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2024年4月の読書メーターまとめ

ポラオ
読んだ本
21
読んだページ
6992ページ
感想・レビュー
21
ナイス
130ナイス

2024年4月に読んだ本
21

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ポラオ
●大人になってから読み返すと、神の視点を持つ賢者のような兄の言ってることが全部受け売りでまだ全然子どもなただのひきこもりあることがわかるので、その兄が最後に妹のために覚醒し俗世に降りて人間になる成長が美しく感じられた。先生もサバイバーであったことが示唆されるのも、今読むとすごく胸に来るものがあるが、少女の話ではなくいつの間にかそちらに感情移入するようになっていることが寂しくもある。
が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
21

ポラオ
●牧歌的な時代の90年代の雰囲気に溢れるミステリーで、各キャラも立ってて面白かった。お姉ちゃんの造形は今の時代もう無理な不愉快さかもしれないが。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●東野の徹底して冷徹な目線で芸人としてしか生きられない人たちへの愛を語る内容で面白かった。特に大助花子師匠の項は油断してると泣きかねないくらいの良さと芸人としてのヤバさが同居してて素晴らしい名作。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●前作がドラマシリーズだとしたら、今回は良くも悪くもスケールアップした映画版という感じで、映画版として読めば怪獣アクションも街破壊もド派手で楽しかった。オタク描写に若干の古さはどうしても感じてしまうが笑
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●「チグリスとユーフラテス」の外伝が読みたくて手にしたんだけど、それ以外の絵本やショートショートの短編もすごく面白くて新井素子の作風の幅広さを思い知った。「チグリスとユーフラテス」読み返したくなったな。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●大人になってから読み返すと、神の視点を持つ賢者のような兄の言ってることが全部受け売りでまだ全然子どもなただのひきこもりあることがわかるので、その兄が最後に妹のために覚醒し俗世に降りて人間になる成長が美しく感じられた。先生もサバイバーであったことが示唆されるのも、今読むとすごく胸に来るものがあるが、少女の話ではなくいつの間にかそちらに感情移入するようになっていることが寂しくもある。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●昔話をモチーフにした短編集。大昔読んだロリコンおじさんの話しか覚えてなかったけど、どの話も非常に質が高くコンパクトにまとまってて面白かった。特に三浦しをんの得意分野である男の友情の話の「ロケットの思い出」と最後の「懐かしき川べりの町の物語せよ」が印象的。連作短編でSF的な話になることも完全に忘れていたので、驚きつつも最後の話で連作をまとめる手腕もさすがだった。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●近代プレBL短編選ということだが、直接的な描写のあるものはなし。主にされたことを自身に仕える髪結に当たる稚児小姓の話の「お小姓児太郎」と家督争いで一人屋敷に軟禁された若のところにやってきた泥棒が甲斐甲斐しく面倒を見る「泥棒と若殿」が特に鮮烈で熱い感情があり良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●一応正統派の密室ミステリーや倒叙ものから始まるんだけど、それがフリかのようにめちゃくちゃな話になっていく短編集でバラエティに富んでて面白かった。驚異のバカミス「更新世の殺人」が特に印象的。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●本当にSF的な展開なのか、思春期の少女から見た世界がそうだったのかわからないような作りで進めていくのが上手いなと思う。少女と少年の距離感もとても良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●分厚さに臆してたけど、法廷劇がスピーディーで引き込まれさくっと読めた。久しぶりに「青の炎」っぽさも感じたな。ずっと面白いし話の展開にハラハラするんだけど、でも読者はずっと「こいつはヤってるな」と確信しながら読んでるのが不思議な感覚ではあった。あと先生無理して蛙化現象とかの流行言葉使わなくていいのよ笑
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●作者が亡くなられたのでかなり久しぶりに再読。怪獣が存在する世界の解釈が面白く、各話の怪獣のギミックも工夫されてて、怪獣がいない世界線にはその分の自然災害があるというセンスオブワンダーも楽しく読めた。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンの両方を先取りしてるようなSF感覚がすごい。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●小学校から大学までエスカレーターな楽園のような監獄のような女子高での話で、同質な少女たちの中で超然とした存在に憧れる平凡な少女の気持ちはすごくよくわかる。こういう粘度の高いじっとりした空気感の小説を今の筆力でまた三浦しをんに書いてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●依頼人の自己認識の歪みでわかりやすく答えが提示されている会話劇かと思いきやそこから一捻りあるオチの短編集で楽しく読んでいたら、最後エピソードでさらにそこから捻ったラストで面白かった。さすが小林泰三。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●多くの女性と不倫をしている大学教授の周りの人間の粘度の高い人間関係と感情の話。特別重い話というわけではないののに、作中を覆う空気の湿度と粘度がとにかく濃くて、どれもゾクゾクするような面白さがあった。この中では異色である不倫教授の息子の爽やかな青春も印象的。こういう差し色があると全体の不穏さが映えるね。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●直近で読んだのと半数被っている内容だけど、「空からの風が止む時」は「天獄と地国」シリーズとも共通の世界観?とも思える内容で、設定にワクワクした。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●あらゆる作家の初期作のような、まだ自分の作風は固まっていないけど書きたいものへの衝動は溢れていて、登場人物もパズルのような明確な役割があるというよりもその場その場で思いついたことをやってるという感じなんだけど、その定まらない情熱に切迫感があって今読み返すと自分の心もヒリヒリして感情がやられる。主役の三人娘もいいし、それとサブキャラの武史の普通の高校生さが良かったな。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●ホラーっぽいタイトルだけど、少年が夏休みに能面職人の祖父に新しい世界を教えてもらう話。この物語自体は心暖まる児童書だったけど、能に身も心も捧げさせられた少年の山藍紫姫子先生の耽美小説が人生ナンバーワン耽美なので、その小説への解像度が高まって良かった。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●「時計の中のレンズ」や「天獄と地国」のエピソードゼロのような世界観の秘密がわかる「囚人の両刀論法」が読めてすっきりしたけれど、それでもなぜその世界であのような進化を遂げてしまったのかということが知りたいので余計にもどかしさが残る。他は人間の上位存在がいるSFが多かったのが印象的。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●三浦しをんの新境地となるチャレンジングな作品だけど、長編として後に続かなかったのは本人としても思うところがあるのかな。殺した本人よりも周りの人間に方が死にとらわれてるのが不思議とリアリティがあった。桜庭一樹の「私の男」しかり、東日本大震災前は津波と言えば奥尻島の被害が共通のイメージとしてあったなということも時代性を感じられた。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●わかるようなわからんような。続編を読んでもどうせ同じようにぬるぬるした内容だろうからもういいかな。それにしてもヒロインの名前が「わぴこ」て。なんできんぎょ注意報?何も説明がなくその名前で通してるのに、まずそこから入り込めなかった。
が「ナイス!」と言っています。
ポラオ
●短編を長編にセルフリメイクした作品で、重力が逆転した世界で限られた資源を奪い合いながらその秘密を解き明かす…というハードSFを期待してたらなぜか巨大ロボットバトルに突入して困惑した(笑) それでも主人公たちが小競り合いしている地域から北極に行けばさらに巨大国家があり、番人を壊してついにこの大地の裏側に進むという展開にはずっとワクワクしっぱなしであっという間に読めた。続編をずっと期待してたののに、その機会が失われたことが非常に残念です。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/03/26(414日経過)
記録初日
2023/03/25(415日経過)
読んだ本
332冊(1日平均0.80冊)
読んだページ
115582ページ(1日平均278ページ)
感想・レビュー
307件(投稿率92.5%)
本棚
0棚
性別
自己紹介

30代🚹

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