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2024年3月の読書メーターまとめ

アカサタナ
読んだ本
12
読んだページ
3509ページ
感想・レビュー
12
ナイス
60ナイス

2024年3月に読んだ本
12

2024年3月のお気に入られ登録
1

  • 山下哲実

2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アカサタナ
ネタバレ☆4つ 比嘉姉妹シリーズの短編集第1弾。6編収録。 既出の長編シリーズは読んでおくべき。 白眉は「学校は死の匂い」。ド直球のホラー・ミステリー。 「悲鳴」は『ずうのめの人形』に出てきたあの女性のイメージが変わる。不幸な家庭環境に原因があったわけではなくナチュラルに備わった呪いの力を行使して生きてきた存在自体が怪異みたいな人間だった。美晴は彼女を成敗しておくべきだったな。 他「ゴカイノカイ」、「居酒屋脳髄談義」、「ファインダーの向こうに」、表題作。 前作、前々作の長編はピンとこなかったが、どの作品も面白い。
が「ナイス!」と言っています。

2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

アカサタナ

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2024年3月の感想・レビュー一覧
12

アカサタナ
☆2つ Kindle Unlimitedにて読了。 ネッシーの正体が明らかになるが、知的好奇心をくすぐるものではなかったし、ナチの化学兵器もマクガフィン以上のものではない。敵の目的も取って付けたよう様なものだし、前作以上に全てが薄味だった。 これで現在日本で出版されているタイラー・ロックシリーズは全て読み終わった。 オーパーツや未確認生物は物語のフックとしてのみ機能しており、深く掘り下げるものではなかった。 このシリーズはあくまでもアクションが売りの小説という印象。ハリウッドなアクション小説が好きなら。
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アカサタナ
☆4つ 比嘉姉妹シリーズの短編集第2弾。5編収録。 「鏡」は『ぼぎわんが、来る』の前日譚というか後日譚というか。未来が悲しすぎる。 「赤い学生服の女子」は彼と彼女の物語を見てきた者として、悲惨な中にもどこか救われた気がしたが最後の一文で……。 長めの短編(中編?)、「ぜんしゅの跫」は凶暴な怪異の恐怖と共に琴子、真琴姉妹のアレコレが描かれる。 琴子も人間なんだなと。 他「わたしの町のレイコさん」、「鬼のうみたりければ」。 長編シリーズのフリがあってのものではあるが短編の方が面白いと感じた。切れ味が良い。
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アカサタナ
☆4つ 幽玄漫玉日記の最終巻。 私小説ならぬ私漫画とでも言いましょうか。 どこまで本当かわからないが赤裸々に綴る日常のあれこれ。 ある意味、鬱をエンターテイメントに出来るのは桜玉吉くらいしかいないのではないか。
アカサタナ
ネタバレ☆4つ 比嘉姉妹シリーズの短編集第1弾。6編収録。 既出の長編シリーズは読んでおくべき。 白眉は「学校は死の匂い」。ド直球のホラー・ミステリー。 「悲鳴」は『ずうのめの人形』に出てきたあの女性のイメージが変わる。不幸な家庭環境に原因があったわけではなくナチュラルに備わった呪いの力を行使して生きてきた存在自体が怪異みたいな人間だった。美晴は彼女を成敗しておくべきだったな。 他「ゴカイノカイ」、「居酒屋脳髄談義」、「ファインダーの向こうに」、表題作。 前作、前々作の長編はピンとこなかったが、どの作品も面白い。
が「ナイス!」と言っています。
アカサタナ
ネタバレ☆3つ 比嘉姉妹シリーズの第3弾。呪われた家が人を狂わせる。 果歩が夫に「もう行くな」と言われたのに件の家に行くのはホラー物あるあるで少し萎えた。危ないって分かるでしょうに。 果歩がししりばに侵入者認定されたのは、暴走だけではなく、ちょっとした彼女の浮気心を感じ取ったからではないか。 それにしても作者は幸せな家庭とやらに懐疑的ですな。 映画『来る』の琴子は松たか子の存在感と相まって強者感があったが(足を開いてタバコを吸う、ラーメンを豪快に食べる、岡田准一を右フック一撃で沈める等)、原作では意外と弱いのね。
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アカサタナ
☆4つ DMMブックスでセール99円だったので懐かしくて購入。 『しあわせかたち』の後半で突如描かれた「しあわせのそねみ」。その要素満載の日記漫画の第5巻。
アカサタナ
ネタバレ☆3つ 比嘉姉妹シリーズの第2弾。ある小説が呪いを伝播する。 彼女の呪い自体は人を殺すものではないが、人を殺す怪異の呼び水となるものであった。呪いの力が宿ることになった原因については、はっきりと描かれていない。不幸な家庭環境に対する鬱積等に遠因があったのだろう。 しかし、それが解消されても呪いは残ったままである。 完璧な家庭という強迫観念が新たな呪いとして宿ったのかもしれない。 今回は信頼できない語り手と読者の先入観を突いた叙述トリックの組み合わせである。 もっともあの子の母親というのは唐突過ぎる。
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アカサタナ
ネタバレ☆3つ 新宿鮫シリーズの第3弾。 鮫島の知るポン引きが謎の死を遂げる。その死に不審を抱いた鮫島は独自に捜査を開始する。 他殺か否かの死因を有耶無耶にできる、物語上の都合良い謎の毒物(現実には存在しない)を持ち出すのは禁じ手ではないか。それがなけりゃ、彼女は犯行を続けられずにとっくに捕まってるだろうし、そもそもの物語が成り立たない。 ちょっと無理矢理感があった。 今回はボコボコにされることはなかったが、毎回々々、鮫島がピンチに陥るのはお約束なのね。
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アカサタナ
☆(最終巻で評価) 西郷は征韓論で敗れて下野し、故郷鹿児島へ帰る。 一方、川路利良は西郷を戴く反政府運動に対抗するため警察組織の整備を急ぐ。 反政府の気運が高まる中、海老原穆は集思社を設立する。 小説というより人物伝、評伝のようである。 そもそも司馬は視点人物を固定化した小説然とした小説は書いてこなかったと思うが(全作品を読んだ訳ではないので)、この作品はそれが顕著である。 司馬の考察が話の主筋といっても過言ではない。
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アカサタナ
☆4つ 司馬遼󠄁太郎がこの日本という国の在り方について時代を行きつ戻りつしながら考えるところを綴った随筆集。 司馬遼󠄁太郎の考え方を知りたい人にはオススメ。 もっとも司馬遼󠄁太郎は歴史学者ではなく、あくまでも小説家である(そこに優劣はないし、私は司馬が日本を代表する歴史小説家であると思っている)。 よって、その点についての注意は必要であろう。
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アカサタナ
☆(下巻で評価) Kindle Unlimitedにて読了。 タイラー・ロックシリーズの第4弾。今回は未確認生物ネッシーの謎を追う。 前置きなしに、いきなりのハリウッドなアクションの連続である。そちらに重きを置いて、敵の目的であったり思想であったりは浅く、あまり深く練られたものではない。またナチスが残した化学兵器もマクガフィン以上の何物でもないだろう。下巻に残すはネッシーの謎であるが、あまり期待していない。 アクションだけがこの作品の肝である。
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アカサタナ
☆3つ 長編全編公開作品は一雫ライオン『流氷の果て』。伝統芸能特集とそれに因んだ短編として坂井希久子『浅草名物 浅草観音裏小路(2)』、砂原浩太朗『華の面』、永井紗耶子『きらん一幕』。柳亭小痴楽『粗忽一家』。 読み切りとして三浦しをん『はらから』、上村裕香『生きていけんの』。 アニメ、メタリックルージュのスピンオフ作品、柴田勝家『銃口は烟り』。 その他連載、対談、インタビュー等。 『流氷の果て』は『白夜行』をやりたかったんだろうが遠く及ばず。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/11(865日経過)
記録初日
2021/10/25(943日経過)
読んだ本
874冊(1日平均0.93冊)
読んだページ
323178ページ(1日平均342ページ)
感想・レビュー
390件(投稿率44.6%)
本棚
2棚
自己紹介

☆5つ 文句なしにオススメ
☆4つ 著者やジャンルが苦手な人以外はオススメ
☆3つ 著者やジャンルが好きならオススメ
☆2つ 著者の熱烈なファンならオススメ
☆1つ 時間の無駄

自己啓発本以外はどんなジャンルでも読む。純文学、ミステリ、SF、ファンタジー、歴史小説、時代小説etc

SFとファンタジーは採点が甘め、逆にミステリは好きすぎるが故に厳しめ。

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