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2024年5月の読書メーターまとめ

yuuco
読んだ本
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感想・レビュー
7
ナイス
67ナイス

2024年5月に読んだ本
8

2024年5月のお気に入られ登録
1

  • miyumo

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yuuco
桐野夏生さん、一時期面白くなくなってましたけど、また面白くなってきました。初めてドラマで「OUT」観た衝撃は忘れられないです。ほんとに世の中に、こんな舞台(弁当工場)で、こんなストーリーを思いつくなんて、、、鳥肌もんでした。あれから25年も経ったんですね。桐野さん自身、自分で自分を追い越すことが大変だったと思います。「柔らかな頬」も傑作です。さて、今回の代理母。まあ、皆が皆勝手ですが、海外ではビジネスとして成立しているので、リキの契約違反が罪が重いなあ~と思いました。特に双子を引き離すなんてひどいです。
が「ナイス!」と言っています。

2024年5月の感想・レビュー一覧
7

yuuco
桐野夏生さん、一時期面白くなくなってましたけど、また面白くなってきました。初めてドラマで「OUT」観た衝撃は忘れられないです。ほんとに世の中に、こんな舞台(弁当工場)で、こんなストーリーを思いつくなんて、、、鳥肌もんでした。あれから25年も経ったんですね。桐野さん自身、自分で自分を追い越すことが大変だったと思います。「柔らかな頬」も傑作です。さて、今回の代理母。まあ、皆が皆勝手ですが、海外ではビジネスとして成立しているので、リキの契約違反が罪が重いなあ~と思いました。特に双子を引き離すなんてひどいです。
が「ナイス!」と言っています。
yuuco
ふとしたきっかけで、岩井志麻子マイブームです。今回の「堕ちてゆく」も、なかなか面白かった。「堕ちてゆく」というタイトルも、まさに、進行形で堕ちることがとまらず、堕ちきるというより、ビルから飛び降りて地面に叩きつけられるまでノンストップで真っ逆さまな感じです。実際に起きた事件に想を得たのも納得の仕上がりでリアリティがあります。個人的には、自分探しの片道切符になった海外渡航が印象的。片道切符の行方不明者はたくさんいる。作者自身、知らない人に付いていく日本人をたくさん見てきたんだろうな。だけど誰もとめられない。
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yuuco
出だしはイマイチだったものの、中盤から終わりまで面白かったです。女性刑務所のことも分かって、へぇ~と思いながら、、、それにしても、犯した罪で序列が決まるというか、そのあたりが刑務所内では、幅をきかすのは、さすが堅気の世界ではないですね。それにしても、岩井氏の「狂気の畑」は誰にでもあるというくだりに、納得です。ただ、やっぱり普通の人は殺人はしないと思いますが、殺人は攻撃的でありながら、防衛なのだとも思いました。自分を脅かすものを殺すしかないと思い詰めるのですね。いやはや、怖すぎたな〜若作り、したくないなあ〜
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yuuco
池井戸潤氏、ほとんどの作品がドラマ化映画化されていて、もはやテレビ局に依頼されているのか?と思うほど。そんな作者のデビュー作を今更ながら読んでみた。私自身が金融機関勤務27年のため、「うん?」と思うところがあるのだが、池井戸氏はあっさりと「フィクションですから」と。その通りである。実際、不祥事は日常的に起きている。みずほ銀行暴力団融資事件は、私の中ではかなりびっくりしたニュースであった。事実は小説より奇なりである。作者の銀行員歴は8年くらいというから、潜入ネタ仕込期間かと思うほど経験を存分に活かしている。
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yuuco
すごく面白かったです。主人公・不倫相手・不倫相手の妻しか、名前がありません。主人公の旦那様は、かなりの重要人物のはずなんですが。まさしく不倫そのもの!不倫中の人間の視野には、自分と不倫相手と不倫相手の配偶者しか見えてないです。でも、この主人公がそうであるように、突き詰めれば、自分しか見えていない、もっと突き詰めれば、自分さえ分かっていない空っぽな人間です。主人公は、自分の気持ちしか考えていません。自分から誘惑し、自分から去っていきます。つくづく勝手な人です。不倫は結婚生活の反抗期みたいなものですかね。
yuuco
着眼点はいいけど、説得力に欠ける部分が多々あり、いまいちな仕上がり。どれほど、お金に困っても、犯罪、ましてや殺人の一線は、そんなに簡単には越えないと思います。特に、末男みたいな頭のいい人間は。これでは、貧しさ→犯罪みたいな図式で、あまりにも短絡的すぎます。ただ、グレーゾーンで売春に走る娘や、倫理観の欠如した息子をもった親の本音は、よく表現出来ていると思います。
が「ナイス!」と言っています。
yuuco
岩井志麻子さん、初読みです。いや〜なかなか面白かったです。岩井志麻子さん自身が強烈すぎて、作品がまったく想像つかなかったけど、まるで主人公が実際に存在する人みたいに、ありありと眼の前に浮かびました。オチも、2パターンあり、虚構のオチと現実のオチがあり、それも表現として面白かったです。虚構のオチが、小説では小説としてきちっり成立するのに、現実的にまとめてて上手いと思いました。でも、現実なら、たぶん、また引きこもりになるんでしょうね。だけど、それでは面白くないものね。そもそも殺人犯は、皆、現実離れしてますが。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/07/19(339日経過)
記録初日
2023/07/19(339日経過)
読んだ本
57冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
19951ページ(1日平均58ページ)
感想・レビュー
54件(投稿率94.7%)
本棚
0棚
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