夏目漱石「それから」を読み終えて、人の感想を見てみると、代助のことをクズ男や、嫌なやつだとか散々に評されていて、驚いた。確かに、働きもせずに、親の金で暮らし、挙句自分の恋を優先する。そんな主人公だけど、彼の心理や論理は人間らしくて、共感できるところがあって嬉しかった。自分だけじゃなく、他の人もこうした利己主義な部分があり、弱いところがあるんだと実感できた。代助の論理で「実は利己本位の立場におりながら、みずからは固く人のためと信じて、泣いたり、感じたり、激したり、して、その結果ついに相手を、自分の思うとおり
コメント失礼します。とても共感しました。夏目漱石は、端的な言葉の中に人間心理の本質を鋭く突く、やはり天才だと思います。あまりに鋭すぎて、拒否反応を起こしてしまう人も多いのかもしれませんが、そういうものをキャッチできる感性は大切だと思います。どうか自信なくされないでください笑
素敵なお言葉ありがとうございます。同じように感じる人がいるということ、励ましのお言葉をいただけたこと、とても嬉しかったです。こうした自分の感性と向き合っていこうと思います。ありがとうございます!
名刺代わりの10冊
「マチネの終わりに」
「水曜の朝、午前三時」
「何者」
「正欲」
「死にがいを求めていきているの」
「暇と退屈の倫理学」
「ぼくのメジャースプーン」
「凍りのくじら」
「永遠の出口」
「流浪の月」
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます