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7月の読書メーターまとめ

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7月に読んだ本
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  • 銀の星

7月のトップ感想・レビュー!

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文庫版にて再読、傑作中の傑作。非常に独特な犯罪小説で、体温の低い語り口で描かれる企業やビジネスマンによる「いともたやすく行われるえげつない行為」は、裏社会が舞台の典型的なノワール以上に心胆を寒からしめる。一方で繰り返し語られる『マクベス』の見立ては生々しくなりそうな本作に幻想小説の風格を与え、作者のトレードマークと言える気どった会話や「愛」を語る叙情性とともに〈完全に調和したミスマッチ〉と矛盾した修辞を送りたくなるオリジナリティあふれる作風を確立している。
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2018/07/15 21:14

企業ノワール的な部分は藤井太洋『ビッグデータ・コネクト』と通じるものがある。

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7月のトップつぶやき!

HK

2018年6月の読書メーター 読んだ本の数:30冊 読んだページ数:6696ページ ナイス数:244ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/143573/summary/monthly

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7月の感想・レビュー一覧
38

HK
ネタバレ傑作、再読でより面白く感じた。短編が最後には互いに関連して長編としての構成があらわれる〈連鎖式〉を採用したSFミステリで、類書の中でも各短編の作風の振れ幅はトップクラスで非常に独特。また作者の作品のなかではかなりシリアスでハードな内容であり、初読時にはずいぶん驚いた記憶がある。今回の再読で、完成された「マンガ的」絵柄で『ドラえもん』から『異色短編集』までを手がける藤子・F・ 不二雄のルーツを感じた。
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面白い。〈日常の謎〉型の連作であった前作とは対照的にスケールの大きな犯罪を扱う長編であり、前作以上に「二科てすらとは何か?」というシリーズを通じた謎と、本巻でのミステリが関連するプロットは実に読ませる。
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面白い。こういう力が抜けた(ように見える)ショートギャグを書き続けるのはものすごく大変なのではないかと想像するが、まったくそんな様子はなく軽やか。
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今回無性に面白い。大枠の方向性は変えようがないタイプだと思うので、各回の企画によって変わる印象。
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いろいろカオスな巻。テンションが下がらないの本当にすごい。
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4巻にしてついに神林さん表紙。町田と神林の百合テイストな友情(サナギさんのときから十八番)、長谷川さんから遠藤君への淡い想いが微笑ましい。読書ネタはあるあると同時にシャープで、ときにジンとくるような詩情や郷愁も感じさせる。
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完結、打ち切り感がすごい。キャラクターが馴染んできてエンジンがかかってきたところだったので残念。
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ロカカカをめぐるバトルロイヤルめいた戦いがとても良い。
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面白い。ラップではない言葉も含めてパンチラインの切れ味は依然すばらしいが、本巻の白眉は構図、コマ割り、写植などマンガ技術を駆使した圧倒的なMCバトル描写で、最近出版が続くラップマンガのなかでもずば抜けている。韻もリリックもとてもバトルらしく質が高く、MCが重圧のもとギリギリの即興で言葉をぶつけてやり合う緊迫感や、それが観衆を巻き込み高揚させ空気が自分が世界が変わっていくさまの表現力は圧巻である。
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傑作。奇妙な味のホラーコミックスとして最高峰といって過言ではないと思う。日常的なものと異形なもの、哀しいことと嬉しいこと、サイコとスーパーナチュラル、グロテスクと聖性、さまざまな要素が混然としながら強烈な作家性をしめす短編たちは絶品としか言いようがない。
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『高木さん』スピンオフの『あしたは土曜日』のさらにスピンオフという位置づけのせいか、正統派番外編な『(元)高木さん』と比べて二次創作的な手触り。
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石黒正数の新作、とても面白く傑作の予感。代表作『それでも町は廻っている』とはがらりと作風を変えてシリアスなSFアドベンチャーもの。どの作品でもすぐれた構成力を見せる作者の始めてのはっきりとした長編(『それ町』は連作形式、他作品も最長で1巻完結)で期待が高まる。
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なんでこんなに面白いのか。素っ頓狂な意外性と細部の妙なリアリティのある狂った展開に完全に白旗を上げつつ、会話やエピソードや薀蓄の愉しさも天下一品。そしてとても今更なのだが、作者のアングラ/マイナー志向なギャグセンスは深夜ラジオの空気に近いことに気づき、本作の「全てがハマってる」感に勝手に納得するのであった。
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群像劇としての良さが完全に確立された感のある5巻。それは本巻のもっとも印象的なエピソードがギャル子姉とオタ子兄のものであることからも感じられる。主役3人を含めたその他のキャラクターも魅力的で、特に脇役を短いエピソードで際立たせる手際はすばらしく、名作「スクールランブル」を思い出させる。細密に書き込まれた情報量の多い絵柄と肉感を感じさせる身体描写(豊満な女性の描きぶりはすごい)は日常系としては特異かつ破格なのもオリジナリティが高い。
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びっくりするくらいフィクション的なフックがないがなぜか心地よい。
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ネズミーランドにみんなで遠足編。自意識過剰なこじらせボッチだったもこっちが、じわりじわりと学校での人間関係を築いていき、本巻では(無自覚かつややメンヘラキラー的に)百合ハーレムを形成するという詐欺的展開がたまらない。
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再読。森作品の会話の楽しさは別格であることを再認識。殺人のトリックは単純ながら盲点を突くもので現場に居合わせた人間の視点での描写がうまくミスディレクションになっている。そして殺人事件とは関係ないもう一つ意外性が実に森作品らしくて良い。
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最終巻、あまりそういう評価を受けていないがカラスヤサトシや福満しげゆきに連なる非モテマンガの金字塔だと思う。
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『からかい上手の高木さん』の脇役を主役に据えた作者本人によるスピンオフ(ちなみに別作画によるスピンオフも2018年7月現在2作ある)。恋愛も萌えもギャグも毒も起承転結もない、引き算によって成立するかなり純粋な日常もので何気に驚異的。
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ほんわか幸せな作風。本編の良さを引き立てるタイプのスピンオフ。
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変わらず良い。アニメ化も果たした本作は、メディアとしてのマンガの大きな強みのひとつが「表情」であることを再認識させてくれる(絶叫『とらドラ!』コミカライズ版にも同じ印象を抱く)。アニメ版の作画を批判するのではなく、マンガでないと表現しにくい「線」の魅力/快感が高木さんの表情に詰まっている。さらに言うと、同じマンガである別作画によるスピンオフ群との比較でも(絵柄を本編に見事に寄せているのでなおさら)作者の線の魅力は際立っていて、書き込みやリアルさだけがマンガ作画のうまさではないということを改めて教えられる。
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ラブコメタッチの美少女日常ものというありふれたジャンルだからこそ、心地よく感じさせるチューニングは職人技だと思う。
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当初のインパクトは薄れてきたが、ダレたらダレたなりに楽しめる馬鹿馬鹿しさがすばらしい。
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三角関係にやきもきするキャラクターはとても可愛らしくラブコメ的には質が高いが、本作にはすれ違いに戯れる展開ではなく、きちんと結論を出してほしいところ。ちょっとメインエピソードが本質に入れない感じに不安を覚える。
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文庫版にて再読、傑作中の傑作。非常に独特な犯罪小説で、体温の低い語り口で描かれる企業やビジネスマンによる「いともたやすく行われるえげつない行為」は、裏社会が舞台の典型的なノワール以上に心胆を寒からしめる。一方で繰り返し語られる『マクベス』の見立ては生々しくなりそうな本作に幻想小説の風格を与え、作者のトレードマークと言える気どった会話や「愛」を語る叙情性とともに〈完全に調和したミスマッチ〉と矛盾した修辞を送りたくなるオリジナリティあふれる作風を確立している。
HK
2018/07/15 21:14

企業ノワール的な部分は藤井太洋『ビッグデータ・コネクト』と通じるものがある。

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大傑作。デビュー作「グリフォンズ・ガーデン」の後日談となるAIテーマSFで5編の連作長編。これまでの作品と同様、どこか理知的で冷めた空気感の中で、繊細な文章で胸を打つ叙情を綴る語り口は最高。また描かれる人物の死の匂いを漂わせる儚さと、テクノロジーがときに人の世のモラルやシステムをあっさりと超えてしまう危うさが、なんとも独特な現実を揺さぶる感覚をもたらす。この作者の小説がSFやミステリであっても幻想小説の手触りを強く感じさせる理由だと思う。アプローチは全然違うが竹本健治の諸作品にすこし近い感触。
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2018/07/12 17:06

なお『グリフォンズ・ガーデン』とは登場人物と設定の一部が重なるが、独立した作品となっているので、本作だけ読んでまったく問題はない。

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『からかい上手の高木さん』のヒットを中心として『やんちゃギャルの安城さん』『イジらないで、長瀞さん』など小ブームの感がある〈美少女が構ってくれる〉マンガの直系フォロワー作品。ヒロインたる宇崎ちゃんは一応「ウザ可愛い」という設定だがあまりエキセントリックではなく、先行作品のような「からかい上手」「ギャル」「ドS」といったはっきりとしたフックがない分ふつうのラブコメに読み味が近い。この点を一般性が高いと見るか没個性と見るかは微妙なところ。
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再読。2巻は風刺っぽい政治ネタが多く〈独裁者〉のネタも今読むと風情があって良いが、「中国は国際協調しないので核物質を使用して夜が2週間ある月の中緯度地帯の開発も可能」というネタの出来の良さに感心する。ブラックなギャグではあるのだが、扱う手つきが素朴なのためむしろノスタルジックにすらみえるのが作家性である。
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再読。宇宙での活動における地上の感覚とは異なる様々な現象を、単純な物理法則に従って解説しながらストーリーが進む「まんがサイエンス」「HAL」など作者の科学解説マンガのテイストが入ったハードSF。また宇宙活動の華々しさではなく労働のつらさをギャグ調に描くプロレタリアSFでもある。タイトルの「マイナー」はMinorではなくMiner(鉱夫)であることに不覚にも今回気づいた。
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偏愛な一作。傑作『未必のマクベス』の作者が、その22年前に著していたデビュー作の復刊。『マクベス』が犯罪小説、本作はSFとまったくタイプは違うが、体温の低さと叙情性が同居する不思議にやわらかな文体が両作に共通する大きな魅力。男女の会話の断片が大部分を占め、会話の理系っぽい面白さは森博嗣を、繊細でセンチメンタルなやりとりは新海誠をちょっと思い出させる(本作刊行は両者のデビューより前なので本来は話が逆だが)。それでいて構成のしかけは意欲的なのもとても良い。
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2巻もテンション下がらず。1巻以上に技術・軍事・外交といった部分に焦点が当たって(背景や規模はまったく違うが『皇国の守護者』『A君(17)の戦争』を連想した)、生物/生態学SFとしての側面はやや抑えめな印象。また主人公の大学の同級生(身体能力、知識は主人公を凌ぐが童貞でコミ障)も同じ世界に転移していたことが判明し、その扱われ方が面白い。とにかく薀蓄に溢れた作品で、90年代のオタク系作品の匂いを感じさせてくれて嬉しくなる。
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異彩を放つ怪作。異世界転移をちょっと茶化したような設定で、クリーチャー娘(架空の人型モンスターのメス)へのエロありの濃密なフェティシズムと、「クリ娘」を解剖学的・生態学的・社会学的に成立させるロジックを追求するSFスピリッツが混じり合い、ちょっといびつな絵柄とも相まってかなりの珍味となっている。
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飴編がメインであとは脱力気味の小ネタ。
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かつての狂気じみたシュールさが弱まり、意外にもキャラクターを中心としたコメディギャグ調になってきた。最前線から一歩退いた感はあるが(歴史が示すとおりギャグマンガ家は極めて過酷な職業である)、奇しくもアニメ化に向けて出力調整が行われているようにも見えるのがなんとも皮肉である。
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完結。思いのほかストレートで浪花節なラスト。
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すばらしい。作者の「天帝シリーズ」と「セーラー服シリーズ」のクロスオーバー作品。各シリーズのメインキャラクターが探偵勝負で高校日本一を争う燃える設定で、本作には三本勝負の先鋒戦と前日譚(これも傑作)が収められている。競技のための非常に大がかりなミステリ劇に、「探偵」の役割(当然真相は知らない)で参加して対決する趣向とルール設定が絶妙で、読者は作中劇に対する推理と対決における戦略や駆け引きへのメタ推理の両方楽しめる。定番のねちっこい解決編も、探偵が二人なので必然多重解決となりボリューミーでお腹いっぱい。
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2巻で完結、傑作。1巻ではあえてわかりやすいヒップホップらしさのアピールを抑えて、「ラップで言葉を伝える」ことを抽出して少女の青春物語に外挿した点にオリジナリティを感じた。それが本巻では、貧困やマイノリティといった社会的弱者の状況に立ち向かうヒップホップのレベルミュージックとしてのスピリットを前面に押し出したストーリーを語り驚かされた。これを丸っこい絵柄と女子高生もののフォーマットでやってのける熱量と豪腕にいたく感動した。
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いよいよ本作の肝に踏み込んできた巻で面白い。『fate』聖杯戦争的バトルロイヤル+『C』マネー異能バトルというはっきりと前例のある設定を組み合わせた本作のオリジナリティが見えてきた感がある。富豪の〈御使い〉によるお金を湯水のように使うバトルのスケール感と、〈主人〉側の身を切るような資金を使ったビジネスでの闘いを並行して描くことで、「マネー」の仮想性と生々しさの両面を印象的に演出する手腕に引き込まれる。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2011/10/11(2505日経過)
記録初日
2011/09/29(2517日経過)
読んだ本
2707冊(1日平均1.08冊)
読んだページ
537223ページ(1日平均213ページ)
感想・レビュー
2659件(投稿率98.2%)
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