良いお話だった。あまりにハラハラして読むのを中断した場面もあったし、一緒に胸が締め付けられることも度々あった。そして何より最後に主人公の姿に安堵した。

片付けアドバイスを読むと処分する際に必ず、欲しい人に譲るとか、売るとか書いてあって、それが何だか人に押し付けてるようだし、ただの建て前のようで好きではないけれど、こんまりさんは一切そうは書いてなかった。 魔法とおっしゃっているが、全てに対して負の感情を排除されていて、人生が好転していく理由は魔法ではなく明らかなものだとおもった

断捨離の本などは読んだけれど、ご本人の雰囲気とときめくという言葉にどうもメルヘンチックなものを感じてしまい、今まで敬遠してきたけれど、「家事か、地獄か」の中でオススメされ、今更ながらに読んでみた。想像通り乙女チックな方であるようだけれど、子供の頃からの膨大な経験があるので、たくさん刺激をうけた。捨てるを終わらせる！は名言だと思う

この方の暮らしぶりはかなり極端な暮らし方ではあるけれど、なるほどと思える部分もあり、一方でえ〜っ？？？と感じだことも結構あった。しかし、自分の世話は自分でみる！ことには大いに賛同。100％の家事分担で、家政婦さんだと自認してきたけれど、家事は自分へのおもてなし、自分のために整えると気持ちが切り替わったことはこの本のおかげ。

良いお話だった。あまりにハラハラして読むのを中断した場面もあったし、一緒に胸が締め付けられることも度々あった。そして何より最後に主人公の姿に安堵した。

読み進めて行くうちに自分の内にあるものすごく小さい寂しさをピンポイントで刺された感じ。どうにもならない孤独感。ラストはそれでもそうして生き続けていく姿が感じられる、つくるも私達も。

直木賞作品をチェックしていて積読本にあるのを思いだし読んだ。後半主人公が父親の言葉を 氷の表面を滑るがごとしと例える場面で とても印象深い言葉だったので思い出した… この本は既読だった。しかし内容は全く覚えてなかった。

伝記モノが好きなので楽しみに読んだけれど…う〜ん最後まで惹き込まれなかった。熊楠という人自体に魅力がないせいなのか？あの美少年兄弟に頼りすぎだと思う。

ドラマの影響で久しぶりの海堂作品。ストーリー展開は面白いけれど、やっぱりウンチクが多すぎる…も少し読み易いといいんだけれど。