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2024年6月の読書メーターまとめ

mirei
読んだ本
7
読んだページ
2179ページ
感想・レビュー
7
ナイス
38ナイス

2024年6月に読んだ本
7

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

mirei
ネタバレあぁ、読み終わってしまった。もっと、この世界に浸っていたかった・・・「繊細と強靭と」その両方が互いを必要とする。まさにこれは梨木さん独特の、境界線が曖昧で、柔らかでいながら確固たる足場を持つ、なんでもありの世界。河童の少年、イワナの夫婦、夏と冬とで生きる形が違う冬虫夏草。村人たちの暮らしぶりや言葉の響きが心地よかったです。それだけに消えていくのは切ないものが・・・。移り行くもののあわれ。今回出番が少なかったけれど、私は高堂が好みです。もっとこのシリーズの続きが読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
7

mirei
ネタバレ小屋作りは勿論、D.I.Yにも全く興味のない私がこの本を買ったのは、これまでの川内さんの本がどれも面白かったから。やっぱりハズレなしでした。失敗したり試行錯誤しつつもいろいろフリーダムで自然と集まった仲間たちとの和気あいあいと楽しみながらの小屋作りと楽しそうな宴会風景。いいなぁ。ナナちゃんの成長日記でもある本書は、子供にとって、どういう環境が望ましいのかを教えてくれる本でもありました。川内さんいい母親だと思います。イオ君のイクメンぶりにびっくり。小屋の写真、ネットで拝見しました。手作り感あっていいですね。
mirei
ネタバレガイドやマンシンという運転手がいるのにひとり旅って・・・と思いつつ、描写が巧みでぐいぐい話に引き込まれました。「深夜特急」は貧乏旅、この本はややリッチな旅。でも同じように盗まれたり騙されそうになったり食あたりしたり、インドって国は・・・。でも料理は美味しそう。「すごい?すごいでしょ?」のマルチ商法トークは笑った。何がなんでも高く買わそうとする商魂逞しいインド人との値切り交渉。それには中谷さん同様辟易しつつも、ヨガやマハラジャ、インドの伝説の話なども興味深く、インドの空気感が感じられ大変面白かったです。
が「ナイス!」と言っています。
mirei
ネタバレ「馬鹿は生まれつき馬鹿で年をとって馬鹿が治るわけではないのだ」「馬鹿を生きる方が面白いかもしれぬ」と語る佐野さん。おバカを装って悩んでいてもどうしようもない現実をあたふたとしつつもやり過ごしてしまう佐野さんは賢い。ただの逃避でない事は、飼い猫の死をじっと見守り思う死にいく事に対する思いに表れている。「死なない人はこの世にひとりもいない」「いつ死んでもいい。でも今日でなくてもいい。」深刻になりがちだけど笑ってしまうボケ大会や、友人たちとのあれこれが面白かった。
mirei
ネタバレ演劇って興味がなかったのですが、この本を読んで、一発勝負の世界って大変なんだな・・・と思いました。体調管理も舞台の管理も。奮闘する、中谷さんのプロ意識に脱帽。ニューヨークの劇場スタッフのいい加減さにびっくり。そりゃぁ「もう、どうでもいいです」と言いたくもなりますよね。日本からの取材云々関係なくても。芸能の世界では、毒舌を売りにしている一部の人以外、人から嫌われたら生きていけないようなので仕方ないのでしょうが、お世辞の応酬は 読んでいて興ざめでした。フランソワは「ドリーマー」のままで良かったと思います。
mirei
ネタバレあぁ、読み終わってしまった。もっと、この世界に浸っていたかった・・・「繊細と強靭と」その両方が互いを必要とする。まさにこれは梨木さん独特の、境界線が曖昧で、柔らかでいながら確固たる足場を持つ、なんでもありの世界。河童の少年、イワナの夫婦、夏と冬とで生きる形が違う冬虫夏草。村人たちの暮らしぶりや言葉の響きが心地よかったです。それだけに消えていくのは切ないものが・・・。移り行くもののあわれ。今回出番が少なかったけれど、私は高堂が好みです。もっとこのシリーズの続きが読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
mirei
ネタバレあぁ懐かしい、昭和の青春。朝、出がけに母から手渡される太巻き、家出した時片手が不自由な母が沢山のおかずをタッパーにつめて、自転車を押しながら持ってきて健康を気遣ってくれた話、陽だまりのような人で来客が絶えず、人の和を大切にしていた父。いろいろあっても、必ずしも御馳走でなくても心のこもった料理が心をつなぐ。子供のころから夢に描いていた暮らしを少しづつ形にしていく・・・。 様々なエピソードの数々。ユーモアのセンスが好みです。 楽しいばかりではない生活でも、気の持ちようで幸せな気分になれる。それがごちそう日和。
mirei
ネタバレ女優としてのプロ意識の高さ、コロナ禍での生活と、国をまたいでの移動の大変さ、ザルツブルグ音楽祭とゲルギエフの話、使えない冷蔵庫の話、これ見よがしでない美しいものに対する美意識や感性の豊かさ、読みながらオイオイ・・・と心配になったら詐欺だった電話の話、蕁麻疹や健康管理など健康面の話に料理の話と盛り沢山。話題が豊富で聡明な人。時々ある失敗談は気の毒ながら笑ってしまうけど、自虐が過ぎるのは如何なものかと思いつつ。大変面白く読めました。日本のクラシック音楽業界と環境の未来が芳しくなさそうなのは本当に残念です。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/03/23(1199日経過)
記録初日
2021/03/23(1199日経過)
読んだ本
114冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
31643ページ(1日平均26ページ)
感想・レビュー
114件(投稿率100.0%)
本棚
2棚
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