読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

やー
読んだ本
10
読んだページ
4576ページ
感想・レビュー
10
ナイス
58ナイス

2024年4月に読んだ本
10

2024年4月のお気に入られ登録
1

  • 生薬part2

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やー
クライムノヴェルは苦手で、たしかに評判通り面白いが、やはり総じて苦手だということがわかった。それでも良質の小説を読んだかのような読後感。キャラクターにしっかりと感情が流れ、リアルに動いている。アイクがゲイの人たちと会うたびに息子の姿が立ち現われ、息子ならこう言っただろうと自分の偏見をゆっくりと解いていき、生きてる間にできなかった対話をしているとき、泣きそうなほど胸が痛かった。悲しみや後悔が素直に深く伝わってくる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
10

やー
途中で読むのを断念。地元の富豪殺人事件を主としたミステリというより、主人公メルチョールの生い立ちと更生の物語。そちらをメインに読んだら面白いのだろうけど、感情が平坦であまり生き生きとした魅力を感じず。とにかく思い出語りが多く、警察小説として読むには会議が長い。
が「ナイス!」と言っています。
やー
最後が衝撃的。すごい話だった。ミステリではないんだけど、むさぼるように読んでしまった。制度や医療は物質的で、人間の心が追い付いていない感じがする。今作では妊娠、出産がテーマだったが、医療全般に言えるような気がした。女性にとっての性も語られているが、こういうことってなかなか言語化して表面にあらわれにくい。桐野さんはその一部を露わにしてくれてさすがだった。フェミは嫌いだけど、立場によっては女であることに同情してしまう自分がいそうだ。
が「ナイス!」と言っています。
やー
電車での事件だったなというおぼろげな記憶でまるっと忘れていたので、初めて読むように楽しめた。じっくり味わえる文章、巧みなシェイクスピアの引用、だれるところのないバランスのよさ、これだけミステリ小説があふれてると驚くような仕掛けという点では他にたくさんあるだろうけど、名作として残っているのもうなずける、読み応え十分な作品。次はYにいこう。
が「ナイス!」と言っています。
やー
クライムノヴェルは苦手で、たしかに評判通り面白いが、やはり総じて苦手だということがわかった。それでも良質の小説を読んだかのような読後感。キャラクターにしっかりと感情が流れ、リアルに動いている。アイクがゲイの人たちと会うたびに息子の姿が立ち現われ、息子ならこう言っただろうと自分の偏見をゆっくりと解いていき、生きてる間にできなかった対話をしているとき、泣きそうなほど胸が痛かった。悲しみや後悔が素直に深く伝わってくる作品だった。
が「ナイス!」と言っています。
やー
3分の2までは我慢。事件が散らかってるし、キーパーソンも複数出てきてどれが大事なのかわからないまま手探り状態。3分の2を過ぎてようやくエンジンがかかって面白くなってくる。途中でやめなくてよかった。もっと事件の重要度、情報の重要度を整理してすっきりさせていただけたら。面白い話を書ける作家さんというのはわかった。
が「ナイス!」と言っています。
やー
本格ミステリにしては印象という弱々しい根拠だったり、シェリンガムがいささか迷探偵だったりで、肩透かしかと思ってたら、ラストに立て続けにきた。それよりこの作品は恋愛ものだよね。プライドの高い二人が口での応酬、素直じゃないなと思いながらも微笑ましく見てしまう。楽しめた。
が「ナイス!」と言っています。
やー
いきなり二作目から読み始める。上品ぶってどぎついことをする、イギリスっぽいユーモア。キャラクターやセリフはたしかに面白いんだけど、雰囲気が淡白でゆるゆる、好みが分かれそう、あまりのめりこむタイプではなかった。
が「ナイス!」と言っています。
やー
伊吹さんは文章が大好きな作家さん。歴史上の有名人を登場させ、じつはあの人だったのかと最後にわかるところも面白い。今作は特に第二話はいかにもあの人の文章を真似ていて、にやりとした。伊吹さんは明治大正を舞台にすることが多いけれど、今回は第二次大戦時も扱っている。不穏な雰囲気も出ていて、当時のことを思うと悲しくなる。そして小説家那珂川の大きな仕事をやり遂げられない、それでも書くしかないというやるせなさも伝わってきた。
が「ナイス!」と言っています。
やー
シリーズ2作目から読み始めたが、サティのキャラクターが最高。怠け者で口の減らない、人をこき使う上司。嫌われて当然なのだがしゃべればこちらがニヤニヤしてしまう、あるいは吹き出してしまうユーモアの持ち主で、いつのまにかサティの登場を待ち望んでいる自分がいた。ストーリーはいまいちかな。主人公エイダンがとにかく痛々しい。でも文章といい他にないキャラクターの造形といい、評価が高いだけある。
が「ナイス!」と言っています。
やー
帯にハードボイルドとあるのだが他を寄せ付けない感じはなく、著者が詩人であるため壮大さをうかがえる文章のせいか、自然と密着して生き物の息遣いを感じるせいか、とてもとっつきやすい。女の子のフィンチが森で育ったわりにはそこまで物事を受け入れられるかなという疑問は浮かんだが、最後まで楽しく読めた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/11/08(562日経過)
記録初日
2022/11/08(562日経過)
読んだ本
96冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
38734ページ(1日平均68ページ)
感想・レビュー
92件(投稿率95.8%)
本棚
0棚
読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう