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2024年8月の読書メーターまとめ

りょう
読んだ本
5
読んだページ
1813ページ
感想・レビュー
5
ナイス
130ナイス

2024年8月に読んだ本
5

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

りょう
ネタバレ第166回直木賞受賞作。米澤穂信が描く、ミステリー要素を加えた歴史小説。織田信長に反旗を翻して有岡城に立てこもった荒木村重の周りで、奇怪な事件が立て続けに起こり、土牢に閉じ込めた黒田官兵衛の助言をもとに、事件の真相を推理する。だが、推理パートよりも印象的なのが、戦国の世に生きる者たちの心の動きである。彼らはみな違う倫理観、宗教を心のうちに持っている。信長は敵はことごとく殺し、対して村重は織田方の使者である官兵衛を殺さず、土牢に入れた。信長に反旗を翻した村重の心のうちにある屈折は、やがて悲惨な末路を生む。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
5

りょう
ネタバレ第166回直木賞受賞作。米澤穂信が描く、ミステリー要素を加えた歴史小説。織田信長に反旗を翻して有岡城に立てこもった荒木村重の周りで、奇怪な事件が立て続けに起こり、土牢に閉じ込めた黒田官兵衛の助言をもとに、事件の真相を推理する。だが、推理パートよりも印象的なのが、戦国の世に生きる者たちの心の動きである。彼らはみな違う倫理観、宗教を心のうちに持っている。信長は敵はことごとく殺し、対して村重は織田方の使者である官兵衛を殺さず、土牢に入れた。信長に反旗を翻した村重の心のうちにある屈折は、やがて悲惨な末路を生む。
が「ナイス!」と言っています。
りょう
太陽との遠距離恋愛がますます気になっていく8作目。会社の合併に伴い仕事量が増え、沙名子は忙しい。そんなことお構いなしに、面倒事がいつものように舞い込んでくる。総務部の玉村志保は、他人にわからないことを聞けないほどに意地っ張りなわりに、仕事がずさんな残念な人。そういう人は仕事場でよくいるけど、自分も分からないことを聞くことを面倒臭がっているときがあるため反省。
が「ナイス!」と言っています。
りょう
シリーズ7作目。天天コーポレーションが合併し、沙名子は合併先の経理のシステムとのすり合わせに苦心する。他社のまったく違うやり方やシステムを、自社のそれとすり合わせて統一するのは色々と大変そう。
が「ナイス!」と言っています。
りょう
ネパールで王が殺され、ジャーナリストである太刀洗万智がその事件についての取材を行う。だが、現地の人は外国の記者を嫌っているのか、話そうとしない。サガルという少年と出会い、記者は消費するための娯楽を提供するためだけの存在なのかと自問する。どうやら、この作品は2001年に実際にネパールで起きた事件をもとにしているそうだ。まだ生まれていない頃の事件だが、私も外国で起きた事件や戦争を娯楽を楽しむかのように見てしまっていることがある。ジャーナリズムとは何かを問う社会派ミステリー。
が「ナイス!」と言っています。
りょう
戦争下の倫理観が荒廃した町で、あらゆる手を使ってしたたかに生きる双子の少年の物語。平和な日常に生きる私たちからすればかなり残酷で異常な内容だが、淡々とした文体で綴られており、このギャップがこの作品の面白いところだ。ある種のブラックユーモアも多く、重い内容に胃もたれせずぐいぐい読ませる。最後も興味を惹かれる終わり方。続きの『ふたりの証拠』も読みたい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/21(1042日経過)
記録初日
2022/01/04(1059日経過)
読んだ本
351冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
122114ページ(1日平均115ページ)
感想・レビュー
328件(投稿率93.4%)
本棚
5棚
性別
自己紹介

最近は読書が一番の趣味になりつつあります。
人生辛いことがあっても読書は続けていきたいです。

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