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2024年4月の読書メーターまとめ

アカサタナ
読んだ本
5
読んだページ
1687ページ
感想・レビュー
5
ナイス
37ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

アカサタナ
☆4つ 新進気鋭のIT企業スピラリンクス。その新卒採用試験の最終課題であるグループディスカッションに挑む六人の大学生の物語。 フーダニットとホワイダニットが肝となる、殺人は起こらないがれっきとしたミステリ作品。 そしてそこで描かれる人間の多面性。 「人は多面的な存在である」なんて分かりきったことではあるが、それをミステリ作品として上手に利用している。 何度もひっくり返されるが、それが非常に心地良い。 でも鴻上だけは許さんよ。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

アカサタナ

2024年3月の読書まとめ 読んだ本:12冊 読んだページ:3509ページ ナイス:60ナイス #読書メーター https://bookmeter.com/users/1307900/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
5

アカサタナ
☆(最終巻で評価) 西郷は故郷である鹿児島に帰り、猟に明け暮れる日々を送る。その間、江藤新平による佐賀の乱、私学校設立、台湾出兵と刻々と世上は変化していくが西郷は変わることのない生活を送り続ける。 ただ存在しているだけでしかない巨魁西郷に振り回される明治政府。この巻では西郷は全く動かないが西郷という存在そのものとその周りの不平士族の存在が明治政府に圧迫を与える。 維新後の西郷の行動原理が維新前と比べて不可解だが、「西郷とは何ぞや」がこの小説が終わる頃には理解できているのだろうか。
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アカサタナ
☆4つ 新進気鋭のIT企業スピラリンクス。その新卒採用試験の最終課題であるグループディスカッションに挑む六人の大学生の物語。 フーダニットとホワイダニットが肝となる、殺人は起こらないがれっきとしたミステリ作品。 そしてそこで描かれる人間の多面性。 「人は多面的な存在である」なんて分かりきったことではあるが、それをミステリ作品として上手に利用している。 何度もひっくり返されるが、それが非常に心地良い。 でも鴻上だけは許さんよ。
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アカサタナ
ネタバレ☆3つ 昭和54年を舞台に大雨による土砂崩れで孤立した村で起こる惨劇を描く。 惜しいなという印象。村の閉鎖性や未来がなく息が詰まる感じは流石だが、果たしてそれがあそこまでの狂気を生むのかといったら疑問。一応の義務教育を受けた人間がそこまで熱に浮かされるものなのか(学生運動は自分が正義であるとの認識から暴走したが、彼らには酩酊による狂気しかない)。 また暴動を扇動する辰樹は、魅力的な人物であると語られるが具体的なエピソードで描かれるわけではないので、読者には過去の栄光にすがるヤサグレにしか見えない。
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アカサタナ
☆3つ Kindle Unlimitedにて読了。 サンフランシスコ講和条約を結び、いよいよ日本は独立する。アメリカ占領下でも全く卑屈にならずに堂々と渡り合う白洲次郎。 この精神は見習いたい。 でも自分は昭和史には詳しくないので、まずは彼が支えた人物である吉田茂の評伝を読むべきだったかもしれない。後悔が残る。
アカサタナ
☆(下巻で評価) Kindle Unlimitedにて読了。 白洲次郎の生涯を描いた作品。上巻では彼の前半生が描かれる。白洲次郎の生い立ち、学生時代、社会人時代は駆け足気味で、本丸はGHQとの憲法草案を巡る丁々発止のやり合い。 結局は全面的にGHQにしてやられ、憲法を押し付けられるのだが……。 上流階級は上流階級同士でやり取りしてるんだなと。これは令和の時代も変わらないが、戦前は顕著。戦中戦後、塗炭の苦しみを味わった庶民の姿が全く見えてこない。 現行憲法は戦争放棄はどうあれ、悪い憲法ではないんだけどな。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/11(855日経過)
記録初日
2021/10/25(933日経過)
読んだ本
873冊(1日平均0.94冊)
読んだページ
322794ページ(1日平均345ページ)
感想・レビュー
389件(投稿率44.6%)
本棚
2棚
自己紹介

☆5つ 文句なしにオススメ
☆4つ 著者やジャンルが苦手な人以外はオススメ
☆3つ 著者やジャンルが好きならオススメ
☆2つ 著者の熱烈なファンならオススメ
☆1つ 時間の無駄

自己啓発本以外はどんなジャンルでも読む。純文学、ミステリ、SF、ファンタジー、歴史小説、時代小説etc

SFとファンタジーは採点が甘め、逆にミステリは好きすぎるが故に厳しめ。

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