ある事が判明してからの怒涛の展開はすごかった。そこからはイッキ読み…。あらすじに『運命の輪は再び回りだす』とあるが、まさしくその表現がぴったりな怒涛の二転三転っぷり。大きな何かに翻弄されて、登場人物の歪み方もすごくて、なんとも言えない読後感でした。

タイトルに惹かれ、本屋でパラパラっと読んだときに「柿の種」のページに一気に引き込まれた。私も昔この「柿の種」をよく食べていたんだ……。出てくる食べ物一つ一つが美味しそうで、時に懐かしく、時に切なく、時に知らない世界を見せてくれて、心も満たされる一冊でした。柿の種を食べながら読んだり、パンをかじりながら読んでしまった。

ライトなミステリーが読みたくて。ちょうどその気分にぴったりだった。生活能力のない破天荒な探偵と、世話焼きで真面目な作家という王道コンビ。続編があるのかな？という終わり方だったけど、これ一冊で十分かな。

ある事が判明してからの怒涛の展開はすごかった。そこからはイッキ読み…。あらすじに『運命の輪は再び回りだす』とあるが、まさしくその表現がぴったりな怒涛の二転三転っぷり。大きな何かに翻弄されて、登場人物の歪み方もすごくて、なんとも言えない読後感でした。

十二人の名前が途中でごっちゃになって、「わかりやすいまとめとかないかなぁ」と安易に調べたら、うっかりネタバレを踏む。それでも、この十二人が最終的にどんな選択をするのか見届けたくて、読みすすめた。一人一人がキャラが濃くて、もしも自分がこの場にいたら…なんて考えてしまった。女子同士の、内心では相手を下に見ている感じ、めっちゃわかるな……。