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2024年11月の読書メーターまとめ

makisushi
読んだ本
10
読んだページ
2942ページ
感想・レビュー
10
ナイス
21ナイス

2024年11月に読んだ本
10

2024年11月のお気に入られ登録
1

  • みう

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

makisushi
ネタバレ読後は圧倒された。この内容をよく書いたと驚いている。取材と資料収集に相当時間を掛けたことがよく分かる。作者はもっと書きたかったのではないか?仏教界の改革を目指すある僧侶に京都の仏教界・役所・暴力団・大学等闇の部分の包囲と金が絡まり次第に見通しが分からなくなっていく。最後にやっと掴んだ権威も空しいものとなる。勝者はいない。続編は書かないで欲しい。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
10

makisushi
再読 毎度お馴染みの岸本ワールド。発想が超独特。これはエッセイ集なのか?ショートショート集なのか?どの作品も楽しませてくれる。題名から内容が想像できないものあります。「花火大会」は優れたファンタジーだ。また、イラストが良い。作品とよく合っている。星新一作品の真鍋博のイラストを思い出した。また読もう。
が「ナイス!」と言っています。
makisushi
再読。第一回大藪春彦新人賞受賞作。選考委員は今野敏と馳星周。この両名がこぞって推薦したのもうなずける。震災後の復興中の東北地方を背景にパチンコ屋の店長だった主人公が次第に原発等の復興ビジネスのおぞましい闇に引き込まれて翻弄されていく過程が見事に描かれている。また被災者と避難した先の地域住民との軋轢も克明に記している。最後は救われたのだろうか?いや凄い筆力である。
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makisushi
再読。筒井康隆の作品を17名の漫画家+本人が漫画化したもの。原作はすべて読んでいるのでそれをどのように表現しているかを確かめるのが楽しい。吾妻ひでお「池猫」がセリフが一切なくそれが却って怖さを増している。いしいひさいち「大富豪刑事」は4コマ漫画だがさすがに良く出来ている。その他の作品も感心させられるものばかりである。貴重な本である。
makisushi
再読である。今読んでも古くなく手放しで面白い。やはり作者は奇才・天才である。「鍵」は優れたホラーである。「死にかた」を最初に読んだときに小説は何を書いても良いのだということを再認識した。「ヒノマル酒場」に書かれているマスコミに対する鋭い批判は現代も状況は変わっていない。「発明後のパターン」「裏小倉」等の言葉遊びには感心させられた。ともかく作者の才能の一端がわかる本である。
makisushi
【図書館本】2018年に刊行された」一冊丸ごと筒井康隆本である。これを読め筒井氏のことが全てわかるわけでわない(当たり前である)これ以降も色んな作品を生み出している。他に比べるもの無き巨人である。多くの方が筒井氏の影響を受けているのがよく分かる。内容は十分楽しめる。筒井氏の「SFはジャンルじゃない」「SFは、超虚構性を成立させるための、「ものの見方」である」という言葉が気になった。常に先を行く筒井氏を正しく評価できる人はいないのではないか? (小松左京と同様に) もう一度作品を読みなおそうと思う。
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makisushi
【図書館本】岸本佐知子氏の翻訳書を読んでみようと借りた。10名の作家の11作品の短編集である。どの作品もアイデアがすごく個性的である。翻訳者の個性がそのまま出ているようだ。アリサ・ナッテング「アリの巣」にはあ然とした。どうしたらこの世の作品が作れるか不思議だ。でも恋愛小説である。同じ作者が「亡骸スモーカー」のような何とも素敵な恋愛小説を書いているからすごい才能だ。ほかの翻訳書も読んでみたくなった。
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makisushi
【図書館本】7名の作家によるエロスをテーマにしたアンソロジー。小池真理子、桐野夏生、石田衣良等の作品は各々個性的で楽しめる。なかでも野坂昭如「エレクションテスト」には爆笑した。高齢化社会の財源不足への対策として考案されたのが『ET法』内容は期さないが20年以上前に書かれていたとは忍法帖驚き。野坂昭如にしか書かけない。さすがである。山田風太郎「淫の忍法帖」はお得意の忍法ものである。よくもまあ次々とこんな忍法を考え付くなと感心する。最後は切ないが大いに楽しませてもらった。
が「ナイス!」と言っています。
makisushi
ネタバレ【図書館本】シリーズ4作目。イヌガミさんらが移動でいなくなって人が入れ替わった図書館に新人図書館司書として赴任してきたケンちゃんこと犬上君が主人公としてトラブルを起こしながら苦心しながら周りのみんなに助けられて成長していく1年間の話。最後に淡いロマンス(?)も芽生えかける 。超個性的な霜月さんや青柳さんもとても良いし内海さんもポイントとなっている。ちーちゃんが少しずつ成長する姿もほほえましい。いつもながら心がほっこりする。いつも通り表紙のイラストと巻末の作品紹介は素敵である。
makisushi
【図書館本】シリーズ3作目。今回も奥深い話でした。「かいじゅう」とはうまく名付けたものだ。こういうふうに考えるとかなり分かり易くなる。それにしても作者は子供の表現の仕方が巧みであると感心する。また、いつもながら巻末の本の紹介も詳細でよい。それに表紙のイラストもつい手に取って読みたくなる素敵である。
makisushi
ネタバレ読後は圧倒された。この内容をよく書いたと驚いている。取材と資料収集に相当時間を掛けたことがよく分かる。作者はもっと書きたかったのではないか?仏教界の改革を目指すある僧侶に京都の仏教界・役所・暴力団・大学等闇の部分の包囲と金が絡まり次第に見通しが分からなくなっていく。最後にやっと掴んだ権威も空しいものとなる。勝者はいない。続編は書かないで欲しい。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/09/29(447日経過)
記録初日
2023/07/05(533日経過)
読んだ本
224冊(1日平均0.42冊)
読んだページ
79675ページ(1日平均149ページ)
感想・レビュー
126件(投稿率56.3%)
本棚
0棚
性別
現住所
大阪府
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