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2024年11月の読書メーターまとめ

ぶんちょう
読んだ本
4
読んだページ
1518ページ
感想・レビュー
4
ナイス
19ナイス

2024年11月に読んだ本
4

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぶんちょう
欺す衆生のような金、欲望小説。読んでてかなり面白かったんだけど、欺す衆生のフォーマットを主人公お坊さんに変えて書いただけって感じがした。そう思うのはやっぱ宗教に対する書き込みと小説的なつながりが薄いからだとは思う。宗教内部での権力闘争は、企業に置き換えても何ら違和感が無い。宗教的な葛藤は無いというか、薄い、表層的である。この表層さは小説のリアリティ構築には貢献してたと思うけど(坊さんも同じ人間なのだという)、ただ個人的に求めていたのはフィクションとしての強度であり、それを支えはしてなかったと思う。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
4

ぶんちょう
山田、石井、木村と読んだが良いとこも悪いところも変化なくて、作風の広さよりも作者としての幅の狭さを示したような気がしなくもない。良いところは会話で、悪いところは物語の薄さ、重層性の無さだ。エンタメに向いてないなと思う一方純文に向いてるかというとそうでもないきがする。終盤はかなり笑ったけど舞城王太郎ぽさがよぎりまくった。自分が悪いと思うけどよぎりまくったのだから仕方ない。そしてこの作品として必要なところと、良いところが別すぎるのもしんどい。まあまた次も読みたいと思うので、そろそろ自分の型をみつけてほしい。
ぶんちょう
2024/11/30 22:13

小さくまとまった作品よりも大きく広がっていきとんでもないことになる作品がこの作者からでたら良いな

が「ナイス!」と言っています。
ぶんちょう
当時、剰余価値は剰余労働から発生する、つまり生産過程から発生するというマルクスの読みが中心だったところで、いや利潤つまり剰余価値は交換過程から発生するとも書いてあるよね、というマルクス内の矛盾を発見して、価値形態論からマルクスを読んでいくという方法で書かれた本と理解した。たしかに読みとしては面白いしマルクスの意図から外れていくのも良いと思うのだけど、結果何が発生したのだろうか。後人という意味では岩井克人の貨幣論なんだろうなあ。貨幣までしっかり語ってくれないとただの誤ったマルクス解釈でしかないと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぶんちょう
欺す衆生のような金、欲望小説。読んでてかなり面白かったんだけど、欺す衆生のフォーマットを主人公お坊さんに変えて書いただけって感じがした。そう思うのはやっぱ宗教に対する書き込みと小説的なつながりが薄いからだとは思う。宗教内部での権力闘争は、企業に置き換えても何ら違和感が無い。宗教的な葛藤は無いというか、薄い、表層的である。この表層さは小説のリアリティ構築には貢献してたと思うけど(坊さんも同じ人間なのだという)、ただ個人的に求めていたのはフィクションとしての強度であり、それを支えはしてなかったと思う。
が「ナイス!」と言っています。
ぶんちょう
クレイジージャーニーの呪物コレクターの家と同じくらい大量の呪物がでてきて笑っちゃたよ。雑魚呪物の説明したあと、これはさっきの雑魚呪物を凌駕する特級呪物だ!みたいな話が序盤から延々と続き、こっちは呪物マニアちゃうんやぞってツッコミながら読んだ。何がしたいんだこれ。メインキャラクターの霊能者の女の見た目がロードオブザリングのゴラムらしく、なんでそんな業を負わせたのか。可哀想だろ。あとこんなに貴志祐介って文章下手だったけ。エンタメはシンプルで良いと思うけど陳腐な表現が多くてキツかった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/11/25(392日経過)
記録初日
2023/11/29(388日経過)
読んだ本
102冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
35777ページ(1日平均92ページ)
感想・レビュー
33件(投稿率32.4%)
本棚
1棚
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