『星が人を愛すことなかれ』を先に読んでしまったため、気になって読了。妙にリアルで、恋愛のめんどくさいことを詰め込んだ感じ。言語化できるのがすごいなと思う。「健康で文化的な～」は、運命にする覚悟はすごいけれど、無理を重ねて自滅していきそうで読んでいてしんどかった。でも好きな人の気を引きたくて無理してしまう気持ちもわからなくはない…。執着しすぎは毒になる。4編の主人公たちは、幸せになれるのだろうか。

死神・乙姫警部と超絶イケメン・鈴木刑事のコンビの倒叙ミステリー短編集。「運命の銀輪」と「皇帝と拳銃と」の犯人の自意識の高さがあいたたた…な感じで妙にリアルだった。展開はパターン化されているので、安心して読めた。わたしは好きな感じの作品。

設定が斬新で面白かった！佐藤と小園間の視点で語られており、それぞれが追い詰められていく様子がリアリティがあった。金持ちの道楽…なんかいつか実現しそうな世界だなぁと思った。最後に、表紙がどうしてこれ？という感じなので、もし続きがあれば（小園間さん大丈夫かな）、もっと本の内容に合ったイラストならいいなぁと思っています。

アクターズスクールの講師で現役俳優の南雲を中心に話が進んでいく、スクールの生徒たちを主人公にした短編集。全体的に暗く、読後感はよくない。役者の世界で活躍できるのはほんの一握りの人たちなんだなぁと思わされる。いつもの警察小説のほうが好きかな。

執着の先にある地獄…。なのに進まずにはいられない、もう後戻りできない、みたいな。陰謀論にはまってしまった恋人、アイドルの恋愛、結婚してくれない人気者の彼、ホストクラブの沼にはまった元OL…。どれも綺麗ごとじゃなくてリアリティがある。会話文が多めなので読みやすい。どの主人公たちも幸せになってほしいけど、無理して相手にあわせて生活も人格も変えていたら難しいかもな…。

6話のミステリ短編集。どれもテイストが違っていて楽しめた。特に表題作の「豆腐の～」がタイトルからは全く想像できない話で面白かった！設定も戦時中で新鮮。よく思いつくよな～と思いながら読んだ。短編が面白い作家さんなのかも。

作家と編集者の悲喜こもごものブラックユーモアが詰まった短編集。「夢の印税生活」が特に面白かった。というか勉強になった。作家デビューしても仕事を辞めてはいけないというのはこういうことか。重版が大事。どの作品もなんか妙にリアルだったなぁ…。それから、作品に出てくる人物名個性的すぎた。好き嫌いがわかれるだろうけど、たまにはこういう本もいいかも。

『星が人を愛すことなかれ』を先に読んでしまったため、気になって読了。妙にリアルで、恋愛のめんどくさいことを詰め込んだ感じ。言語化できるのがすごいなと思う。「健康で文化的な～」は、運命にする覚悟はすごいけれど、無理を重ねて自滅していきそうで読んでいてしんどかった。でも好きな人の気を引きたくて無理してしまう気持ちもわからなくはない…。執着しすぎは毒になる。4編の主人公たちは、幸せになれるのだろうか。

タイトルと表紙に惹かれて。日々の生活でのちいさな喜びや楽しかったことを集めたエッセイ。シルバニアとかサンリオとかセボンスターとか可愛いよね～と共感！K-POPやバチェロレッテにはまったりリップモンスターを探したりと流行りにも乗っていて読んでいて楽しかった。好きなものに囲まれた生活、楽しそう。ツッコミも的確で面白かった。子どものことを「子どもの人」と表現するのが独特だった。

「本格・オブ・ザ・リビングデッド」、面白過ぎた！設定が丸パクリで…（褒めてる）。某作家先生にも許可を取っているとのことなのでOK。そして短編集かと思いきや、実は…とわかったときの驚き！ラストよかったな～。ミステリーのトリックも考えもつかないものだったし…。面白い作家さん見つけちゃったな～。