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2024年12月の読書メーターまとめ

みのるん
読んだ本
3
読んだページ
1593ページ
感想・レビュー
3
ナイス
14ナイス

2024年12月に読んだ本
3

2024年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

みのるん
女性に裏切られた過去から女性を憎むようになった老作家と、美しさ故に女性にモテるが同性しか愛せない美青年が主人公。老作家は美青年を唆し、彼を裏切った女性たちへの復讐を試みます。ただ、連載の過程で作者の興味が移ったようで、途中から復讐はどうでも良くなり、老作家の登場機会も激減、最後に物語を締め括る為だけに再登場する感じです。今では同性愛は「禁色」とは言えないので、そのうち「同性愛差別だ」と糾弾されそうな作品ですが、登場人物の独白として語られる恋愛や芸術についての思索は深く、現在にも通じるものがあります。
が「ナイス!」と言っています。

2024年12月の感想・レビュー一覧
3

みのるん
矢吹駆シリーズの日本編第1作。とは言え、矢吹本人はほぼ登場せず、もっぱら来日したナディア・モガールが探偵役を務めています。語り手は作者自身をモデルにしたと思われる宗像という小説家。彼の独白を通じて、作者が矢吹シリーズを書いた動機などが語られることが興味深いです。時代設定は1988年の年末から89年初頭にかけて。昭和天皇が病床についてから亡くなるまでの時期に起きた殺人事件を描きつつ、作者自身による昭和論のようなものが語られるという感じです。普段の西洋思想家の批判に比べるとかなりわかりやすいです。
みのるん
このタイトルだとミトコンドリアの全てがわかる本かと思ってしまいますが、「ミトコンドリア老化主犯説の真偽」などの著者自身の研究だけを追った「研究苦労本」というのが実際のところ。こういう本も面白いのですが、タイトルに偽りありと感じます。ブルーバックスは基本的なところは大体制覇してしまったということなのか、近年はこういうスタイルの作品が結構あります。それと、人体実験に強く反対しながら実験動物には同情のかけらも感じていない文章に驚きました。実際にそれが本音でも、一般読者にそれを晒すことに抵抗感はないのかなぁ。
みのるん
女性に裏切られた過去から女性を憎むようになった老作家と、美しさ故に女性にモテるが同性しか愛せない美青年が主人公。老作家は美青年を唆し、彼を裏切った女性たちへの復讐を試みます。ただ、連載の過程で作者の興味が移ったようで、途中から復讐はどうでも良くなり、老作家の登場機会も激減、最後に物語を締め括る為だけに再登場する感じです。今では同性愛は「禁色」とは言えないので、そのうち「同性愛差別だ」と糾弾されそうな作品ですが、登場人物の独白として語られる恋愛や芸術についての思索は深く、現在にも通じるものがあります。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/01/22(1083日経過)
記録初日
2021/10/29(1168日経過)
読んだ本
111冊(1日平均0.10冊)
読んだページ
38863ページ(1日平均33ページ)
感想・レビュー
103件(投稿率92.8%)
本棚
0棚
自己紹介

サラリーマン生活もあと数年で終わり。老後の趣味にと、暫く中断していた読書を再開させました。

本格ミステリが好きなのですが、同じ分野ばかり読むのはよくないと思い、別の分野を2冊読んだら本格ミステリを1冊というペースにしています。

別の分野としては以下を順番に回すという感じです。
①(本格ミステリ以外の)大衆文学
②純文学
③社会科系、理科系

基本的に文庫・新書しか読まないので、最新の本は知りません。悪しからず。

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