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2024年3月の読書メーターまとめ

井上裕紀男
読んだ本
6
読んだページ
1722ページ
感想・レビュー
6
ナイス
85ナイス

2024年3月に読んだ本
6

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

井上裕紀男
少し前に著者の講演を聞き、出口氏ならいかにしてハンディキャップを捉えるのか興味が深まり手に取った本書。途中歴史の話で熱くなられて紙面を割き面白いけれども、端々に出てくる今の境地には流石の感があります。 どうにもならない事実に向き合った時の諦め、生きたいと思う力とは何か、歴史人物や思想から読み解こうとされます。 無知のヴェールや小坂井敏晶の責任論、運と巡り合わせの話は得心することも多く、改めて説明された国の運命や戦争の観点は学ぶところがあります。 病から復活、ゆっくり丁寧に生きて語る強さを感じ取れる一冊。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

井上裕紀男

海外株への投資加熱で円安が押し上げられ、落ち着いて「お金」や原点に立ち返る本を読んで気持ちを落ち着かせたい日々。 先月の仕事本でベストは『Entra』関連。3ヶ月タームでITサービスの流れが変わっていくので、慌ただしい世の中ですね。 2024年2月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1972ページ ナイス数:60ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1190075/summary/monthly/2024/2

が「ナイス!」と言っています。

2024年3月の感想・レビュー一覧
6

井上裕紀男
ムハンマド死後の8、9世紀、歴史家によって編まれた複数の史料を基に書かれています。史料自体が賛辞のみではなく、批判も含めているためらしく、本書はどこか静かな語り口で読みやすいです。 暴力的な集団が今もジハードと称して殺りくが止まりませんが、クルアーンが難しく解釈の仕方で信念とか行動が変わってしまう恐ろしさも本書で描かれています。 ムハンマドが生きた時代も暴力と支配の時代で、苦悩の中で非暴力政策を実現しようとしていたことが読み取れますが、どこでどうして歪んで現代に伝わっているのかもどかしく感じます。
itokake
2024/04/02 16:27

クルアーンが基本翻訳禁止ですから、非アラビア語圏ではむずかしいという面もあるかもしれないですね。暴力を内包する宗教はイスラム教に限らず、キリスト教徒が多数のアメリカは、常に戦時中。戦争という合法的殺人を建国以来、休まずに続けています。仏教国ミャンマーも戦時中。ホモサピエンスは好戦的な生き物だなとつくづく思います。

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井上裕紀男
少し前に著者の講演を聞き、出口氏ならいかにしてハンディキャップを捉えるのか興味が深まり手に取った本書。途中歴史の話で熱くなられて紙面を割き面白いけれども、端々に出てくる今の境地には流石の感があります。 どうにもならない事実に向き合った時の諦め、生きたいと思う力とは何か、歴史人物や思想から読み解こうとされます。 無知のヴェールや小坂井敏晶の責任論、運と巡り合わせの話は得心することも多く、改めて説明された国の運命や戦争の観点は学ぶところがあります。 病から復活、ゆっくり丁寧に生きて語る強さを感じ取れる一冊。
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井上裕紀男
多様性や個性を生かして・・・などとうそぶきながらも、こと家族という話になると決められた形を押し付けてくる人がやたらに多い。本書は「当たり前」を踏まえずに語り合っていただけて至極嬉しく読むことができます。 感情で動いて、脳の生育が遅い人間がうまく家族を作ることができるとは限らない。環境や条件にも左右される。中野さんの分析と内田さんの鋭い問いかけが続いていくので、読み応えがあります。 ひょっとしたら楽しい家庭に育った方には向いていない本かもしれません。私を含め難しい家に育った者には忘れ難い本です。
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井上裕紀男
ココ・シャネルに川久保玲など気鋭のデザイナーも登場する、面白さ抜群の巻。日本芸能史やアーティストを取り巻く当時の苦悩とよろしくない環境を垣間見ることができます。 スタルヒンや李香蘭、力道山など国と時代に翻弄される人たち。意外と知られていないであろうマリリン・モンローとジャクリーン・オナシスの苦悩。芸事や権力にはえげつない人たちがやはり集まる。 それにしても石岡瑛子には魅かれます。「裸を見るな、裸になれ」「諸君、女のためにもっと美しくなろう」。「時代の心臓を鳴らすのは誰だ」も良いですね。
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井上裕紀男
著者は火山学者、それでも幅広い分野の学者と著作を分かりやすく、且つ更なる興味を引き出すように紹介していただけます。 ニュートンからライエル、ダーウィンへと繋がっていく研究の繋がりは熱いですね。名著と言われる論文ほど、学者が苦労して理解した分、シンプルな構成とモデルだと解説。プログラムコードも同じことが言われるので、優れた研究者は「真」にたどり着いているのだと思います。 コラムと副読本紹介も良く、おすすめです。面白さに促され、まんまと紹介された本を手に取りたくなります。
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井上裕紀男
私たちが暮らしながら利用してい良いエネルギーと活用方法は?。考える手助けとなる本書、排出することによる影響と将来性を図表も示しながらヒントをくれます。 エネルギーを運搬するためには?、燃費と生産効率は?、ニュースだけ見ていると考えることが無い。燃焼後のごみが出ないエネルギー、再生したら余計に地球へ負担をかけるエネルギー、知らないことが思ったより多い。 著名な議員や有名な自動車会社が喧伝しているから、とだけで信じるのは早計。地球の全体最適に近い選択肢をとれるよう、多角的に見てエネルギー利用したいですね。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/11/12(1311日経過)
記録初日
2020/03/29(1539日経過)
読んだ本
255冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
76001ページ(1日平均49ページ)
感想・レビュー
247件(投稿率96.9%)
本棚
20棚
自己紹介

古典、自伝・評伝、ルポルタージュ、国の成り立ち、戦争・紛争、食の達人、思想、科学、お金、などを中心に読み進んでます。

近隣に図書館が無く、周りに本を読んでいる方もあまりいらっしゃらないので、ほぼ中古ですが自費購入した本を投稿しています。小説や雑誌も読むようになりました。

人生は一度きり。より良き書に出会って、生きる指針を作り続けたいと思っています。

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