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2024年10月の読書メーターまとめ

yasumiha
読んだ本
3
読んだページ
1000ページ
感想・レビュー
3
ナイス
71ナイス

2024年10月に読んだ本
3

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • アンジー

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yasumiha
七編の短編集。著者のテーマである「死」「老い」を中心にどこか陰影を満ちた美しい文章であった。どの編も完結していない書きぶりで、読み手にその後の行方を想像させる処が巧みな構成であり、心の機微の描写は小池文学ならではである。叔母に淡い恋心を抱いた「ミソサザイ」が良かった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
3

yasumiha
戦争末期の阿波丸事件を下敷きに描かれた小説である。理不尽な運命に翻弄された人々を思うと、やるせない読後感であった。弥勒丸の惨事が起こった原因か不明であるが、業務を遂行する為に「人間を盾」するという、当時の大本営参謀の横暴がなかった事を祈りたい。ロマンスあり、登場人物それぞれの生き様、苦悩が鮮やかに描写されており、読ませる内容であった。著者のメッセージは理解出来る。
が「ナイス!」と言っています。
yasumiha
七編の短編集。著者のテーマである「死」「老い」を中心にどこか陰影を満ちた美しい文章であった。どの編も完結していない書きぶりで、読み手にその後の行方を想像させる処が巧みな構成であり、心の機微の描写は小池文学ならではである。叔母に淡い恋心を抱いた「ミソサザイ」が良かった。
が「ナイス!」と言っています。
yasumiha
戦国時代を生き抜いた前田家の二人の娘を主人公に乱世を描いている。秀吉の妻から公卿の妻に転身した麻阿と、秀吉の養女となった豪。関ヶ原の戦いから敵味方となるが、挫けず前向きに生きる様を、筆者の温かい女性目線で生き生きと描写している。それにしても、戦国時代の女性は常に翻弄されている。読ませる一冊である。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/07(1417日経過)
記録初日
2020/12/01(1454日経過)
読んだ本
267冊(1日平均0.18冊)
読んだページ
101894ページ(1日平均70ページ)
感想・レビュー
267件(投稿率100.0%)
本棚
0棚
性別
血液型
A型
現住所
千葉県
自己紹介

小説は心情を文字という言葉で醸し出し、美しい叙景をも目の前に現れ、草木の香りや清らかな水の音さえ聞こえてくる。
実体験で感動が薄れた年齢となったが、小説は自分の知らない世界に誘い、夢見る体験に出会えるのが素敵である。
語彙、表現力が豊かで流麗なる日本語の文体に出合い、想いに耽る時間が心安らぐ至福のひとときです。

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