人が家を建てるときの思考と試行錯誤の記録を読むのが好きなのかもしれない。橋本麻里さんが自宅を新たに建てる記録。どのタイミングで山本貴光さんが同居することになったのかは重要な気がするのだが（橋本さんの蔵書だけならまだまだ余裕だった気がするので）そこら辺はスルーされて途中から5万冊が前提になっているし、2024年の写真はえらいことになっている。山本さんが語るバーチャル世界は早めに実現すると良いな、と思うものの、やはり現実物量あってこそという気もする。とはいえ、この本の一番の肝で面白いのは三井さんのところだな。

人が家を建てるときの思考と試行錯誤の記録を読むのが好きなのかもしれない。橋本麻里さんが自宅を新たに建てる記録。どのタイミングで山本貴光さんが同居することになったのかは重要な気がするのだが（橋本さんの蔵書だけならまだまだ余裕だった気がするので）そこら辺はスルーされて途中から5万冊が前提になっているし、2024年の写真はえらいことになっている。山本さんが語るバーチャル世界は早めに実現すると良いな、と思うものの、やはり現実物量あってこそという気もする。とはいえ、この本の一番の肝で面白いのは三井さんのところだな。

ブックファースト新宿店の2024年末のフェアで友田とんさんが選書していた本。面白い。布石の妙もすごいが、5章で植栽の剪定から浮かぶ景色がむちゃくちゃ好み。そして4章がべらぼうに面白い。動きが言語化されることによって明確に原理が浮かび上がるのすごい。古川さんの体の使い方、置き方の凄みよ。個人的には山内さん（著者）の思考よりも古川さんの思考の方が親和性が高く、小難しく考えすぎでは？と思ったりもするのであった。まあ研究ってそういうきちんと論理立てて考えるってことだよね。年末に良い本を読めて満足。