ネタバレとても引き込まれた。最初「わたし」が男なのか女なのかわからず、しかしこれは男なんだろうと思い込んでしまった。「わたし」視点で描かれる話には明るさや優しさがなく気持ち悪さすらあったのに、残り100ページのどんでん返しからは「わたし」はどうなるんだろうと少しハラハラした。知夏はまたやってしまうんだろうか。磯部くん、早く捕まえないと。

ネタバレ結局怪異は霊の仕業だったのか、そうでないのかよくわからなかった。手形とかはわかるけど、電気を止めたり窓を開けなくしたり、人間を一瞬で消したり。霊ってそんなこと出来るもんなの？と思ってしまった。前妻の玲子さんも最後まで出てこず、背筋がゾ〜ッとするような怖さもなく、これくらい大規模な怪異になるとあまり怖がらずに気楽に読めた。

ネタバレ前作の紅蓮館より読みやすくなっていた。序盤は少々の鬱陶しさもあったけれど、葛城が調子を取り戻してからはテンポ良く読めた。終盤、何重ものトリックを見事に紐解いていく。しかし正体がバレてからの犯人の豹変ぶりにはちょっとついていけなかった。家族が殺されたのに、すぐに冷静に話し合えるシーンにも違和感が。もう少し登場人物に感情移入が出来ればもっと引き込まれたかな。

ネタバレとても引き込まれた。最初「わたし」が男なのか女なのかわからず、しかしこれは男なんだろうと思い込んでしまった。「わたし」視点で描かれる話には明るさや優しさがなく気持ち悪さすらあったのに、残り100ページのどんでん返しからは「わたし」はどうなるんだろうと少しハラハラした。知夏はまたやってしまうんだろうか。磯部くん、早く捕まえないと。