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2024年4月の読書メーターまとめ

六月一日宮玲子
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感想・レビュー
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ナイス
59ナイス

2024年4月に読んだ本
31

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

六月一日宮玲子
ネタバレ「荒井呉服店の次女」が「ユーミン」になるまでの物語。ユーミンの生い立ちやデビューするまでの話は知られているが、幼少期からを追ったのはこれが初めてではないだろうか。この小説を追っていくと、荒井呉服店の次女が「ユーミン」として「作りあげられた」のではないかと思える。それは八王子という土地であったり、荒井呉服店であったり、一族であったりするが、やはり時代というものもあるかも知れない。ただユーミンの半生だけを追うのではなく、音楽や世俗に関する時代背景が資料などをふんだんに使って詳細に描かれている。
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2024年4月の感想・レビュー一覧
31

六月一日宮玲子
ネタバレ全国でも有名な合唱強豪校にいる真子。全国大会目指して練習を重ねるが、「今年こそは優勝を」というプレッシャーに不協和音が響きだす。下級生の優里が不登校になり、真子も不調に陥るが朔と知り合い、商店街の地下合唱団の存在を知り、歌の楽しさを思い出す。児童書向けの単純な筋書きであるが、内容は割と重い。合唱部はただ「優勝する」だけの目的で練習を重ねていて、人間の事はお構いなしになっている。今、流行りのLGBTも取り入れている。人々の動きや仕草が流麗に描かれており、商店街の活気溢れる様子や風景描写はとてもいい。
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六月一日宮玲子
ネタバレ「荒井呉服店の次女」が「ユーミン」になるまでの物語。ユーミンの生い立ちやデビューするまでの話は知られているが、幼少期からを追ったのはこれが初めてではないだろうか。この小説を追っていくと、荒井呉服店の次女が「ユーミン」として「作りあげられた」のではないかと思える。それは八王子という土地であったり、荒井呉服店であったり、一族であったりするが、やはり時代というものもあるかも知れない。ただユーミンの半生だけを追うのではなく、音楽や世俗に関する時代背景が資料などをふんだんに使って詳細に描かれている。
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六月一日宮玲子
ネタバレシリーズ3作目。お茶会で明らかになる華術師の歴史。立花真が滋賀に赴いて調査した事ははっきりとした実体のない伝承であったが、それが華術師なのだと思う。人知れず歴史に埋もれたままの存在なのだろう。犯人の殺人と放火の理由も正直妄想の末だ。作品としては、今までみたいな風景描写は少なくなっており、絵画のモチーフや万葉集や懐風藻、果ては長屋王まで出てきて理解に追いつくのが少々大変だった。ところで最初の巻で彩人の妹の名前は「結花」だったがこの巻では「百花」になっている。誤植か作者の勘違いだろうか。
六月一日宮玲子
ネタバレシリーズ2作目。日本の代表花とも言える桜がテーマ。男が殺され、所持品から朽木英子の失踪した同級生の持ち物が見つかる。同じく同級生が画家として成功しており、描かれた絵の意味を、宮籠彩人が読みとく。殺人事件は土地ならでは坑道を使ったトリックだ。この本は事件や推理よりも花や花にまつわる古典や和歌、詩、謂れなどが理路整然と語られ、尚且つ風景描写なども彩り豊かだ。事件は前巻と同じようなLGBTを思わせるような動機で、あまりにも単純すぎるような気もした。
六月一日宮玲子
ネタバレギルバートのプロポーズを断ったアン。この下巻は生まれ故郷に赴いて、自分の原点を発見したり他の人々の結婚を見ながらアンの内面の成長といった内容。ついに理想の王子様、ロイに巡り会うアン。アンは婚約や結婚の形で子供時代が終わってしまうのが嫌だったのかもしれない。親しい人々が亡くなり、ダイアナは結婚して母になった。アンも大学を卒業、校長職をオファーされアヴォンリーの子ども時代はもう終わってしまった。大人になるアンが愛したのはアヴォンリーを共有するギルバートだ。やはりアンはアヴォンリーに深く根付いた女性なのだろう。
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六月一日宮玲子
ネタバレ赤毛のアンシリーズ3作目。念願のレドモンド大学へと進学したアン。幼馴染のギルバートも共に進学をしたが、二人の関係は微妙になり、アンは必死になって「友達」のままの関係を維持しようとしている。アンは男性陣から非常に注目を集めていて、周囲は恋愛の話題でいっぱい。アヴォンリーでも求婚者がわんさかでアンはうんざりしているようだ。アンが小説を描き、応募や応募先について考えているが、そうした出来事はモンゴメリの実体験だろうか。ついにギルバートにプロポーズされるが、断ってしまうアン。下巻はどうなるのだろう。
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六月一日宮玲子
ネタバレ鎌倉の邸宅、それもありとあらゆる花で作られた迷宮庭園にすむ佳人。彼は花と意思疎通できる能力を持ち、花に関する神事を司っていたという華術師の末裔。轢き逃げ事件から始まり、亡き恋人の亡霊の子を孕ったという女性。真相はありきたりで亡き恋人の一卵性双生児の弟が父親だった。弟は兄の復讐を果たし、女性は結論として愛する人の遺伝子を持った子を授かった。あまり花は関係がないような…。シリーズの1巻目なので概要紹介といった内容。それでも説得力のある理路整然とした文章は読みやすくて余計な感情を省いている。
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六月一日宮玲子
ネタバレ植物と会話ができる草介。彼の経営する「花音」では客に合う花を選んでくれる。テーマとしては面白いし、ストーリーも悪くはない。ただ、あやめの言動があまりにもキツくて読むのがしんどい。叱咤激励と暴言を間違えているという典型的で、あやめの出るシーンは読み飛ばしたぐらいだ。あやめに限らず、出てくる女性達はどことなく傲慢だ。草介も客がいるのに憚らず花達と会話をしていて、最後は無理矢理押し付けている。あまり関わりたくない花屋だ。
六月一日宮玲子
ネタバレ触れた人や物の「思い出の色」を読み取る能力を持つ紅。思い出のお菓子を求めて、菓子職人、樒のいる京都へと向かう。樒と妻、綾子の話から始まって没落した子爵、近所に住む老女、綾子の妹、小町の色を読み取り心残りを取り去っていく…。季節や風景が綺麗な描写で描かれているし、お菓子や絵画、オーロラについての概要もまとまっているが、逆に盛り込みすぎてストーリーがまとまりがないように感じる。何か一つに絞った方が良かったのかもしれない。だが、風景や色についての描写は美しい文体でまとまっていて、後味はいい。
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六月一日宮玲子
ネタバレ紫式部日記をわかりやすく子ども向けに書いた内容。歌集の紫式部集なども参考にしているようであるがその部分は従来の伝記作品と重なるところが多く目新しい感じはしない。他の伝記作品とは違って、彰子中宮が女房達をまとめられていなかったことを悩んでいたり儀式の様子が簡単ながらも式部の想いと同時に描かれている。ただ思うのが彰子中宮の出産と一連の儀式に駆けつけた人々の様子が彰子中宮を気遣っているというより道長になんとか気に入られようと何かをしに駆けつけて愛想を振り撒いているという印象だ。これは作者の意図があるのだろうか。
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六月一日宮玲子
ネタバレ中国に伝わる女性だけの文字「女書」をテーマに日本人が書いた児童文学。少女チャオミンは幼馴染から女書の存在を聞いて、文字を知ったチャオミンは伝える事の楽しさや大切さを学んでいく。結交姉妹を得るがそのシューインは嫁ぐ事になる。顔も知らない相手に嫁ぐのはこの時代は当たり前であり、その悲惨な結婚生活は様々に伝わっているが女書を知る彼女たちが三朝書を支えにしたのは間違いないだろう。チャオミンは今の人生や民族の習慣に疑問は持っていない。ただ村の中で彼女の世界は完結している。最後に漂う寂寥感はその点なのかもしれない。
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六月一日宮玲子
ネタバレエルミールの春の祭典が始まった。イシスのアイシャへの溺愛は変わらないし、皇帝と皇后だけではなく祖父母もアイシャを可愛がっている。まさにピオンが言っているように仲の良い家族だ。その最中イシスとアイシャが毒を盛られる。二人とも生死の境を彷徨うが、現世の両親、イシスの愛情を思い出して自分はアリサではなくアイシャであると受け入れて還ってくる。それだけ両親やイシスから愛されているのだろう。そしてイシスを救うために中級精霊を召喚する。イシスは救われるのか、そして精霊使いの能力を知られたアイシャは?次巻も期待。
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六月一日宮玲子
ネタバレ世界初の名探偵、デュパン。デュパンだけが一冊になっているのに惹かれて読んでみた。世界初の推理小説だから、今のような形ではもちろんない。だが「モルグ街の殺人」や「マリー・ロジェの謎」など現場や証言などからの推理は理路整然としていて、この後のドイルのシャーロック・ホームズにどれだけ影響与えたのかがよくわかる。子供用にわかりやすく翻訳して言葉を選んだのはわかるのだが、鼻につく話し方や古典を引用している言い回しを含めた説明はわかりづらかった。ポーの原作自体がそうなのだろうが…。
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六月一日宮玲子
ネタバレ人気コミカライズの原作。伯爵令嬢オパールは父親から没落寸前の公爵に嫁ぐように言われるが冷遇され屋根裏で過ごす事になる。公爵家に不正が見つかり、領民を守るためにオパールは立ち上がる。てっきり冷遇されて復讐に走るのかと思えば、オパールは夫となったヒューバートもステラも相手にはしていない印象。登場人物の中には、本当の悪人はいない。オマーも改心してからは公爵領の維持に努めている。ステラは閉ざされた世界で、大人になるのを拒否しているのだろう。オパールはクロードと結婚した後は正式な公爵夫人となって多忙になりそう。
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六月一日宮玲子
ネタバレ静寂の中に微かな音が聞こえてきてほのかな光が差し込む。そんな印象の物語。少年が父親の部屋で蝶の羽を見つける。今では絶滅危惧種となったウスイヒョウモンモドキである。少年は夢の中で金魚と音を通して会話をし、夜の風景を見つめる蝶の姿を見て仲間を作る。少年の考えに父親も仲間を作り始めて最後は蝶は飛び立っていく。文章は形容詞や名詞修飾を使って鮮やかであるが静かな印象を描き出している。擬態語も巧みに使われていてまさに静寂の中の微かな音だ。絵も淡い印象であるが光がほのかに差し込むような画風で幻想的な風景を描いている。
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六月一日宮玲子
ネタバレ李世民登場。慰労会が開かれ后妃達が夜伽のチャンスを狙って戦いを繰り広げる。このような筋書きだとギスギスと陰湿な印象があるが途中で笑いやギャグもあり、読みやすく描かれている。徐恵が夜伽の相手に選ばれた経緯はまだ描かれていないが夜伽の様子はわかった。鄭賢妃から夜伽を学んで一歩大人になった武照。旦陽は武照の人を惹きつける力に警戒心を見せている。自覚がないのか武照は皇帝の前では失敗してしまうが周囲を見渡す力で皇帝へと接近する。これらは全て武照が生まれ持った才覚だろう。札を貰われて旦陽は策略を開始する。次巻も期待。
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六月一日宮玲子
ネタバレ旦陽の策略を空琳より聞かされる武照。ここで仕掛けられたら反撃するしかないと悟る。会場内は火事に陥るが、武照が機敏に動き周囲を誘導していく。旦陽の策略を皆の前で暴いていくが、正直、小刀の一件についてはよくわからなかった。旦陽は正常ではない家庭で育って歪んでしまったのだろう。だからこそ身分が低くても純粋で人から愛される武照を羨望していた。夜伽に選ばれたが、ここでも武照の純真さが皇帝を惹きつけた。これから武照はどう変わっていくのだろう。選ばれてからその夜までの流れはギャグもあり、笑えた。
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六月一日宮玲子
ネタバレバスケットに興味のある人やバスケ部だったという人には面白いのかもしれないが、それ以外の人にはあまり面白味が感じられないかもしれない。主人公はいじめが原因で名門バスケ部がある学校から転校したが、その学校のバスケ部は弱小。最後は強豪校に勝利するという典型的な物語。チビや大食漢の巨漢、素人同然の顧問、部員達を支える女の子などキャラなど典型。専門用語だらけで、素人には何がなんだかわからない時もある。文体は読みやすいし、本当に経験者や当事者、それかバスケ好きにはいい物語かもしれない。
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六月一日宮玲子
ネタバレ第一部完結。コミカライズにありがちだが原作でわからなかった点をクリアにして盛り場や見せ場を徹底的に掘り下げた印象だ。父親は領主としての能力はまるでない。どうしてサーシャからこんな息子が生まれたものか。母親への愛憎が強すぎて歪んでしまったのだろう。そして母親は村娘から貴族へ嫁いでいるが無知ゆえに「赤毛は不幸をもたらす」という古い迷信を捨てることができなかったのだろう。最後の登場人物達の語りは原作にもなく総まとめという感じだ。流れは原作の方がいい。弟のセドリックとルイフォンとの絡みが削られてしまったのは残念。
六月一日宮玲子
ネタバレ内文学館で学ぶ事になった武照。姉妹の契りを結んだ徐恵の他にも才人の玲玉や美人の慶鈴の友人もできる。武照は本当に勉強したくてしょうがなかったのだろうし、勉強が楽しいだと思う。貧しさゆえに勉強できなかったからこそ、家柄を持ち出して人に宿題を押し付けるような旦陽のことが許せなかったのだろう。后妃の最大の務めと言われている世継ぎを産むことを知らなかった武将はそこを突かれて、密会の場へと誘き出されるが、逆に武照の中で何かが目覚めて育ちつつあるようだ。
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六月一日宮玲子
ネタバレ楊淑妃からの制裁以降、才人達からのいじめを受ける武照。いじめに耐えきれず逃走しようとしたがそれも許されず、鄭賢妃からの織物試験を機に強くなろうと決意する。武照は租税を納めるために蚕を飼っていたことから絹布を作っているがここでも当時の中国の文化の高さが窺える。完成した絹布を才人で序列の高い茉莉に盗まれてしまうが絹布の作り方の問答で見事合格点をとる。これは武照が貧しいながらも、懸命に生きてきて、生きる知恵や力を身につけてきたという事だろう。后妃の教養をつける内文学館への道が拓けたことで巻が終わる。次巻も期待。
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六月一日宮玲子
ネタバレ中国史上唯一の女帝、武則天の一代記。武照のちの武則天は父親亡き後、腹違いの兄から冷遇される。ある日後宮の妃付きの宦官に目を留められ後宮入りを打診される。母が病死し弔いさえ満足にできない事と残された祖母と妹を守る為に後宮へと向かう。早々に四妃の一人、楊淑妃とやり合い後宮の恐ろしさを知る。武則天は日本で言えば天智天皇とほぼ同い年。日本はまだ飛鳥時代だが長安では文化や交易などが格段に進んでいる。武照が長安入りした時の様子はよく描かれている。純粋無垢だった武照がこれから冷酷な武則天へとどう変わっていくのだろうか。
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六月一日宮玲子
ネタバレこの巻では石は人を支えもすれば良い方にも悪い方にも変えてしまうという話だ。「ブラッド〜」では祖父の話を信じて石を大切にしていたからこそ命が救われ、「ラリマー」ではマーサを解放して変えた。「ガーデン〜」は人格すら空け渡してしまった。「アレキ〜」は青年に実在の皇太后マリアがアレキサンドライトで誇りを教える。「インカ〜」はよく読むとインカ帝国の末裔達が石を使って復讐している。「サファイア」は愛を求めたり誓ったりしたはずの人々が破滅していく。徐々に魔石館の主人が姿を現すようになってきた。この先はどうなるのだろう。
六月一日宮玲子
ネタバレ領主一族が滅ぼされ、新しき領主が誕生した。領主一族には娘がいて、使用人の少年と恋仲だったが、その少年は領主を打倒せんと侵入した次の領主。娘は処刑されたが、孤児として生まれ変わった…。姫=シャーリーは前世での罪を償おうと必要最低限のみで生きている。ヘルト=カイドの邸でメイドとして働く事になる。言葉や形容詞の使い方が素晴らしく、全体的に秀麗な文章だ。支配する者とされる者、虚無感などが伝わってくる。シャーリーが「お嬢様」の生まれ変わりだと気づいてからカイド周辺は不穏な空気に包まれた。シャーリーとカイドの運命は?
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六月一日宮玲子
ネタバレ姉のペトラニアも時代を逆行した転生者だった。皇帝を純粋に愛して努力をしたが逆にローズモンドに陥れられたようだ。この手の転生ものにありがちだが逆行するのは女だけで男は逆行しない。前世とはいえ自分のした事を知らずに当人を愛する展開が韓国マンガのお決まりだ。ローズモンドとの戦いも佳境のようだ。実家に帰省するパトリツィア。皇后として遇する両親に寂しさを覚える。グロチェスター侯爵は国政に関っているのではないようだ。このシーンの直後に刺客に襲われるパトリツィア。ここから一気にローズモンド打倒に動くのだろうか。
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六月一日宮玲子
木村拓哉主演の映画をノベライズしたもの。こちらは大人向けだ。映画では描かれなかった裏設定や児童版では簡略化した心情や表現をクリアにしている。話の筋は一緒なのであるが、1番の差異は佐渡先生だ。映画では高島礼子が演じていて、児童版もそれに沿っているために女性らしい雰囲気であるが、こちらではガサツな印象がある。児童版で物足りなかった人には、こちらがおすすめかもしれない。
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六月一日宮玲子
ネタバレ本当に意味がわからないシリーズになってきた。妖精王の指輪を手に入れることがテーマなのか、新たなる転生者についてなのか。どのテーマも中途半端に終わっていてティアラが記憶を失ってアカリを含めたゲームヒロインでお茶会とか無駄にページを使っている。続編の悪役令嬢だというオリヴィアは前世の記憶があってアイシラに意地の悪い態度を取っているのなら、本人の性格の問題だろう。オリヴィアは根はオタクなのかアカリに輪をかけて品がない。執事のレヴィも問題が多すぎる。アクアはやたらにティアラにキスしたりしていて気持ちが悪い。
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六月一日宮玲子
ネタバレ元祖悪役令嬢転生小説。タイトルの「悪役令嬢」はないも同然。正直、この巻は何が書きたかったのだろうというのが正直な感想。妖精王同士の痴話喧嘩に、ティアラローズやアイシラがとばっちりを受けたという印象だ。アカリからのメッセージで、これもまた乙女ゲームのシナリオの一つだと知るがティアラは自分がいつまでも乙女ゲームの展開で人生を歩んでいるというのに疑問は持たないのだろうか。ティアラが隣国の王妃になっている時点で、乙女ゲームの世界という設定は破綻しているはずだが。それでも柔らかな文章と優しい文体はとても読みやすい。
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六月一日宮玲子
ネタバレ悪役令嬢ならぬお転婆令嬢ラブコメ。ずっと転生やら復讐やらを読んでいた人には新鮮になるかもしれない。僻地の領主の妹フェリアは間に合わせの31番目の妃候補として城へと向かう。田舎出の31番目という事で嫌がらせを受けるが、持ち前の明るさで逞しく生活していくうちに騎士達には慕われ始める。領主の娘という立場ならそれなりの教養や品位は身につけているだろうが、フェリアの魅力は家庭的な優しさだと思うし、僻地で育った故の状況判断や危機察知能力は王妃としての素質だと思う。これからフェリアはどうなっていくのか?
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六月一日宮玲子
ネタバレローズモンドが子供を得ようと強行手段。催淫剤を持ったが、皇帝が抱いたのはパトリツィア。二人はついに初夜を迎える。皇帝はパトリツィアに愛を告げるがパトリツィアは頑なに拒否。誕生祭を迎え、ローズモンドは策を練るがペトラニアによって阻止される。ペトラニアはデートシーンなどがあり、逆光世界で平和に生きているのかと思えば彼女にも逆光前の記憶があった。割と唐突な展開な気もするが…。ギャグ顔なども多く、シリアスな展開でもしんどくならずにサクサクと読める。
が「ナイス!」と言っています。
六月一日宮玲子
ネタバレ追放された悪役令嬢のその後という悪役令嬢ものの王道。追放された公爵令嬢エリザベスは自由を満喫していた。元々は現代日本でイベントプランナーだった。戦闘系はなんとか頑張って描写しているが迫力がイマイチ。その代わり料理の描写が素晴らしく作り方や食べる時の表現は秀逸。イベントプランナーの知識や経験を活かしてバザーを展開しているがその手腕もよく描かれている。クリスの負い目と恩義、レオニードの不器用な恋愛感情を描きたかったのだろうが、それもイマイチ。コミカライズはよく恋心やクリスとの関係がよく描かれている。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/03/12(792日経過)
記録初日
2006/10/24(6410日経過)
読んだ本
394冊(1日平均0.06冊)
読んだページ
79474ページ(1日平均12ページ)
感想・レビュー
384件(投稿率97.5%)
本棚
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