読書グラフ

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自分の毎日と関係ないことは、知っていても向き合わずとも過ごせてきてしまったが、思春期の頃は確かに世の中の理不尽や、不当なできごとに敏感だったように思う。歳を重ねて、正しいことも頭ではわかるようになったかもしれないけど、それは思い込みや無自覚な偏見と紙一重なんじゃない？と、時折顔を上げて考えながら、筆者とその息子のやりとり耳を澄ます。軽やかで読みやすく、少しも押し付けがましくないのに、自分の中の変化のツボをきっちりと押されているような感覚。自分の無知と向き合える時間をくれた。

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーブレイディみかこ

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あらすじ・内容

ナイス ★37

コメント(0)2023/08/28

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孤独というものも自ら選んで楽しむことができれば、案外悪くないと思える。ひとりだからこそ楽しめること、鍛えられるものはある。勇気づけられる。ただ、本当の孤独ってそんなものではないようにも思うのよ。ひとりでいる時間を楽しめるのは、誰かと触れ合う時間がわずかでもあるからじゃないかな。

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まだ読みかけの本があるのに、本屋さんでどうしても気になって購入。読みかけの本をいったんお休みして、一気に読んだ。精神科医という立場で分かりやすく根拠を示しながら、幸せに生きるための考え方を楽しく教えてくれる。日々のモチベーションが急にあがって、時間の考え方が変わった気がする。アウトプット、運動、趣味、実践しよう。今の自分にすごくしっくりくる内容で、本は読みたいと思った時に読みたいと思ったものを読むのが大事だと再認識した。

精神科医が教える毎日を楽しめる人の考え方樺沢紫苑

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あらすじ・内容

ナイス ★5

コメント(0)2023/01/26

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主人公と田村さんの、だんだん心が通う、という表現だと少しちがう、絵の具ですこーしずつ色を重ねていくような関わり合いに、いつしかひきこまれてしまった。生活って、生きる活動なんだなあ。気づきから逃げない主人公、しなやかで強い。

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ネタバレ登場人物が軽快で魅力的。今の世相とリンクするようなリアルな描写があるかと思えば、ふわふわとしたファンタジー感もある不思議な小説。伊坂作品らしい伏線？回収と、読み手に想像を委ねる謎のままの部分が混ざって、全部ひっくるめて楽しめた。あっちの世界への逃避から主人公が今に焦点を戻す場面が印象的だった。ヘリコプターの愛人、絶対あとで出てくると思ったんだけどな。

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ネタバレ湊かなえさんの作品の中でも、最高！と思える一冊でした。書店のポップにまちがいなかった！ほんのりイヤミスの香りは漂うものの、それぞれのキャラクターが自分と向き合い、乗り越える強さが、希望が、救いがある物語。怒涛のラスト数10ページを読み終えて感動したところで、実はそれは真相かどうかわからないことに気づかされてしばらくボーッとしてしまった。リアルに追いつき、想像力で追い越す。帯にも書いてあるこの言葉まで伏線に思えて、素晴らしい読書体験だった。

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ネタバレマスカレードシリーズ以前の新田刑事とホテルマン尚美のお話。すらすらと読みやすい。書かれた順番を考えると狙ってのものではないだろうけど、まだ尚美が「めんどくせーな」って思ってしまってる描写が、初々しくかわいらしい。最後の話は、このシリーズのファンなら嬉しい仕掛け。穂積刑事も魅力的で、映画でも会いたいキャラクターでした。