ネタバレ中学生の時に「殺人の門」で東野圭吾デビューして、それ以来この作家さんには苦手意識を持ってしまっている。(今の私なら楽しめると思うので、いつかもう一度挑戦したい一冊。)　でもこの本は好きだった。 どんな選択をするべきか、正解がないようなこの重いテーマで、まさか温かいラストを迎えられるとは思わなかった。

ネタバレ毒がないから、構えずに安心して読める。　祥子が帰れなくなったと知って泣き、でもちゃんと乗り越えようとする風花の姿にとても励まされた。私も、頑張らなきゃ。優しい、温かい物語だった。

ネタバレラスト、自分でも説明できない涙が、ぶわっと溢れた。　「僕は、千草が好きだ。」で、よかった……！好きになれてよかった！と安心。しかしページをめくると「離婚した。」……え、なんで離婚したの……！とショックを受け、そのまま六年後へ。結婚して子どもも生まれたんだ、よかった……。しかしちょっと複雑。その相手が千草ちゃんだったら……なんて考えると切ない。　……まあ、外野がとやかく言うべきではないですよね。きっと六年間、色々あったのだろうし。幸せそうで何より。　千草ちゃんもきっと幸せを掴めているはず。

ネタバレ中学生の時に「殺人の門」で東野圭吾デビューして、それ以来この作家さんには苦手意識を持ってしまっている。(今の私なら楽しめると思うので、いつかもう一度挑戦したい一冊。)　でもこの本は好きだった。 どんな選択をするべきか、正解がないようなこの重いテーマで、まさか温かいラストを迎えられるとは思わなかった。

ネタバレこのシリーズで久遠と出会って、警戒心が強くなった気がする。近づいてくる人がいると、何か掏られるんじゃないかとビクビクするようになってしまった。 なんて影響力のある小説なんだ！　　フェイク用語辞典も安定の面白さ。【恩人】の「自称する人については警戒が必要。」、【精査】の「定義が曖昧なため、言ったもの勝ちな側面はある。」が好き。実生活に役立ちそう笑　シリーズ四作目、いつか発売されると信じたい。