そもそも、山内は滅びる運命にあるとわざわざ伝えてるのに今更貴族の権力争いで若宮様を闇討ちした事が、雪哉の人間不信紛いの元凶なんやから、もっと理解のしどころは他の人間にもあったやろ。猿との大戦かて、確かに仲間がやられて感情的になってた部分は否めんけども、どうしたって理解の得られない種族との遺恨を残すほど山内に余力がないのも事実やん。唯一澄生に納得できるのは自分で見て、自分で決めて行動したところやろうけど、俵之烝の巻き込み方からすると自分が正しいと信じてやまない部分は雪哉となんも変わらんやん。
ようやく、楽園の烏に話が戻ってくるから次回から第二部本格始動なんかなぁ。雪哉に平穏を与えてやってくれ。垂氷郷から出たくないって言ってた雪哉に戻してやってくれ。満ちた月は欠けるだけって、もう大方自分の行く末に目処つけてるやん。
生きる希望とは
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