ネタバレ話題作ようやく図書館で借りれた。推しを推すために全てを捧げて生きる女子高生。最初は推し炎上したのつらいよねわかると共感の気持ちで読んでいたが、途中から主人公の世間での生きづらさが読んでいて辛い。推しは主人公を支える背骨。推しのために我が身を削ることに快感を覚えている若い女子特有の危うさがリアルだった。いわゆるグレーゾーンにいるんだろうな…生きづらい。

ネタバレ話題になっておりずーっと読みたかった、図書館でようやく順番が。妾の子である母、義父からひどい扱いを受けるキナコ。虐待を受ける52。虐待、ヤングケアラー、トランスジェンダーなど様々な問題があった。キナコ、アンさん、52などみんな壮絶な過去を生きながらも、他人を思いながら生きている。 誰にも声を聞いてもらえないまま歌い続ける52ヘルツのクジラ。寂しさもあり、つらいこともありつつも自分の声を聴いてくれる人がいると気づいたキナコと52、支え合って生きてほしい。アンさんが悲しい。村中と美晴がとにかくいい人。

ネタバレサイコパスvsサイコパスの脳チップに関するSF的なサスペンスミステリー。主人公のサイコパス弁護士二宮と、刑事の戸城の視点が細かく切り替わりながら話が進むので、テンポよく読むことができる。 二宮と戸城の日付がずれているのはそういうことか〜と後半で納得。ぶっ飛んだ派手で非現実的な設定、テンポ良いストーリー展開とドラマかアニメを見ているかのような感覚で楽しく読めた。面白い！でも杉谷と友達今後は続けられんだろ。笑

ネタバレ話題作ようやく図書館で借りれた。推しを推すために全てを捧げて生きる女子高生。最初は推し炎上したのつらいよねわかると共感の気持ちで読んでいたが、途中から主人公の世間での生きづらさが読んでいて辛い。推しは主人公を支える背骨。推しのために我が身を削ることに快感を覚えている若い女子特有の危うさがリアルだった。いわゆるグレーゾーンにいるんだろうな…生きづらい。

ネタバレ高校の同級生である千景とまゆ子の二人が大人になって再会する。二人の視点が短いスパンで切り替わり、読みやすい文章なのもあって飽きずにすぐ読めた。この二人には同級生以上のなんらかの関係性があるとすぐわかったがかなり後半にわかる。 性別、心の性について改めて考えさせられた本だった。 作者は千景よりの理系女性なのかもと思っていたら北大薬！ 曖昧な女性の心理を細やかに表現されていると思った。

ネタバレ二部構成になっており、15年の時が空いているが二つの事件は関係している。一部ではいづみの語りで話が進むので没入感がすごくて、ヒステリーに読んでいて苦しかったが、それほど家族を大事にしていたとも同時に思う。二部では若い女が殺された事件の捜査がメインでストーリー展開される。「なぜ死ななければならなかったのか。」この疑問を持ち続け捜査する刑事もキャラが立っていて面白かった。子供を大切に思うあまりの行きすぎた行動や勘違い。女性特有の感覚が繊細に表現されていた。

ネタバレ思春期特有のプライドの高さ、自分が中心で自分が1番可哀想だという被害者面にあるある〜、と共感性羞恥を覚えながら読んだ。作者が15歳の頃の作品だと知り驚きつつも、この年代の敏感な感性が描写されており納得。学生って学校か家かしか社会と繋がる機会がない子も多いから、こんな風に親と不仲、中学生の無視が順繰りするあのいじめがあると絶望してしまうよね。最後一皮剥けた瞬間が良かった。あの瞬間に心は大人になっている、あの子なら地に足つけた大人になれると思う。