どれもよかった。どの話の冒頭も、引き込まれるし、続きが知りたいって思うから、すごかった。どの人が話す言葉も優しくて、どうしようもない人生や性格に、それでも答えをだして生きているのが、たまらなく愛おしかった。　―枯れ木みたいな体を抱きしめてごめんと言ったら、バカねってあいつに笑われた。欲しがっても手に入れられないものなのよ。どんなにボロボロでみっともなくても大切にしましょうよって。

面白くて一気に読んだ。人を操っているつもりが、操られているというところが、この作品の魅力だ。

盲目的になるほどの恋と友情に圧倒された。あの結末になるまでに執着するふたりにちょっと驚いた。

すごくよかった。ほんとによかった。クラゲが降って嬉しかった。

最後、幸せになれてよかった。

なぜ？を巡る物語。詩は死を呼ぶのか。詩はお前を救わなかったのか。作中に出てくる詩のどれもが響く。

「弱い者」と「ミイラ」がよかった。短い話で、こんなにも楽しませてくれるのが、さすがです。

どれもよかった。どの話の冒頭も、引き込まれるし、続きが知りたいって思うから、すごかった。どの人が話す言葉も優しくて、どうしようもない人生や性格に、それでも答えをだして生きているのが、たまらなく愛おしかった。　―枯れ木みたいな体を抱きしめてごめんと言ったら、バカねってあいつに笑われた。欲しがっても手に入れられないものなのよ。どんなにボロボロでみっともなくても大切にしましょうよって。